テラーノベル
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続きです
グラウンドβの空気が、凍裂音を立てて爆ぜた。 永久の周囲に渦巻く冷気は、
もはや単なる「氷」の概念を超越し、大気中の水分を強制的に結晶化させて
虚空に極彩色の乱反射を生み出していく。彼女が鉄パイプを地面に突き立てた瞬間、
亀裂から噴出したのは冷徹な氷柱ではなく、天を衝くような七色の光柱だった。
永久 「虹架」
彼女が手をかざすと、夜空を覆っていた暗雲が急速に収縮し、
漆黒の天に黄金の雷鳴が走り出した。雷、氷、虹、そして重く垂れ込める不吉な雲。
四つの属性が混ざり合い、演習場は幻想的でありながら、
同時にこの世の終わりを予感させる地獄絵図へと変貌を遂げた。
マイク 「おいおい、天候まで掌握できたのかよ!?
これじゃあリスナーどころか、神様に喧嘩売ってるようなもんだぜ!」
ミッドナイト 「全方位への無差別攻撃、、! 彼女、自分の身体がどうなっても構わないつもりね!」
永久は無言で地を蹴った。相澤の「抹消」が再び彼女を捉えようとするが、
永久は虹色の光の中に姿を消し、屈折する光を盾にして視線を撹乱する。
実体のない光の残像を追う相澤の背後に、雷光を纏った鉄パイプが容赦なく叩きつけられた。
相澤 「(光の屈折を利用して、視線を外させているのか、、!)」
相澤は間一髪で回避するが、鉄パイプが地面に触れた瞬間、そこから連鎖的に雷撃が走り、
セメントスの防壁を内側から爆砕した。永久の攻撃は、
もはや「戦闘」ではなく、既存のヒーローというシステムに対する「解体作業」だった。
虹色の光が天を突き、雷鳴が鼓膜を震わせる。真っ暗だった空は、
永久が放つ凍てついた情熱によって、真昼よりも明るく、そして不気味に輝いていた。
そこへ、遠くから白く小さな影が、凄まじい速度で接近してきた。
根津 「そこまでだ、敵愛くん!!」
校長の鋭い声が響き渡る。だが、永久はその声にすら、もはや敬意を払うことはなかった。
彼女は空中に固定された氷の足場に降り立ち、
眼下の大人たちを、ゴミを見るような冷徹な瞳で見下ろした。
永久 「、、校長。あんたの知性は、この不条理を計算できなかったの?
だったらその頭脳も、ただの飾りにすぎないね」
根津 「君が今やっていることは、ヒーローへの反逆だ。
自覚はあるのかい? このままでは、君の将来は、、」
永久 「将来? ヒーローの?笑わせんなよ。そんなものに、
もう一分一秒のリソースも割くつもりはないよ。あぁ、そうだ。
今からでも『弔くん』に頼めば、きっとすぐに承諾してくれる。
『一緒にこの世界を壊そう』ってね。あいつなら、私を『保留』なんて中途半端な言葉で縛ったりしない」
その言葉に、その場にいた全員の背筋に冷たいものが走った。
それは明白な裏切りの予感。ヴィラン連合への合流を示唆する、最悪の宣戦布告だった。
根津 「、ッ、!敵愛くん!! 君が今言ったことは、取り返しのつかない一線を越えているよ!
自分の立場を、、」
しかし、永久は根津の言葉を最後まで聞くことはなかった。
彼女は興味を失ったようにふいと視線を逸らし、踵を返した。
虹色の光が霧散し、雷鳴が止む。彼女の周囲だけが、真空のように静まり返っていた。
翌朝、根津校長は決断を下した。公安委員会への「保留」判定に対する抗議と交渉をすべて停止し、
正式な通知が来るまで彼女を放置することにしたのだ。
それは教育者としての敗北であり、彼女という巨大な力を制御することを諦めた証でもあった。
校長室の窓の外を見つめる根津の背後に、永久は報告もなしに現れた。
永久 「、交渉、やめたんだね。正解だよ。あんたたちには、私を測る器も、勝己を救う資格もないんだから」
根津 「敵愛くん、、君はどうして、そこまで彼に、爆豪くんに固執するんだい?」
永久は、感情の消えた声でポツリと漏らした。
永久 「固執、、? 違うよ。
彼女の言葉には、もう怒りすら混じっていなかった。あるのは、
取り返しのつかない溝を確認するような、淡々とした事実の羅列だけだった。
永久 「それだけ。それだけで、会話は終わり。次は、対談じゃない。徹底的に、潰しにいくから」
彼女の影は、朝日の差す校長室から音もなく消えた。その後に残されたのは、
窓ガラスに薄らと張り付いた、決して溶けることのない氷の紋章だけだった。
敵愛永久。 彼女は今、自らの意志で「救済者」の看板を下ろした。 爆豪勝己という、
自分を唯一繋ぎ止めていた鎖が錆びついたと判断した瞬間、
彼女は世界を凍てつかせる真のヒーローへと、その羽を広げ始めていた。
はい、どうでしたか。
昨日投稿できずにごめんなさい。
家について、眠くて20:30ぐらいに寝たら22:40でした。
期末帰ってきました!
数学 26
国語 76
理科 60
社会 48
英語 64
家庭科 18 (50)
音楽 13 (50)
技術 34 (50)
体育 31 (50)
でした!
ん~、、うん。数学がやばいっすね。
でもほかは大体平均前後です!
国語は平均12点ぐらい超えました!
小説書いてるおかげで語彙力上がったんでしょうかね、
2776文字!終わります。
コメント
5件
さいこうすぎます…! 続き楽しみにしてます! 国語と理科高いのすごいですね!点数分けてください…
さいこう! ヴィラン側いい! 国語の点数が高いのは納得だ だって夢小説書くの上手いですから!
えええ、ヴィランより永久ちゃん最高すぎん?永久ちゃんヴィランルートに傾きそうだよぉぉぉ!! うんうん、弔なら絶対保留って言わないわ。天地がひっくり返って弔が「保留」って言っても荼毘&トガちゃんが絶対なんとかするし。 ヴィランルートいいなぁぁぁ!! ぁ"ぁ、、どっちがいいんだろう、、 国語高いの納得。語彙力神だもん。 続き待ってるね!!