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それくらい重いことをしているはずなのに、何故か恨めない肇くん。やはり環境は大事なのだと改めて分かりました。犬とおじいさん、安らかにお眠り下さい。肇、俺が幸せにしてやるからな。
口調より先に過去を知ることになるなんて思いませんでした。どこかでハッピーエンドが待っているのかと思いきや進めば進むほど読者を絶望の底へと落としていく、いい意味で期待を裏切られる名作のひとつです。肇は短期間にして幾つもの心の拠り所を失い、そんな彼は大人になって救われる事もなく選んだ人生が詐欺。1度犯罪に手を染めてしまった限り、人間が幸せな人生を送れる可能性なんて殆どゼロに等しい。