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無気力組推し‼︎
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ヤバいヤバいヤバい!
今日は高校の入学式。僕は新入生代表挨拶を頼まれている。それやのに、遅刻しかけてる。理由は単純。昨日の夜、遅くまで挨拶の練習をしてたから、寝坊した。我ながら情けないな、と電車の中で思う。
保「早よ着かへんかなー…」
思わず声に出てしまった。前に立っているおばさんが、一瞬こちらを振り返った。
やっと高校の最寄りに着いた。早よ向かわなガチで遅刻する。
早足で学校まで歩く。
ドンっ
保「わっ」
後ろからぶつかられて、思わず前に転びそうになる。すんでのとこで踏みとどまって、後ろを振り返ると、尻もちをついて痛そうにしている人がいた。その人は…
保「あんた、◯◯高の人か?」
僕とおんなじ制服に身をつつんでいた。
?「あぁ、そうだよ。…っ!?」
その人は、尻もちをついたまま僕の顔を見上げて、厚い前髪の隙間から覗く目を目一杯見開いた。
?「っ…ごめん!ごめんな、保科…」
僕がなんなんや、と思ってたら急に謝ってきた。なんで僕の名前を知ってるのか、何に対して謝ってるのか、僕らは会ったことがあるのか。疑問はいくらでも出てきた。
保「えっと…」
僕がなんて返そうか迷ってる間に、その人は、文字通り逃げるように、僕の前から走り去った。
僕はしばらく呆然としていた。どんくらいの時間が経ったんかは知らんけど、僕は入学式の事を思い出して、急いで高校に向かった。さっきの人の事は色々気になるけど、今は入学式の方が優先。それくらいの判断は出来た。
約1時間半が経った頃、僕は入学式の挨拶を無事終えて、帰ろうとしていた。
あ、朝の人。
保「あの…」
僕が声をかけるとその人は
?「っ!?」
一瞬驚いた顔をして
?「っ!」
ダッと走っていった。僕は2回も逃げられる訳にはいかんと思って、すぐにその人を追いかけた。
保「あの!」
追いついた僕は、その人の肩を掴み、強引に振り向かせた。
保「なんで逃げるん!僕なんも分からへんやんか!」
息切れもあって、僕が少し声を荒げると、
?「うるさい!ボクだって混乱してるんだ!ちょっと整理させろよ!」
と怒鳴り返された。
保「は?意味分からへんわ。アンタが何整理するねん」
?「うるさいうるさい!ちょっとどっか行け!」
保「は?アンタがどっか行ったらええんちゃうの。僕は朝からアンタが言うてる事一つも理解でけへんねんけど。説明する気ないん」
?「だからそれを考える為にどっか行けって…」
その人は急に静かになったかと思うと
?「…ごめん」
また謝ってきた。
保「…だから、何がなん」
?「…」
その人は僕の問いに答えることなく、背を向けて去っていった。
保「…なんなん」
僕の独り言は、夕焼け空に溶けていった_
ギュッ
一「そうしろー!お疲れー!」
はー…この兄貴はほんまに空気読まへんよな…
保「暑い。どいて」
一「えー?もうー嬉しいくせにー」
と言って僕のほっぺをつんつんしてくる。
保「嬉しないわ。早よどけ」
一「…つれへんヤツ」
と言って、渋々僕から離れる兄貴。
はぁー…なんなん、このブラコン兄貴。
保「…早よ帰んで」
一「おう」
明日なったら、あの人が言うてる事も、ちょっとは分かるんかな
コメント
1件
うわ、この出会いめっちゃ気になる展開ですね…! 関西弁の主人公、めっちゃ好印象すぎます😭💘 相手の人がなんで名前知ってて逃げるのか、まだ全然わからなくて続きが気になりすぎます〜! それに「ギュッ」からのブラコン兄貴でちょっと笑いました。次話楽しみにしてますね🥀