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病んでいるmsy様が自傷行為をし始める話です。
msy様と言っても身だしなみに気を遣っているくらいしか要素がでてこないので、お好きな方を当てはめて考え、嗜んでいただけたら良いと思います。
微グロ注意
nmmn
全て妄想と劣情と捏造でできたものです。
ご本人様方とは関係ございません。
過激な表現が含まれますので苦手な方は閲覧を
お勧めいたしません。
なんだかよくわからないけど普段から身につけている倦怠感に不安感と焦燥感が重なって、とんでもないくらい苦しくなる。
呼吸をするので精一杯になる。過呼吸とかじゃなくて、いやたまにはなるけど、時間をかけて一息吸って、時間をかけて一息吐いて、また時間をかけて一息吸う。それの繰り返し。
一度座ったり、寝転がったりしてしまうともう動けない。動こうという意思はあるし、動きたいのだけれど体が動いてくれない。自分の体はここにあるのに、糸が千切れたマリオネットみたいだ。
苦しくて、現実逃避したくてスマホを触ろうとしてもまずスマホに手が届かないし、届いてもロック画面を開けるのでさえ辛いし、何とか開けたとしてもTwitterや YouTubeなどのSNSを見ているのも辛い。見れたとしても3分おきに休憩しないと辛くなってくる。休憩のために見ているはずなのに苦痛になる。
Twitterを見ていると自分とおんなじ様によくわからないけど辛い人がたくさんいた。
何にも知らない人だけど自分だけが持っているわけではない感情、ということに少し安心できる。
今日も今日とて、少しでも安心するためにTwitterを見ていた。いい大人にもなって病み垢を見ているのはやっぱり痛いかもしれないが、自分が生きるためだ。我慢しよう。そんな中で見たものが悪かった。
病み垢をみるための専用の裏垢でいつも通り病み垢を見ていただけだった。けれど突然、病みツイートではなく、センシティブ設定がかかった画像がタイムラインに流れてきた。開いてみると、細く長い傷口から少量ずつ血が流れている画像が映し出されていた。
最初は少し驚いたが、病み垢とかではよくあるリスカというものだとすぐ気づいた。自分の周りでそういう行為をしている人はいなかったし、普段の会話の話題にもでないし、そもそも出せない様な話題なので少し動揺した。
その中で浮かんできた考えが全て悪かった。
ほんとうにリスカで心は楽になるのか?
疑問と好奇心と、不安感を拭ってほしいという願望が頭の中に残ってしまった。
したらだめということも、したら後悔するということもわかるし、最初からわかっていたはずだった。
そういえば段ボール箱についてるガムテープを切るためのカッターとかあったよな、とか考えながら。
カッター取りに行く気力も普段はないくせに、こういう時だけ体は動いてしまう。
カチカチと音を鳴らしながら鋭利な刃物を出す。だが鋭利と言っても普段から少し使っているため、刃が脆いし不潔かもしれないから刃を変えないと、などいらないところに気を使い、切らないという選択肢はもう頭の中から抜けてしまった。
いざ切ろうとすると気分は乗らないものだし、やはり恐怖感はある。痛みに強い方ではないし自分から痛みを味わおうとする行為なんてなんて愚かなもの何だろうと思っていた。けれど、この行為で救われる、いやなんとか一命を取り留めているやつは多い。
その、ちょっとした希望を掴みたいがだけに引きこもり特有の白く、まだ傷がついていない綺麗な肌に、銀色に光り、切り込みが入れられた刃を押し付けた。
チクッと痛みがした。尖った刃の先が当たって、反射的に肌から離してしまった。けど、何だろうこの痛みとほんのちょっと流れる血が辛かった現実を忘れさせてくれる様なそんな感じがした。
痛いし、怖いし、自分から進んでやるべきものではないというのは頭では理解している。けど救ってくれるのはこれだけかもしれないという浅はかな考えで、もう一度自分の体を切り込む。
今度は痛みがあっても刃を内に引っ張って、あの画像通り、細く長い傷口にした。ずっと引っ張ってる最中痛かった。痛かったのに途中でやめられなかった。
いつも自分の肌を丁寧に扱ってきた。どんなに苦しい時でも肌のケアを忘れず、食べるものにも気を使い、伸びた体毛を剃っていた。その剃ってできた毛穴に当てた刃物が突き刺さって、毛穴が裂かれたとき、普通の肌を切り込む断続的な痛みではなく、ピリッと刺激な様なものを感じてとても痛い。
このくらいかな、と思ったところで刃を肌から離す。すぐ血がでるのかと傷を見ていたところ、まだ血は流れていなくて、表皮を貫いた先にある、真皮が見えた。表皮はある程度厚みがあるのかわからないが、少し伸びた爪を傷口に押し込めるくらいの溝ができていた。もちろんそんなことはしないのだが。表皮は白いことが自慢だったが、真皮はそれよりもっと白くて、気持ちが悪かった。そこからだんだん血が滲んできて血が腕から流れ落ちた。
痛かった。だが、何だか楽になった。
自分の発散できてなかったものが血と一緒に外へ流れ出たような感じがしてとても安心した。
今まではどんなに辛くても苦しくても涙がでなくて、逆に発散できなくて。
けどこの行為をした瞬間、もう全部どうでもいいような、そんな安心感に包まれて自然と涙が溢れでた。