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プロローグ
飛び飛びですが、好評でしたら細かく作っていきます。省かれているところは点線を引いているのでわかると思います
天ノ川が綺麗に橋を架ける。月が天たの星を引き連れて昇っていく。果たしてベガとアルタイルは出会うことが出来ただろうか。運命のベガとアルタイル。互いが互いに運命である可能性、それはとても低い物なのではないか?ベガが運命だと言う人は他にもいるかもしれない。それはアルタイルにも同じことが言える。口頭で運命だと伝えたら運命になるだろうか?出会って一目惚れをしたら運命になるだろうか?ベガとアルタイルは円満の恋人だったから運命だったのか?円満じゃない運命は運命とは言わないのか?運命と書いて《さだめ》と読む事がある。つまり運命は予め決まっている事だ。と考える人が多いと思う。でも俺は運命は勝つべくして勝ち取る。運命なんて捻じ曲げれる。そう思っている。ただ、俺が運命に対しこのような考えを持つことすらも運命だとしたら…。
『運命ってなんだろう』
最近よく考えることだ。でも結局行き着くのは”よくわからない”だ。本当に、運命ってなんだろうな。
✧
「花火大会、一緒に行かないか?」
遥か遠くから届く誰かの声。優しく包み込むような音色がその見目麗しい顔に………
あれ、どんな顔だっけ。この声、この場所、すごく多幸感に包まれて一生ここに居たくなる。
「嗚呼、ずっとここに居たい…」
ピピピ ピピピ ピピピ
一定のリズムを刻む電子音で目が覚める。いつも見る夢。でもこの夢の正体が分からない。
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「貴方もちょっと子供すぎるんじゃないですか?」
「顔もそうですけど、性格も。」
「いや顔は変わってる。絶対。」
「いや変わってませんよ。嫌いじゃありませんけど、」
1年前に酒が飲めるようになった俺は─ドイツではもっと前から飲めるけど罪悪感があって飲めなかった─時々こうしてネスと飲んでいる。
「そういえば俺、最近変な夢をみるんだ」
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「きっと世一の運命は俺じゃない。でも俺の運命はお前だ。そして運命とは自分で奪い、勝ち取る物。絶対に世一の運命の相手を俺にしてやる。」
それを堂々と言うカイザーは婀娜婀娜しく、それでいて優しく、ピッチとはまた違う顔をしていた。
世一の色白な肌、紅頬、年齢と比例しない顔、パタパタと瞬ぐ眸、全てを愛している。” あなたが普通じゃないから世界はこんなにも美しい”イミテーションゲームを初めて見た時に聞いた言葉だ。それがこんなに適している相手を見つけるとは思ってもいなかった。
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僕から見た貴方の瞳には今様色が嘲るように光っていて、美しい瑠璃紺と混同し、鮮やかなパレットを作っていた。それでも貴方から見た僕の目にはきっと貴方しか写っていない。写さないことなんで出来やしない。気づいたら目で追って、笑顔を見て絆されて、それが自分以外だとすごく苦しいんです。でも貴方は僕を見ないのだからそれにすら気づかない。
続きはもし伸びたら作ります
伸びなかったら多分消します