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ああ、異能綱引き、すごく熱かったですね!黒崎の剛腕、九条の鉄化、結城の結界に御影の影潜り、白峰の雪結晶まで——それぞれの異能の個性が競技の駆け引きにしっかり生きてて、読んでてワクワクしました。特に白峰の「滑るよ」は、直接攻撃じゃないけど戦術として鮮やかで痺れました。天城が「みんなすごいな」と見守る視点も、彼の内面の成長を感じさせて良いですね。次はリレーか…20%の脚でどう走るのか、続きが気になります!
「次の競技は――異能綱引き!」
実況の声が競技場に響いた。
「異能綱引き?」
天城が首をかしげる。
「普通の綱引きじゃないの?」
黒崎が綱を見ながら答える。
「異能の使用が許可されている。」
「つまり、異能を使った綱引きだ。」
「それって……。」
天城が綱を見る。
「めちゃくちゃにならない?」
「なるだろうな。」
黒崎は平然としていた。
試合開始。
「よーい――!」
「スタート!」
両チームが一斉に綱を引く。
だが。
「《剛腕》!」
黒崎の腕が一気に膨れ上がる。
「うおおおお!」
地面を踏みしめ、一人で綱を引き戻す。
「一人で押し返してる!?」
観客席から歓声が上がる。
その隣では九条が身体を鉄化させていた。
「動かないぞ。」
鉄のように重くなった身体で地面に踏ん張る。
「二人とも強すぎるだろ!」
一方、相手チームが一気に引き始める。
「今度はこっちだ!」
その瞬間。
「《結界》。」
結城が地面に透明な結界を展開した。
足元が固定される。
「これなら……!」
さらに御影が影へ潜る。
「……後ろ、もらった。」
相手側の影から現れ、綱を引く。
「うわっ!?」
戦況が一気にC組へ傾いた。
「すげぇ……。」
天城は思わず見入っていた。
自分のように速さだけを追求する者。
黒崎のように力で押し切る者。
九条のように防御を極める者。
結城のように異能を補助へ使う者。
御影のように奇策を使う者。
全員、戦い方が違う。
そして。
「《雪結晶》。」
白峰が手をかざす。
綱を握っている手元が一瞬で凍りつく。
「え?」
「……滑るよ。」
相手チームの手から綱がずるりと抜けた。
「うわあああ!」
そのままC組が一気に綱を引く。
勝利。
観客席から大きな歓声が上がった。
「C組、また勝った!」
「今年のC組どうなってるんだ!?」
実況も興奮している。
『またしてもC組です!』
『今年の一年C組、本当に粒ぞろいです!』
天城は笑った。
「みんな……すごいな。」
黒崎がこちらを見る。
「お前も他人事じゃない。」
「え?」
「次はお前の番だ。」
次の競技。
大型モニターに表示された種目を見て、天城は目を見開いた。
『次の競技――異能リレー!』
「リレー……。」
天城は自分の脚を見る。
20%。
今の自分なら、どこまで走れるのか。
体育祭は、さらに激しさを増していく。
#不定期更新
みたらし団子
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