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上下関係があるみたいなのめっちゃ好きやぁ……!!! てかアイコン変えた!?いいね!!
「あッ、あいつ!?」
扉の隙間からバレないように片目で覗くと、
見覚えのある黄緑色が見えた。
咄嗟に口を押さえたがまさかこんな所で会うとは思わなかった。話したいが今はダメなので息を殺しながらその光景を見る事にした。
黄緑色の青年が話し始める。
「そろそろはじめようか、」
「そーだな。あ、てかしゅーと遅かったじゃん」
白髪で桃色のグラデーションの青年が少し目を細めながら魔王サマに言う。
てか、魔王サマの名前”しゅーと”なんだ。
❤️「..えっと、ッ、ごめん。ちょっと侵入者が入ってッ、きて、」
椅子に座っているしゅーとは俯きながら縮こまっている。それは少し怯えてるように見えた。
「あっそ、別に責めてる訳じゃないんだけどねぇ」
椅子の淵に肘をつき手を顔に添えながらにこりとしゅーとの方にかえすが、どこか冷たく感じ背筋が凍りそうだった。
「”かざね”、しゅーと怖がってるだろ。やめろ」
黄緑色の青年がケモ耳をペタッと倒して眉を眉間に寄せながら言うと
🩷「だから、責めてるつもりないんだってー」
心外だなぁと呟きながら背もたれにもたれかかる
🩷「別にしゅーとも、…怖くないでしょ?」
また同じ笑みで話しかける。
しゅーとはその笑みを見るとビクッとして口は引き攣っているが笑いながら
❤️「怖くない…よ?ごめんね。”ふうはや”、紛らわしい事して、」
あはは、と頭を掻きながら言う。
だいぶ怖がってるように見えたが….
💚「そーか、?なら良いんだけど…早速報告会始めていくぞ。じゃあ俺から」
とそう言って、椅子から立ち上がり困ったように言った。
💚「こっちは別になんも問題は無いなぁ。
平和すぎるくらいだ。勇者は来るには来るが弱すぎて話しにならん。配下たちも全然倒されないし。」
はぁとため息をつきながら言う。
推測するにふうはやは強いやつ全然来なくて退屈やらしい。あいつ全く昔から変わってないなぁ。
❤️「ま、まぁ配下達を失わなくていいじゃん、?」
💚「確かに、そーなんだがなぁ、」
もっとこう、命を削ぎ合う戦いがしたいっていうか、
うーん、うーんと頭を捻っているが、少ししたら諦めたかのように椅子に座り
次どーぞー
とかざねの方を鋭く尖った指で差した。
指名されたが、椅子からは立たず顔に手を付きもう片方の手をいじりなごら言った。
🩷「こっちはちょっと人間が減ってきたなぁ、
だからもう少し人間を補充しないと、ね?」
言い終わると視線だけがしゅーとの方に向かいじーっと見つめる。
💚「また減ったのかよッ!かざねおまえいい加減にしろよ!?人間使い荒すぎるだろ!?」
ふうはやがキレて机に身を乗り出してダンッと鈍い音立てながら立ち上がった。
すると今度はかざねの視線が鋭くふうはやに向き
🩷「うるさいなぁ、これだから犬はッ…」
と軽蔑するように言いふうはやはそれにまたキレ机に立ててる手を机にバキバキと食い込ませながら威圧感が増していっている。
💚「なんだと、?あ”ッ?かざね、表でろよ」
と毛を逆撫でながら言う
❤️「ふ、二人とも、落ち着いてッ、!」
声は震えているが芯が通っていて今にも殺りあいそうな二人は動きをとめしゅーとの方を見た。
❤️「かざね、人間はッ、….こっちがまた用意するからッ、それでぃい?」
胸の真ん中に両手を置き不安になりながらかざねの方を見た。
かざねは目をぱちりっとさせまたさっきの笑みを見せ
🩷「さっすがしゅーと♡しゅーとならそうしてくれると思ったよッ!じゃあ、よろしくね?」
❤️「….ッ、わかった。」
💚「……」
ふうはやも落ち着きさっきの威圧感は消えて耳をまた倒しながらしゅーとの方を心配そうに見つめた。
🩷「じゃあ、俺はこれで失礼していいか?
俺は忙しくてね。」
そう言いながら椅子から立ち上がりコツコツと足音を鳴らしながらドアに向かう。
やべッッこっちくるッ!!
身を隠そうとしたが、隠せるような物は何もなく兵の真似でもしとこうかなと思いドア付近で堂々と立った。
🩷「じゃあね、しゅーと。人間、よろしく」
そう言い、ドアを開けて部屋から出てきた。
目の端にかざねが映った。しゅーとと種族が同じなのかツノがよく似ている。髪は白く桃色のグラデーションが入っていて蝋燭の光に反射してキラキラと妖しく輝いていた。顔も容姿端麗でキリッとした薄汚れた桃色の瞳がこちらを見ている。ずっと見ていると吸い込まれそうで何か甘い気に誘われそうだった。
🩷「あれ、君、だれ?」
すっかり容姿に見惚れていると不思議に話しかけられた。
「はッ、一般兵でありますッ!」
と足をガシャンと合わせて敬礼すると目を細めながらまた話す。
🩷「だから、ダレ?」
「ッ?、」
偽物ってバレたのか、?どうしよッ、
そう内心焦りながら何も言えないでいると
🩷「まぁいいや。」
そう言い、こちらに背を向け出口らしき所まで歩いていった。
俺は背中が見えなくなるまで見送り、姿が見えなくなったら焦りからどっと汗が出てきた。
「ふぅッ、耐えたぁ」
なんか見入ってしまった。危ない危ない
俺は魔王サマ一筋だ!
そういえば、他の二人は全然出てこないな?
不思議か思いまた扉の隙間から見る
💚「しゅうと?だいじょーぶか?」
ふうはやは心配そうにしてしゅうとの方に寄っていく
❤️「うん……..ふぅッ…..もう大丈夫。」
一息付きさっきまでとは違う堂々とした顔になった。
💚「そっか。良かった。じゃあしゅうとの方も報告してくれるか?」
その様子を見たふうはやは安心したのか、目を細め温かい微笑みを浮かべながら言い、席に戻る。
❤️「うん。えーっと、こっちは、その、国民からの信頼が落ちてきているような気がして、たまに街に降りたら、ちょっと…..いたずらされたり、?」
💚「またか、….なんでなんだろうなぁ。しゅうとは何も危害を加えてないどころか魔物から国民を避けているのに、」
❤️「わからない。….まぁ、国民には何も被害とかはないから….俺は良い事だと思う。」
💚「あのなぁしゅうと。確かに国民に被害がないから良い事だが、おまえ自身ももっと大事にしなくちゃいけないんだぞ?」
少し呆れたように腰に手を当てながら言う。
❤️「….うん。わかってる。わかってるけど、ッ」
またしゅーとは俯いた。悲しそうに表情を歪ませて黙り込んでいた。
💚「…、まぁ、もう報告会はこれぐらいでいいだろ。それじゃ、俺自分の国に帰るから。」
そう言ってふうはやはこちらに向かってくる。
💚「なんか困ってることあったら水晶で連絡しろよ。しゅうとはまだ魔王になってから幼いんだから。」
❤️「うんッ、….ッありがと!気をつけて帰ってね。」
俯いていた顔がふうはやの方に向き、悲しそうな表情がふにゃっと溶け、純真無垢な笑顔で言った。
💚「おう!じゃッ!お邪魔しました〜!」
そう言い扉を開け廊下にでる。
バタン
扉を閉めると同時に俺の首に鋭い爪が添えられた。
💚「お前….侵入者?」