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兵庫から転校してきた、私、片瀬真尋は新しい教室に向かっています。
大丈夫かなぁ、と心配しながら教室の扉を開けると其処には⋯。
琴里「 ほんと腹黒 ww 」
めむ「 なぁに 、 ただ事実を言ってあげただけで脅しとかそういうもんじゃないしさぁ 」
何、このクラス⋯。
問題児しか居ない訳?
だって、机の上に乗って爆笑しながら?大声で昨日脅して買わせたパンの話してるし?髪だって、金髪とかピンク色とか⋯。
ピアスだってゴリゴリにしてるし、制服着崩してるし、絶対メイクだってしてるやろ。
先生、なんで転校生の私をこんなクラスに入れさせたんや⋯。
頭可笑しいんちゃうか?
先生「 皆さん 、 お静かに 」
あぁ、先生やっと来た。
てか静かになるんや⋯、明らかに不良やのに。
先生「 今日から皆さんの 、 一年一組の仲間になります 」
真尋「 片瀬真尋です 。 宜しく ⋯ っ !? 」
礼をし、背を起こすと目の前に髪色派手派手集団が私の目の前に居た。
琴里「 真尋ちゃん肌綺麗ぇ ー 化粧水何使ってる ? 」
メイ「 片瀬さん 、 宜しくお願いシマスね ! 」
めむ「 ふ ー ん ? 可愛いじゃん 」
美桜「 本当じゃん 、 肌白 」
真尋「 あのぉ ⋯ ? 」
琴里「 あぁごめんごめん ! 」
〃「 私は七峰琴里 ! 一応ギャルやらせてもらってる 、 よろ 」
真尋「 はぁ ⋯ ? 」
めむ「 三葉めむ ! 私は特に何もやらせてもらってないけど 、 この金髪と仲良くさせてもらってる ~ 」
美桜「 昼川美桜 、 可愛い女の子は大歓迎 ᡣ𐭩 」
メイ「 四島メイです 。 日本語まだ練習中で 、 ちょっと分からないかもしれなけど 宜しく 笑 」
真尋「 ⋯ 頑張ってんのやな 」
メイ「 別に 、 美の達人に比べたら何もしてないですよ 笑 」
美の達人、ねぇ⋯。不良×ギャル×美の達人⋯⋯どういう?
琴里「 兎に角、これから宜しくね 」
真尋「 ⋯ はい 」
其れから、なんとか六限目まで授業が終わり、私は職員室に呼ばれていた。
先生「 片瀬さん 、 変な奴等に目付けられちゃったわねぇ ⋯ 笑 」
真尋「 やっぱ変な奴等ですよね 」
先生「 えぇ 、 クラスでも厄介 ⋯ うーん 、 良い意味で厄介かしらね 」
〃「 根は良い子達なのよ 、 でもやっぱ校則違反の数々でねぇ ⋯ 」
真尋「 先生もご苦労様です 」
先生「 あはは 笑 生徒に気遣われちゃった 」
〃「 でも良い子達なの 、 仲良くしておいて損は無いわよ 」
真尋「 まぁ険悪にするつもりもないですけど 」
先生「 仲良くなりすぎて髪染めないようにね 笑 」
真尋「 しませんって 笑 」
翌日、朝から髪派手集団に喋りかけられ疲れ気味だったが、昼休みで屋上という一人の空間をGET出来たので取り敢えず休める⋯と思った矢先⋯。
真尋「 ふぁぁ ⋯ 昨日遅くまで勉強してあんま寝れんかったな ⋯ 」
琴里「 ~~ でさぁ ! 」
真尋( っ ! この声は ⋯ )
琴里「 あれ 、 真尋じゃん ! 」
真尋「 や 、 やっほ ー ⋯ 笑 」
琴里「 もしかして真尋も此処で昼寝すんの ? 」
真尋「 ひ 、 昼寝 ? 」
琴里「 違うの !? じゃあなんで 、 って ⋯ 」
〃「 お昼ご飯か ! 」
真尋「 皆さんは昼御飯は食べないんすか 」
琴里「 え 、 そんなん後で食べるよ? 」
真尋「 後で ⋯ ? 」
琴里「 私達いつも昼休みの後の体育サボってるから 」
めむ「 そそ ~ お腹いっぱいになった後の体育なんてやってらんない 」
メイ「 食後の運動はした方がいいんでしょうけど ⋯ 」
美桜「 うちら部活あるしね ~ 」
真尋「 皆さん何部なんすか ? 」
迷ってたから参考程度に聞いておこ。
まぁ運動部が良いから、この人達の一人とは絶対一緒になる気がするけど。
琴里「 私バレー部 ~ ! 」
めむ「 私テニス ~ 」
美桜「 私は剣道部 、 いつでもおいで ? ᡣ𐭩 」
メイ「 私はバスケ部です ! 」
ほーん、皆さん良い部活入ってるようで。
私はー⋯どうしようかな。
琴里「 迷ってるなら見学に来たらいいんじゃん ? 」
めむ「 そだね ~ 一番最初はやっぱうちだよね ? 」
メイ「 いいえバスケ部です! よね? 」
美桜「 は ~ !? 一番最初に勧誘したの私なんですけどぉ ~ ! 」
そんな、私ごときで取り合ってもなんもなりませんよ。
時間が勿体ない。
でも見学か⋯全部回ってみたいけど、流石に我儘かな。
琴里「 全部見たいって顔してるね ? 」
真尋「 は 、 なんで分かって ⋯ 」
琴里「 エスパー琴里 、 参上 ! 」
真尋「 ⋯ っふ ⋯ 」
琴里「 あ 、 笑われたんですけどぉ 」
真尋「 ふ 、 はははっ ! w 」
琴里「 なーんなんもぉ ? 笑 」
真尋「 いや 、 ごめん w 」
〃「 高校生で自分の事エスパーって言うの 、 アーニャにでも憧れてんの ? って感じで w 」
琴里「 やだなぁ 、 SPYFAMILYまだ見てないんだから辞めてよ w 」
真尋「 素で其れなんかいな ww 」
メイ「 なんか初めて真尋さんが爆笑?してる所見ましタぁ ~ ! 」
美桜「 確かに 、 ずっと愛想笑いで逃げたい ⋯ ! みたいな顔してたしね 」
真尋「 うげ ! バレてたん !? 」
めむ「 ふっ ⋯ 分かりやす 」
真尋「 隠せてるつもりやったんやけどなぁ ~ ? 」
琴里「 流石に分かるつぅの ! 」
真尋「 まだ二日しか一緒に居ないのに ? 」
琴里「 だからエスパーだってつっんでしょぉ 笑 」
真尋「 あぁそかそか 」
帰り道、片瀬は部活の事を考えながら自転車を引いて歩いていた。
真尋「 ⋯ 私がやりたい事 」
〃「 やりたい部活 ⋯ 」
〃( むずいな ⋯ 皆小学校とかでやり始めて続けとるんやろうけど 、 私は小学校も中学校も行ってへんからなぁ ⋯ )
真尋「 バレー ⋯ ちょいやってみたいかもな ⋯ 」
翌日、学校ではいつも通りあの四人が机に座りながら話していた。
琴里「 あ 、 真尋 ー ! 」
〃「 おっはよ ! 笑 」
扉を開けて席に向かおうとすると、私を見つけた七峰が向かってくる。
琴里「 ねね 、 真尋は疎外感って感じた事ある ? 」
席に座って一限目の準備をしていると、七峰が妙な事を言ってきた。
琴里「 私 、 昔今とは全く違う人と話しててさ 。 」
〃「 会話に入れてくれない日が増えて 、 疎外感ってこれの事言うのかなって 」
真尋「 あ ー ⋯ うん 。 まぁ其れは疎外感って言うか虐めだと思うけど 」
琴里「 虐め ? 無い無い w あの子達は超優しいんだよ 」
真尋「 そう 、 なら大丈夫やと思うけど 」
琴里「 ⋯⋯ 今日放課後二人で話さない ? いつもの場所で 」
真尋「 ⋯ ? まぁええけど 」
放課後、言われた通り屋上に向かった。
琴里が「二人で」なんて、珍しい。
まぁ二日程しか一緒に居ないけど、絶対こういう誘い方やった事無いだろ。
どうせ、「今度皆でカラオケ行こー!」とかこういう誘い方。
真尋「 琴里 、 来たで 」
琴里「 ⋯ まひろ 」
真尋「 は 、 ? 御前なんで泣いとるん 、 !? 」
琴里「 いいや 、 欠伸しただけだよ 」
真尋「 ⋯ まぁええけど 」
琴里「 話したかった事は ⋯ 私が虐められてた時の事と 、 私なりの真尋に合った出来事を予想してみたんだ 」
真尋「 ⋯ はぁ ? 」
琴里「 私 、 中学校の頃今とは違うメンバーとよく話しててたんだ 」
〃「 そしたら 、 ある日を境に全く会話に入れてもらえなくて 」
〃「 相槌うったら睨まれてさ 」
〃「 グルラもあったんだけど 、 御勧めの美容動画送ったら『あんた私達の事ブスって言ってる?』とか言われて 」
〃「 私は ⋯ 其の子達に教えてって言われたから送っただけなのに 、 ね 」
〃「 まぁこれだけで虐めとか騒ぐのもどうかと思うけど 、 其れで真尋の普段の様子から其の眼帯の意味を予想してみたの 」
真尋「 これはただのデキモノで ⋯ 」
琴里「 真尋は 、 親に何かされてたんだよね ? 」
〃「 一人暮らしって言ってたのも 、 家出したからなんだよね ? 」
真尋「 ⋯⋯ ほんまに何もされてんへんよ 」
琴里「 嘘だ ⋯ 」
真尋「 嘘ちゃう ⋯ ! 」
琴里「 嘘だよ ! 」
〃「 言ったでしょ ? ⋯ 私はエスパーだって ⋯ 笑 」
真尋「 ⋯ 」
〃「 琴里には叶わんなぁ ⋯ 」
琴里「 ⋯っ 今まで 、 頑張ったね 」
〃「 まひろ ⋯ っ ! 笑 」
真尋( ⋯ 馬鹿 、 私を慰めてどうするん 。 まず慰めなきゃあかんの自分やろ 、 私なんかはもう乗り切ったんや )
琴里「 うん ⋯ もういい時間だし 、 帰ろっか 」
真尋「 待って 、 琴里 」
琴里「 ⋯ ! 」
気付いたら私は、去ろうとする琴里の手を掴んでいた。
晴空 めると 🌙
コメント
2件
この 物語は 実際の 人物を 使わせて もらったものです 。
ああ、読了しました……! 第一話からもう、心にじんわりくるものがありましたね。転校先で出会った派手な子たちが、実はすごく優しくて、しかも琴里が真尋ちゃんの眼帯の意味に気づいて「頑張ったね」って言うシーン、本当に胸が熱くなりました。自分を慰めるより先に相手を思いやる真尋ちゃんの心情も切なくて……。この距離感、すごく丁寧に描かれていて好きです。続きが気になります!