ピンポーン…
「くーちゃん!お友達来てるわよ〜」
はぁ、何の用だ。くだらん事だったら追い返すぞ。
「フッ…斉木。今週末、共に祭りでも行かないか?夏休みも終盤だし、思い出の一つや二つ作ろうとな。 」
「あぁ。そんで照橋さん誘ってみたら来てくれるって話になってよ、そこから夢原さん、目良さんも一緒だ。灰呂は祭りの…何かに参加するらしいから、当日見に行ってみよーぜ。」
「そうだぜ!俺っちあれだぜ、金魚すくいとかやりてぇしな!」
僕抜きで随分と話が進んでるな。
しかし祭りか…ただでさえ人も多く気を遣うというのに、コイツらと一緒だと? 全くもって面倒だ。 ここはお引き取り願おう。
「え、行かねぇの!?」
「嘘だろマジかよ…」(調子乗って新しい浴衣買ったのに〜…)
というか照橋さん達が居るなら十分賑やかだろ。僕を誘う理由なんて…
「お?んなの決まってんだろ。相棒が居ねぇと始まんねぇよ!」
「そうだべ。斉木が居た方が楽しいっつーの。」
「同意見だ、斉木が居ねぇとなんつーか…何か足りないからな! 」
はぁ。
……一日くらい、良しとしてやる。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!