そうだ、そういえば思いっきりミカの前で『僕が警察のスパイだから』って言ってた。
頭に血が上ってミカのことが見えてないのかな。何にしろまずい、まずすぎる。
「おい、どうしたんだ? スゲー顔で固まってるけど」
「あ~ええと……ミカ、それはそのまま流して忘れて、お願い」
「は? 忘れてってマジなのかよ! それって」
「お願い、忘れて!」
思いっきり手を合わせてお願いポーズでミカを拝む。
これでダメなら物理攻撃で記憶を飛ばすしかない。さっきコンテナが崩れた時に手ごろな木材も何本か転がってるし、あれで何とか……。
「お、お、おう、分かった」
ミカがぎくしゃくと頷いてくれたので、あたしは物騒な方法に訴えずに済んだ。
「ありがと!」
「お願いポーズはずりーよ*******
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