テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
初めて…ではないけれど!
なんか、設定が好きすぎて書きたくなった!!
(ただの自己満ですッッ)
下手でも許して下さいッ
⚠︎ 中太
⚠︎ 百合
⟢ 設定
⟡ 中原 中也
年齢 : 26歳くらい
etc :
実力派女優 。冷静&クール
感情をあまり見せることなく、塩対応で有名。
⟡ 太宰 治
年齢 : 20歳くらい
etc :
若い国民的アイドル 。笑顔が武器!
ピュア可愛いのが特徴。(本人自覚なし)
気になる人。
ステージの光が、いつもより眩しく感じた。
「みんな、
今日も最後まで楽しんでいってねー!」
笑顔を浮かべて、手を振る。
会場から歓声が返ってくる。
その響きが好きだ。 熱気、スポットライト、ファンの瞳。
何度も見た景色のはずなのに、今日は妙に落ち着かない。
__なんでだろう。
イントロが流れる。
体は自然に動く。歌い出し、ダンス。
いつも通りのパフォーマンス。
完璧にやれる自信がある。
……なのに、なぜか、胸の奥がざわついていた。
ふと、視線を横に流す。
アリーナ席の奥、ライトの向こう__。
そこに、見知った顔があった。
「――ッ……ぇ」
時間が止まった気がした。
冷たい、無表情の横顔。 長身で、スーツのような落ち着いた服装。
信じられない。
あの顔を、自分が見間違えるはずがない。
俳優・中原中也。
……なんで、中也さんが……ここに?
「な、なななな、なんで……!?」
声に出しそうになって、慌てて飲み込む。
カメラが回ってる。ファンが見てる。
__落ち着け、太宰。プロでしょ、私!
笑顔を崩さないように口角を上げる。
でも、視線はもう逸らせない。
中也さんは、こっちをじっと見ていた。
冷たい瞳……なのに、どこか熱を帯びているような、射抜く視線。
指先が震える。
なんで今、ここにいるの――?
中也さんには私はどう映っているんだろう_?
ダンスのステップを一瞬間違えた。
やば、と顔に出ていたらしく、 ファンは「可愛い!」と歓声を上げるけど、
私の心臓は全然可愛くないッ!!
__ドキドキ、ドキドキ。
音がマイクに入るんじゃないかってくらい。
……考えちゃダメ。集中しなきゃ。
歌詞、歌詞、次の歌詞は――
「あ……っ」
やば。歌詞、飛んだ。
「ゃ、ど、どうしよう緊張しすぎて歌詞飛んじゃった…///」
と告げると、 ファンは 「初曲だもんね~!」なんて声を上げさらに沸いたけど、正直それどころじゃない!
心はもう、完全に持っていかれていた。
なんで来てるの、中也さん。
あたしと、中也さんなんて、接点ないのに。
知ってるよ、もちろん。超有名な俳優だもん。
クールで、実力派で、いつも冷たい目をしてる。
テレビ越しに見てたその人が、今、客席で私を見てる。
その視線が、焼き付いて離れない。
__どうしよう、これ。
⟡⟡︎︎⟡︎︎⟡
「……はぁ……」
ライブが終わって、楽屋に戻る。
全身が汗で濡れてるのは、パフォーマンスのせいだけじゃない。
座り込んで、ペットボトルを握りしめる。
頭が真っ白。
あの後、なんとか笑顔でやり切ったけど、正直、覚えてない。
……ほんとに、いたよね?中也さん。幻じゃないよね?
「ねぇっ!!」
思わず、楽屋にいたマネージャーに声をかける。
「ど、どうしたの太宰さん?」
息を整えながら、必死で尋ねる。
「……今、日本の客席に、中也さんいたよね?!俳優の、中原中也さん!!」
「え、中也さんって……あの……?」
「そう!そう!!冷たい顔のかっこいい女優さん!!」
「……あー……いた、かも?SPついてたし……」
いたんだ、本当に。
マネージャーの答えを聞いた瞬間、胸がぎゅっと締め付けられる。
どうして来てたの__?
私を見て貰えたの__?
答えは出ないまま、スマホを手に取る。
ネットニュースを開くけど、もちろんまだ何も出てない。
その日はいつも以上に笑みが溢れる
輝いた日だった。
コメント
7件
めっちゃ好き…🫶💝 やっぱりにょたちゅやがかっこよくて冷淡な感じが癖なんだなぁ、、 にょた太が可愛くてピュアなのが..もう、、本当にLOVE💕 こういう神作品を見ると書きたくなるな...✍️
完 っ 全 に 自 己 満 。 。