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深紅の騎士団

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深紅の騎士団

21 - 第21話 妹だから sideB

♥

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2024年06月27日

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主の勝手な妄想全開話です。通報❌

何でも大丈夫な方だけどうぞ~




かずやside


会えば、独占したい欲が

表に出てしまう…

彼女を壊してしまうかも…

俺はアイドルスマイルで、

終始、誤魔化す…

何かを察した彼女は、

近づいてこない…

それでも、2人でいられれば

嬉しいんだ…



奪い去りたい気持ちを隠して

忙しく仕事をして、

夜は、記憶がなくなるまで

酒に溺れる



毎日毎日、彼女に送れない

メッセージだけが

貯まっていく…

彼女からの連絡は…こない…



嬉しいことに

あれから、何度も現場で

彼女と会う。仕事だからと

言い訳をして、目線が

合わないようにコソコソと、

彼女を探す

今、俺を見てた…

連れて帰りたい!!



「まあさちゃんも、こっちに

どうぞ~」



スタッフさんが呼んでくれた



しっゃあ~!こっちこいっ



「は~い。ありがとうございます」



キョロキョロしてる彼女に、

ニヤニヤしながら声をかけようと

していると、男の演者が

ポンポンと



「ここにおいでよ~」



はあ~?💢

偶然にもビリッと、

天井が揺れる

こいつ、ゆるさねーぞ!

ビクビクしてる男を横目で

見ながら、わざとおどけて



「大丈夫っすよ~、俺の妹

なんで~」



ニヤニヤしながら

手招きをする

もらぁったぁ~!

まあさのマネージャーが

こっちをみている

ばればれじゃん💦



トコトコと素直に側に

来て、座る。彼女の甘いにおい…

目が合う……


うおお!距離0mの破壊力!



彼女のしなやかな身体を

感じながら、平然を

装う。ヤバいヤバいヤバい



人の気持ちも知らないで

周りは、微笑ましく見てくる



周りに悟られないように、

そっと抱き寄せる…



その瞬間、彼女が肩に

すり寄り、艶かしく

上目遣い……ブチッ))理性が切れた…



必死にアイドルスマイルを

浮かべ、冷静になれるように

これからのことを考える

絶対、離さないからな!



夢のような時間だった……



・・・



数日後、自分の軽率な行動に

絶望した

またしても、俺の熱愛報道…

はあっ~?💢



プロデューサーのお嬢さんを

駐車場まで、送っていった

だけなのに…



でっち上げの記事ばかり…

売名行為かよ…



まあさは、俺を信じて

くれるだろうか……

もう会えなくなったら……



今頃、泣いているかもしれない…

電話をかける……出ない……

ブロックされているかと思うと、

ただただ、辛かった…



ベランダから、街を眺める…

あの時、想いを伝えていれば…

今頃は、俺の胸の中に…



ぼんやりしていると、

メンバーが訪ねきた…



「モテモテだね~」



ヘラヘラしながら、

じんが、見てくる



はっきりいって、

こいつの方がモテる

不動のセンター

本人は、どこ吹く風で

絶対に媚らない

こいつならどうするんだろう…



そもそも、メンバーの

大半が自分の欲求の為なら、

こちらがどんな状態でも

お構い無し…

そういえば、血まみれの

喧嘩もしてるよなあ……



「お前が代わってくれよ」



「めんどくせー」



「嫌ではないんだ笑」



「やっぱ辛いの?」



「えっ?」



「グループの為とか、言って

我慢すんなよ。嫌なら、

事務所出て、俺達だけで

やろーぜ」



ああ、慰めに

来てくれてたんだ…



ハハ、辞められねえなぁ




続く

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