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微グロ注意
nmmn
お好きな方を当てはめて読んでください。
全て妄想と劣情と捏造でできたものです。
過激な表現が含まれますので苦手な方は閲覧を
お勧めいたしません。
前回の続き
「はぁ、」
自分は何てことをしてしまったんだ。一時の感情に流されて綺麗に保っていた自分の体を切り裂くだなんて。ほんとうにどうかしてる。
ずっと胸の中に居座っていた焦燥感や不安感がおさまるまで腕を切っていたらもうそこには「猫に引っ掻かれた」とか「木の端に引っかかっちゃって」とかそんな言い訳では誤魔化しようのないくらいの傷ができていた。
切って、落ち着いたら思考がスッキリして、いつものように呼吸が苦しくなることもなかったため、考え事をしながら傷を見つめた。
10分すると我にかえり傷の手当てを考えた。消毒とか、洗ったりとかしたほうがいいのだろうか。とりあえず傷は深くなくて見つめている間にすぐ血は止まったからその血を表面だけ拭く。消毒は家になかったため水道水で腕の傷を洗う。驚いたことに傷を水で覆っても全く染みたりせず、痛みを全く感じない。
痛覚がなくなった?とかバカみたいなことを考え、伸びかけの爪で肌を抓る。まあ当たり前に痛かった。
洗い終わったら傷口を拭いて菌が入らないようにガーゼとかを貼ろうと考えていた。だが普段ささくれとか擦り傷をカバーするための絆創膏ぐらいしか買ってないため広範囲の傷口をカバーできるもの何てなく、買いに行こうかと思ったがなんかもう、切ってしまったんだし、傷が残ってもどうでもいいかと合理的な消極さをだして諦めた。
自傷行為で発散された焦燥感や不安感はすぐに戻ってしまったが、頭はスッキリしているため配信をつけるために青白い光を放つモニターに照らされる。基本引きこもっていて、外に出るとしても深夜帯や太陽が浮かんでいない時間帯。カーテンも閉め切っていて、家の照明もスタンドライトくらいしかつけないという光とは遮断された生活を送っていたため、目が焼けそうなくらい眩しく感じた。
「こんにちはー」
わこです。こんにちは!お久しぶりです!待ってました!とかメンバーシップ限定の挨拶スタンプなど、多種多様な人間に自分を見られているこの感じが久しぶりだ。自分が求められるたびに承認欲求が満たされるような感覚がする。けれどそれと反対に期待に応えないといけないという義務感に心が圧迫される。
「お疲れ様でしたー、また次の配信で」
「ふぅ、」
と一息吐く。配信を終えたことで一気に現実に引き戻された感覚がする。配信は楽しい。けれど娯楽でもあるが仕事でもある。その義務感や使命感、それが自分の心を焦らせる。
活動している限りはしょうがないがアンチなどもたくさんいる。どんなに純白な配信をしていて、みんなに好かれているような平和な配信者でもアンチがいることは理解しているが、どうしても気になってしまう。
これは心に余裕がないからなのか、それともこれのせいで心に余裕がなくなっているのか。よくわからない。
考えても考えてもおんなじところをぐるぐる回っているような、考えが停滞しているような感じがする。
あぁ、まただ、また不安になってきた。
お願いだ消えてくれ、頭がちゃんと働かないのも体が動かなくなるのも辛いのも苦しいのももう嫌なんだ、、
するか、
それしかない、楽になるんだから、1番簡単で手っ取り早く楽になれる。傷ができても隠せば大丈夫。夏になったら長袖で外に出るのは辛いかもしれないが、少しの辛抱だ。そもそも引きこもりだから家からでなきゃいい。友人やリスナーにバレなきゃいい。
自傷行為をする自分の弁解を頭の中で叫ぶ。
刃を出し、肌にあて、ゆっくりと内側に引いていく。痛いのは得意ではなかったはずなのに、痛みがあってもそれ以上に楽になりたいという感情が支配して止まらない。
また、同じように押し込んで、引いて、離してをごちゃごちゃした感情や思考が消えるまで繰り返した。
「、、、」
またやってしまった。する前はどうでもいいのに、した後は冷静になって後悔する。この方法でしかこのごちゃごちゃしたものを発散できないという事実がさらに辛い。
もう自分は壊れてしまったのだろうか。このまま傷を負いながら、死に損ないながら生きていくのだろうか。発散したはずの不安感が戻ってくる。
だから嫌なんだ、ほんとに一時的に楽になるだけだから。根本的な問題は何も解決していない。
何もできないフェーズは抜け出したようだからTwitterでも徘徊するか。
〇〇今日も強かった!
〇〇にXPを吸い取られて大泣き
〇〇強すぎて参考にならんわ
エゴサをして褒められているツイートを見ると承認欲求が満たされていく。けれどインターネットを見て承認欲求を満たしているという惨めさが少し自分の心を締め付ける。
他には何かあるかな
キャリーありがとうございます!〇〇様!
〇〇のプレイまじでかっこいい!
〇〇さん、最近配信少なくない?ちょっと心配、、実生活が充実してるなら別にいいんだけど。
図星を突かれた。最近はイスやベットから動けないし話す体力もない、思考もままならないので配信頻度を減らしている。まあ、あからさますぎる減らし方だから仕方がないか。
〇〇さん、最近配信少なくない?
ちょっと心配、、実生活が充実してるなら別にいいんだけど。
↓
いやそれな。リスナーに見てもらってる立場なんだからそういうとこちゃんと考えるべき。
↓
いや、そういう自己中心的な考えじゃなくて配信しんどくなってるんじゃないかって心配で💦
見てもらってる立場か、何だ偉そうに。
確かに養ってもらっていることには変わりないが好きで見てるんだろう。なら文句を言うなよ。
「、、、最低だな、自分」
もう本垢で徘徊はやめよう。病み垢の方を見よう。
もうやだ、誰かころして、、
明日閉鎖病棟にぶち込まれるらしい。誰か助けてくれ。
ママに「あんたなんて産まなきゃよかった」って毒親のテンプレみたいなセリフ言われてまじで号泣
あぁ、落ち着く、みんな不幸だ。
今日めっちゃ深くいった。
センシティブ設定がかかった画像か。開いてみるととてもグロテスクな動画が映し出された。
自分がやっているようなものとは違う、ガードがない鋭いカミソリを肌にぐっと押し当て、一気に引いて表皮も真皮も、脂肪までぱっくり割れる。脂肪層までたどり着いている。人体の中にあると想像できない真黄色の脂肪が見えた。脂肪は一つ一つの脂肪の塊がくっついてできているのか、黄色い脂肪にはでこぼこした割れ目みたいなものが見えた。
そこからしばらく時間が経つと血が溢れ出してきて、自分がした浅い傷の何倍も勢いよく、断続的に血が流れ続けていた。
自分が傷をつける痛みで安心しているのか、血が流れているところをみて安心しているのかよくわからないが、そのうち浅いものじゃ満足できなくなるのだろうか。どんどんエスカレートしていくのだろうか。そんな不安が自分の心を覆った。
「、、、寝よ、」
考えを少しでも巡らせるともうすぐ不安感に襲われる。いつも寝つくのに時間がかかるし、寝ても悪夢をみて何度も起きてまとまった睡眠は1つも取れない。けど、とにかく今はこの不安感を拭うために頑張って寝よう。
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