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「ぐっない。」









リハビリ、途中からなんか書き方変わります。

誤字、脱字はどうかお許しください。




















「_____元気か?」


『 いや、あまり体調は優れませんね。頭が痛いです。』


「…んじゃ、紅茶でも飲むか」


『 あら、いつから紅茶なんて飲むようになったんですか。』


「…紅茶、1か月前から飲み始めたんだぞ。」

「…正直言って、まだ良さは分からないけどな(笑)」


『 紅茶の良さが分からないなんて、貴方もまだ子供ですねぇ?』


「親父も、いつかコーヒー飲んでみろよ。俺は頑張って飲んでるんだからさ。」


『貴方が勝手に飲み始めたのでしょう? 私が頼んだ訳では無いので、私が飲まなければならない理由にはなりません。』

『 あとコーヒーは嫌いです、』ボソッ


「…あぁ、wそういえば、親父は苦いのが嫌いなんだっけ?(笑)」

「この苦味の良さが分からないなんて、まだまだ子供だな、?w」


『 うっさいですね。私より幼い貴方には言われたくないです。』


「……みんな待ってるんだぞ。」


『 …そうですか。』


「戻って来いよ…!」


『 ……』


「いつまで寝てるんだよ、親父!!」


『 …』


「もうあの日から2年だ!みんな寂しそうなんだよ!」


『 時の流れは早いですね、w』


「もう、疲れたんだよ…俺も、」


『 …ッ』


「見えない親父と楽しそうに話すフランスも、」

『楽しそうでいいじゃないですか、w』

「親父っていうストッパーが居なくなって殺人衝動が抑えられなくなったカナダも、!」

『 それは、…やめさせないといけないですねぇ、』

「何とか親父を起こそうと、治療法を探して世界を飛び回ってるあの三国も!」

『 現枢軸のことですか?』



「それを止められない、俺も!」


『 やっぱり、まだまだじゃないですか。』


「お願いだから……戻って来いよ…なぁ、」



『 ……』


『 はぁーあ。』

























別に、特別何かがあった訳では無いんです。

ただ、普段の生活のストレスが爆発して、会議中に意識が無くなっただけなんです。

最後に見たのは、「眠そうですね、」と優しい目でこちらを見てくる日本さんと、少し……いや、大分心配そうなフランスの目でした。きっと、少し前から様子がおかしいことに気付いていたんでしょうね。ずっと、「しんどくない?」「キツかったらいつでも言ってね!」なんて私には勿体無い声を掛けてくれましたから。


それから、私はずっと暗闇に居ました。

聞こえてくるのは、皆さんの声。でも、随分前からアメリカの声しか聞かなくなりました。

フランスは、私はもう目を覚ましたと思っているそうです。

カナダは、1人では抑えることの出来ない殺人衝動に駆られ、前よりも多くの人を手にかけてしまったらしく、遂には薬物にも手を出したんだとか。それで、合わせる顔がない、なんて言っているらしいです。

日本さん、ドイツさん、イタリアさんは、もう1年は目を覚まさない私を何とか起こそうと、世界中を飛び回っているんだとか。

そんなこんなで、もう2年経ったそうです。

……もう、夜です。

さっきまで苦しそうに泣いていたアメリカは、いつの間にか寝ていて、小さく寝息が聞こえます。







それとは反対に、自分の意識は浮上していく。

あぁ、本当にこう、ふわっと上がる感じなんですね、と1人納得しながら、意識と共に体も起き上がる。

まず入ってきたのは、白い壁と自分の右側に寝ている、泣きあとが着いたアメリカの姿。

ここが病院だと理解するのに、そう時間はかからなかった。

そっとアメリカの頭を撫でてやると、少しだけ表情を緩ませて、より深い眠りについたようだった。

せっかくだし、サプライズでもしてあげようじゃないか。

まぁ、そんなのは後で考えよう。

今は、ゆっくり寝かせてあげたいのだ。



じゃあ、ゆっくりおやすみ。

「ぐっない。」

乾ききった声が、空気に溶けて消えていった。

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