テラーノベル
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リョーコ「ほい、じゃあみんな手元に配ってあるプリントに目ぇ通してください」
そう言われて全員が何か長々と書かれたプリントを手に取り、簡単に目を通す。
しかしそのプリントは文字数が多すぎて、何が言いたいのか全く分からない。
もっと簡単にまとめることは出来ないのだろうか。
リョーコ「これから皆さんに参加してもらうプログラムの内容が書いてあるんで…1行目マックスくんから読んでください」
マックス「えっ…えーっと…刑期計上プログラム概要。惑星連邦の刑事施設における……───」
まさか自分から声に出して読むとは思っておらず、腑抜けた声を出したマックス。
しかし驚いた声もすぐに収め、頭をかきながらプリントを声に出して読み始めた。
───────────────︎︎────────
──20分後──
マキナ「警察官のみによって判断され、これをもってプログラムの完了とする…」
リョーコ「はい、ありがとうございまーす。みなさん書いてある事は大体分かりましたよね?」
リョーコがそう言うとカナタとチハルが「全然分からなかった」と不満の声を漏らす。
パッと見は分かりにくいし、長いなとは思ったけど読めば何となく分かった気はする…
それでも──とマキナ以外理解してない様子だった。
アカネ「結局どうなったらプログラム終了なんだ?」
リョーコ「静かに〜」
マキナ「え、要は刑務所パンパンだから代わりに社会奉仕活動して償えってことっしょ?」
マキナが短く的確に要点だけを絞ってまとめると、リョーコは「まあ…そういう事なんですけど…」と言った。
するとまた周りから「だったら最初からそう書けよ…」と不満の声が溢れ出す。
リョーコ「うるさいですー、何か質問ありますか?」
リョーコが宥め、質問を受け付ける。
チハル「はぁい」
リョーコ「はい、クジョウさん」
チハルが手を挙げ「この奉仕活動ってどんぐらいかかる感じですか?」と聞いた。
アンサーは大体1週間ぐらいで終わるとか。
まあ…もう言わなくても分かるだろうけど、その答えでまた不満の声が出た。
リョーコ「他質問?」
カート「はい」
リョーコ「もぉなに?」
カート「具体的に『奉仕活動』って何するんすか?」
リョーコ「だ!からそれはフツーに良い質問だ」
あの部屋から出て現在居る場所は新如月駅。
急になんで駅?って思うだろうが『奉仕活動』の話をするから一旦行こうとなった。
ちなみに駅には”ミルキーサブウェイ”と呼ばれる正式名称”AM24の惑星間走行電車”が止まっている。
リョーコ「この電車は地球歴72年にタイタン工業が作って、それ以来中武鉄道が運用してます。ただご覧の通り長いこと使われてる影響で非常に汚いです!」
「”ミルキーサブウェイの掃除”!これが皆さんの今回の社会奉仕活動です!」
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