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「……ッ、?」
知らない天井だ。
ここは…..どこだ?確か魔王サマと戦ってて….
そう考えながら体を起こすと
「きゅーッ!!」
ベッドの横に白くて小さい熊が椅子に座っていた。
俺が起きると驚いたのか部屋を出て行ってしまったが、
「…..確かあの熊にやられたよな、??」
あんな可愛い熊にやられたのか?俺…..
へこみながら部屋全体を見回す。
天井にはシャンデリア、床は赤を基調とした金色のラインが入っている絨毯。壁は黒色で木製でできていた。タンス、蝋燭、ソファに使えるがあるのでどうやらここは客室らしい。
てか俺魔王サマに負けたんだよな?
なんで客室なんかにいるんだ?殺されてもおかしくないはず。
ガチャ
ドアの音が聞こえそちらの方を向くと
“魔王サマ”がいた。
「ッ!?….ないッ…」
咄嗟に剣を取ろうとしたがどこにもなく服も白いTシャツに白いズボンで俺の装備が一切なかった。
「落ち着いてよw…君に危害を加えるつもりはないよ」
そう言い両手を上げながらこちらに向かってきた。
一応警戒はしつつも様子を見ることにした
魔王サマの後ろにさっきのシロクマがついてきてた。
「あッ、さっきのシロクマ、」
シロクマに反応したのかこちらを向いた
手を振ったら、プイっとそっぽ向かれてしまった
俺なんか酷い事したっけなぁ
「ふふッ、君、俺を攻撃しちゃったからね。
怒ってるんだよ。」
笑いかけながら椅子に座る。そして魔王サマの膝の上にシロクマも座った。
魔王サマはシロクマの頭を撫でながら話す。
「怪我は特になかったけど、お腹空いてるでしょ?それもとっっても。」
ぐ〜〜
「ッ////空いてますね//ッはい。」
お腹鳴らすなんて子供みたいじゃんかッ///
「今衛兵がご飯持ってきてくれてるはずだから」
「殺さないのか?そんな親切にしていいのか?魔王なのに。」
「別に、殺す必要もないでしょ。親切にしているつもりもないよ。」
「まぁ、ご飯食べたらはやく帰りな。」
淡々と何も思って無さそうな顔をしながら言う魔王サマはそのまま部屋を出て行った
シロクマも魔王サマの後ろをてちてちと着いていった。
「殺す必要ない….っか。」
意識されてないってことかぁ
「ッ…..クッソッ….」
悔しがってると、またドアが少し乱暴に開きそちらに目をやると魔王サマが顔を少し赤くして言った。
「そーいえば..俺のこと、その….好きって言ってたけど、気持ちは嬉しいけどむ、むりだからッ////ごめんねッ、!!//////」
言っていくうちに真っ赤になっていって
目線をチラチラこちらにさせながら言い勝手にまた出て行った。
「は?かわよ。」
あの魔王サマ絶対堕とす…ッ♡
何がなんでも俺の番にしてやるッ♡
あの無表情を真っ赤にさせて蕩けさせるッ♡
コンコンコン
ガチャ
「おい、飯だ。はやく食って帰れ。」
衛兵らしきやつがご飯を魔王サマが座っていた椅子に置き、俺の装備をベッドの上に置いた。
「この城の中で暴れようと思うなよ?もし暴れたりすればッ」
「はいはい、暴れませんからはやく出てってください?」
俺は今とてつもなく機嫌が良いのだ。魔王サマを”堕とす”というヤル気がめきめき湧いてきた。
衛兵の話を妨げしっしっとジェスチャーしながらパンを手にとり食べる。
「チッ、いい気になるなよ。」
そう舌打ちしながらドアを力任せに締め出て行った。
「怖いもんだねぇ、」
そう独り言を呟きながらパンを食べる。
ご飯も食べ終わり装備も着て部屋を出た。
廊下は長く続いていて、歩いても歩いても出れそうにはなかったが、ようやくドアがあったので出口だと思いドアを押そうとすると、
「揃ったか。」
と中の方から魔王サマとは違う男性の声が聞こえた。
え?浮気??と思いながらもそーっと慎重に物音を出さないようにしてドアを少しだけ開ける
ドアの隙間から覗くと黄緑色の髪をした獣の耳が生えた青年と、白髪で桃色のグラデーションの髪をしている魔王サマと同じツノをもつ青年が見えた。
「ッ!?あッ、あいつッ!?」