テラーノベル
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続きです
永久 「深夜に戦闘とは、悪いね~。」
爆豪 「、、何してやがる。さっさと氷を、」
永久 「やだよ。今すっごく、ヒーローどもを殺したい気持ちなんだけど、」
緑谷 「っ、、!」
永久 「まぁいいや、、、ねぇヒーロー、」
オールマイト 「、、あぁ、2人を相澤君に届けた後、全ヒーロー教師を集合、、だろう?」
永久 「正解。」
爆豪 「待て、ッ、お前まさか、!!」
永久 「ちょっとケジメつけてもらうだけだってば」
緑谷 「っ、、」
永久 「そんな目で見ないでよデク。ヒーローなのに、
ヴィランみたいな目で見てこないでよ怖いなぁ、」
緑谷 「、、氷、、おろして。」
永久 「はぁ、、何で私の幼馴染はこうも、ヒーローが好きなのかなぁ、」
永久はおとなしく氷を下す。
永久 「ここで待ってる。」
オールマイト 「、、わかった。」
相澤 「事情はどうあれ、私闘は重大な校則違反だ。弁解の余地はないな。」
相澤の捕縛布が、戦い疲れた二人の身体を容赦なく締め上げる。
爆豪は抵抗せず、ただ暗い床を見つめたまま。緑谷もまた、
唇を噛んでその重圧を受け入れた。
相澤 「爆豪は四日間。緑谷は三日間。外出禁止、寮内の清掃、
そして謹慎だ。いいか、次はない。次に同じ真似をすれば、即刻退学だ。分かったな。」
爆豪 「、、、っす。」
緑谷 「、、はい。」
二人がそれぞれの部屋へ引きずられていく中、
寮の談話室は凍りついたような静寂に包まれていた。
オールマイト 「相澤君、」
相澤 「はい?まだなにか?」
オールマイト 「全教師を集合させてくれ、まだ寝ていないはずだ。
敵愛少女が呼んでいる。」
相澤 「!、、わかりました。全員にヒーロースーツの着用も言わないとですね、」
オールマイト 「ははっ、そうだね、、、」
グラウンドβの瓦礫が転がる中央広場。
そこには、静寂を切り裂くような冷気と、
立ち並ぶプロヒーローたちの殺気が渦巻いていた。
オールマイトは相澤消太に爆豪と緑谷の二人を引き渡し、
事の経緯を短く伝えた。相澤は表情を変えず、
二人の首根っこを捕まえるようにして捕縛布で拘束すると、
容赦のない「謹慎」を言い渡した。
だが、本当の「夜」はそこから始まった。
オールマイトの要請――いや、正確にはその喉元に
氷を突きつけた少女の「要求」により、
雄英高校の教師陣がこの破壊された市街地演習場へと集められた。
ビルの屋上の縁に、一人の少女が座っている。
赤髪が夜風にたなびき、彼女の周囲だけが異常なほどに白く凍りついている。
マイク 「おいおい、こんな時間に呼び出しておいて、
随分と高いところから見下ろしてくれんじゃねぇか、特待生!」
ミッドナイト 「空気、冷えすぎじゃない? 彼女、本気で怒ってるわね。
冗談じゃ済まないわよ、これ」
永久は、ゆっくりと立ち上がった。 その瞳には、
かつて見せていた気怠げな色も、ゲームに没頭するような無邪気さも一切ない。
そこにあるのは、自分たちを守るはずの「大人」
という盾の脆弱さ、機能不全に対する、根源的な失望だった。
永久 「、来たんだ。案外、早いね。
自分たちの失態を突きつけられるのは、嫌いじゃないってこと?」
その声は、鋭利な刃物のように冷たく、教師たちの鼓膜を刺した。
相澤 「敵愛。話なら、明るくなってから校長室で聞く。
今は寮に戻れ。これ以上、事態を悪化させるな」
永久 「事態を悪化させたのは、私じゃない。あんたたちだよ、相澤」
彼女はビルの縁から、ふわりと飛び降りた。着地と同時に、
彼女の足元から半径数十メートルにわたって地面が瞬時に凍結し、
鋭い氷の棘がプロヒーローたちの足元を威嚇するように突き出す。
永久 「あいつが、、勝己が、自分の内側でどれだけボロボロになって、
自分を責めて、出口のない暗闇にいたか。あんたたち、気づいてた?
ずっと隣にいたはずなのに。教育者なんて名前を語っておきながら、
あいつの心が壊れるのをただ眺めてただけじゃない?」
オールマイト 「敵愛少女、、それは、私の不徳の致すところで――」
永久 「黙れよ、ヒーロー。お前が一番最低だ。勝己の前で、
見せつけるようにデクを可愛がって。
あいつがどんな気持ちであんたの後ろ姿を見てたか、
想像すらしてなかったんだろ? 助けて、勝つ。勝って、助ける。
そんな綺麗な言葉、今のあいつに、どの口が言えるんだよ」
永久の周囲の気温が、さらに数度低下する。彼女の怒りは、
もはや言葉で収まる段階を超えていた。
セメントス 「敵愛くん、感情に任せて個性を振るうのは感心しないな。一度頭を冷やしなさい」
セメントスが地面に手を触れ、コンクリートの壁を隆起させて永久を閉じ込めようとする。
だが、その壁が彼女に届く前に、永久が指をパチンと鳴らした。
コンクリートそのものが内部の水分ごと凍結し、粉々に砕け散った。
永久 「教えることなんて何もないくせに、偉そうに説教しないで。
あんたたちが守れなかったものを、私が、私のやり方で守るだけ」
相澤 「、、やめろと言ったはずだ」
相澤の目が赤く光り、髪が逆立つ。個性を打ち消す「抹消」が発動した。
永久の周囲を舞っていた冷気が一瞬で霧散し、彼女の絶対的な支配力が奪われる。
マイク 「よし、イレイザーが止めたぜ! 今のうちに収容して――」
だが、永久の動きは止まらなかった。 彼女は背負っていた黒いケースから、
どこで手に入れたのか、重厚な鉄パイプを引き抜いた。
ミッドナイト 「個性なしで、戦うつもり!?」
永久は、一切の躊躇なく地面を蹴った。抹消されている間、
彼女の身体能力は個性に頼ったものではない。
純粋な体術と、研ぎ澄まされた殺意。 相澤の懐に飛び込むと、
鉄パイプを容赦なく横一文字に振り抜く。
相澤 「(速い、、!)」
相澤は間一髪で捕縛布を盾にして防ぐが、鉄パイプが叩きつけられた衝撃で腕が痺れる。
少女の腕力とは思えない重さだ。
永久 「あはっ、個性が消えれば無力だと思った?
残念。私は、あんたたちヒーローを一人残らず叩き潰すためなら、
泥を啜ってでも戦う覚悟ができてるんだよ」
マイクが音響攻撃を仕掛けようと息を吸い込む。
だが、永久は相澤の影に隠れるように移動し、マイクの視線を遮りながら、
足元に転がっていた瓦礫を鉄パイプでゴルフのスイングのように弾き飛ばした。
マイク 「、ッ、ガッ、!」
瓦礫がマイクの腹部を正確に捉える。
永久 「うるさいんだよ。、あんたの叫びは、何の救いにもならない」
セメントスが再び壁を作り、ミッドナイトが香りを振りまく。
永久は息を止め、抹消が解ける一瞬の隙を狙って、再び鉄パイプを振り回す。
相澤の捕縛布が蛇のように彼女を絡め取ろうとするが、
永久はわざと自分の服を犠牲にして回転し、布の隙間を潜り抜けた。
永久 「所詮ヒーローは守るとか、救うとか、口先だけの連中。
あんたたちが勝己を傷つけた罪は、、、その身体に刻み込んだる。」
彼女の瞳は、もう人間のそれではない。 深く、暗い氷の底から、
裏切られた者たちの叫びを代弁するかのような、冷徹な暴力。
相澤の抹消が瞬きの瞬間に解けた。 その瞬間、永久の個性が爆発した。
地面が、空気が、時間さえも凍りつくような極低温の波動が放たれる。
広場全体が、一瞬にして死の静寂を纏った氷原へと変貌した。
プロヒーローたちは、防戦一方だった。 自分たちの教え子が、
これほどの憎しみを、これほどの絶望を抱えていたことに、今更ながらに戦慄していた。
永久は、氷の柱の上に立ち、鉄パイプを肩に担いで、
凍りついた教師たちを蔑むように見下ろした。
永久 「、、これで終わりじゃない。あんたたちが、、
ヒーローが、あいつの涙を拭えなかった報い、、たっぷり、味合わせてあげる」
赤色の髪が、月の光を受けて残酷に輝いていた。
この夜の戦いは、まだ序章に過ぎない。
少女の心に降り積もった雪は、もはや誰の言葉でも溶かすことはできないほど、
深く、冷たく固まっていた。
はい、どうでしたか!
結構かいたくね?!
ていうかもう1500♡行ってた!
ありがとうございます!
3452文字!
終わります。
コメント
19件

めちゃめちゃ最高でした!、
最高でした 続き待ってます
すごいガチ切れやん…… なんかこれ見よったらお父さんが怒とった時の姿ちょっと思い出したww まぁ今回も良かったよー!続き楽しみにしとるね〜!