コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
???「………ん…………げん!人間!」
勇者「ん…ここは…」
銀河「起きたか人間」
ピン「あぁ、目が覚めたんですね?」
ポラリス「驚いたよー?まさかケン様が人間を倒すわけないもんね」
勇者「銀河…ケンは…?」
銀河「雲の上にいるんじゃないか?」
勇者「僕…もう一度行って来るよ…今度はケンを止めないと…」
銀河「おいおい…お前さっきまで気絶してたんだぞ?そんな体で行くのか?」
勇者「それでも止めないと…」
ポラリス「一応、傷は治ったみたいだね?あのおばさんが治してくれたんだぜ?」
勇者「おばさん…?」
ママ「勇者君…ごめんなさい…私のせいでこんなに傷だらけになって…」
勇者「でももう治ったよ…僕は大丈夫だから………それよりも…大変だ!丘に行かないと」
銀河「丘?なら連れて行ってやるよ」
ポラリス「じゃあ、僕はここでおばさんと待ってるよ!ピンもここにいるよね?」
ピン「私も…疲れたので動けそうにないです…銀河、お願いしますね」
銀河「あぁ、人間…行くぞ」
勇者「うん!」
銀河「背中に乗ろうとするな!」
勇者「ひぃ!」
勇者「みんな!」
岩じい「おお、帰ってきたか坊や…?」
銀河「………よう岩じい」
岩じい「銀河!?銀河か!おぉ長らく顔を見ていなかった…安心したよ…君のご両親も心配していた…たまには顔を見せてあげなさい」
銀河「…気が向いたらな…」
勇者「レイン…ジュピター…タイ…僕もう一度雲の上に行きたいんだ…どうしたら良いかな…」
レイン「…もう一度…と言うことは一度は行ったと言うことですね?どうでした?」
勇者「…ケンは、元気そうだったよ…」
ジュピター「ケンは本当にいたのか!?ケンは俺の妹なんだ!絶対に一緒に家に帰るんだ、そして一緒にお昼寝して…遊んで…楽しみだなぁ」
勇者「………あーー…ってことはケンのお兄ちゃんって…」
ジュピター「あぁ!もちろん、俺のことだ!ケンが俺のことをお兄ちゃんって…お兄ちゃんか…て、照れるな…」
勇者「あー…」
レイン「それで…ケンは何を言っていたのですか?みたところ、連れて帰ってはいないようですが、それどころかどんどん風が強くなる一方ですよ?」
勇者「……実は…えっと…」
銀河「ケンはジュピターと国王に復讐したいそうだ、つまりそいつらを差し出せばすぐ終わるんじゃないか?」
レイン「何を言い出すんですか!?それならケンを倒せば解決でしょう!?」
ジュピター「レイン!俺のケンに指一本触れてみろ!俺の『シャープ・ダイアモンド』がお前の脳天かち割るぞ!」
レイン「………相変わらず乱暴な…ならどうするんですか?彼は賢者の石を取り込んだ…向こうもこちらを殺す気でくるのなら、こちらも殺す気でいかないと勝てるわけがないでしょう?」
国王「すまない…あんまり歩いてないせいで…ここまで来るのに時間がかかってしまったね…」
タイ「国王ーやっと来たんだ、待ってたんだよ〜?」
岩じい「王、話がある」
国王「…!い、岩じい…」
岩じい「貴様今まで何をしておった!!ここまで放置していたのか!?わしが言ったことも…お前さんには…右から左…じゃったのか……!」
国王「そ、そんな訳では…」
岩じい「失望したよ…わしが間違っていた…あの時…わしはお前さんを信じて…あの子を返しただがこれは何じゃ!あの子を…ケンをここまで追い詰めたのは国王、お前じゃ!」
レイン「岩じい、その話は…それに今はケンをどうするか…ですよね」
国王「………すまない…」
ママ「勇者君…これからこの国…いいえ、私達に何があったのか、話します」
国王「…!帰ってきたのかい?あぁよかった…私はずっと君のことを心配して…」
ママ「あなたは黙ってて…!もうあなたとは関係ないの、醜い魔物…いいえ、モンスターに成り果てたあなたはもう…私の夫ではありません!あの時はっきりとそう言いましたよね?」
国王「すまない…」
ジュピター「母さん…?」
勇者「昔の話…って?」
ママ「そう…あれは…ケンがまだ卵から生まれてすぐの事だったわ…」