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チュンチュン⋯
今日も朝を告げる鳥がないている。
真夏の朝はなんだか、蒸し暑いし起きられない。
でも、起きて今日も練習に行かなくちゃ⋯
みのりは 憂鬱そうにベットから降りてゆっくりと
した足取りでリビングに向かう。
今日は土曜日だから弟も両親も居ない。
みのりは眠たい目を擦りながらも冷蔵庫を開けて
牛乳パックを取り出す。
みのりは、牛乳を注ぐが段々とまた眠たくなり
コップの外に牛乳を注いでいた。
ボタボタと音に気がついて前を見ると牛乳は
ぜんぜんコップの中に入っていなくて外に零れ
ていた。
みのりはあわあわしながら布巾を取り出し
何をしているんだか。という顔をしながら
机を拭いていた。
ふと時計を見てみると朝の8時50分を指していた。
集合時間は9時。
みのりはさっさとあまり入っていなかった牛乳を
飲んで、いつものラッコティシャツに着替えた。
そしてダッシュで玄関に向かい靴を履いて
asuran時代の遥ちゃんのキーホルダーがついた
鍵を取りだし鍵をかけた。
みのりは息を切らしながら今日の練習場である
宮女の屋上に向かった。
今日はいつもより気温が高いから息苦しく
走っただけで汗が出てくる。
みのりの家と宮女はそんなに離れていないから
直ぐに屋上が見えてくる。
既に屋上には人影が見えている。
おそらく、遥ちゃん達がもう来ているのだろう。
ダッシュで生徒玄関にはいり靴を持って
屋上に繋がる階段を駆け上がる。
いつもならスタスタと登れるはずなのに
今日に限っては息切れが激しく上り辛い
そしてやっとの思いで屋上の扉を開けると
遥ちゃんと愛莉、雫が待っていた。
「遅い!」
と愛莉が腰に手を当てながら言った。
『ごめんなさいっ』
みのりは息を切らしながら謝った。
「みのり?息切れが激しいよ?ほら水飲んで」
遥ちゃんがみのりにそっと水を渡した。
『ありがとう⋯遥ちゃん』
するとみのりはぐびぐびと水を飲み出す
遥ちゃんは何故かちょっと嬉しそうな顔をしてい
る。みのりは不思議そうに遥ちゃんを見つめた。
「あと、それ私が飲んだ水だったけど大丈夫?」
と遥ちゃんは今更かという感じでみのりに伝えた
『えっ⋯えーっ!?!?』
みのりはあまりにもの驚きで水を手放した。
『とっ、ということははっ遥ちゃんと関節キスしたということ!?///』
愛莉はみのりの驚いた顔をみて笑みを浮かべている。
雫も暖かい目でみのりと遥をみている。
すると愛莉は
「遥と関節キスしたぐらいで大袈裟なのよ(笑)」
と口角を上げながら真っ赤な顔をしたみのりに
いった。
これがいつまでも続いたらいいよねっ
(終わり)