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なんでもOKな人向け
グロとか色々の注意
分かりにくいけど、もとぱです
「まっへ、!」
「っやら”」
「大丈夫大丈夫!焼いたし菌はないと思うよ?冷めてるかもだけど」
「ほら、べ〜ってして」
口を手で広げられ、口の前には目玉がピンセットで掴まれてある。ソコに。
「味付けでもする?食えるかもよ」
「くえうぁけっ…!!」
(くえるわけっ…!!)
片手で開け続けながら、もう片方の手のピンセットを置いて塩をシャッシャッとかけた。
「はい、あー」
「ん。」
その言葉で、口の中に冷たくも温かくもない目玉が入ってきた。
美味しくはなく、味はただ単にしょっぱい。
食感も気持ち悪い。ニュルニュルとしていて、あの時の触手と同じような感じがする。
ブニブニ、ニュルニュル、ぐちゃぐちゃ、なんと表せばいいのやら。
「どう?」
僕がごくんっと目玉を飲み込んだのを見て、若井が聞いてきた。
狂気的で、不気味な笑みを浮かべて僕の目を見つめている。
「…美味しくはないよ…」
そう答えると、その笑みはまた黒さが増した。 気がした。
いつからこう変わってしまったのか
それはもう何日も、何ヶ月も、何年も、転生前でも、昔のことだ。
「また、実験させてね?元貴。」
笑い続けるその怖い姿に、僕は微笑むしか何もできなかった。