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「だーから、入り口はもっと可愛くした方がいいと思うの。」

「リボンだらけはねえだろ。男が入りにくい。」

「そうだそうだ。もっとシンプルでいんだよ。」

 

「えー、でも何もないとかダサくない?」

 

「花月ちゃんはどう思う!?」

 

「うーん……リボンがあるのは可愛らしいけど、飲食店だしあまり派手にはしない方がいいかな。星とか違った模様とかもあると、男性も女性も入りやすいと思うよ。内装も大事だけど、メニューに合った色使いとか、テーブル周りのアレンジに気を遣うほうがお客さんも居心地いいかも…。小さい瓶にお花を入れて飾ったり、テーブルクロスをひいてみたり……。」

 

「それいいかも!白梨さん、内装デザイン班に入ってよ!さすが本物のお嬢様って感じで、おしゃれな喫茶店になりそう。」

「お嬢様ってことはテーブルマナーとかも知ってるんだよね!?食器とかも見てほしい!」

「お役に立てるなら、頑張ります…!」

 




「花月、人気だねー。」

「クラスの子たちが、普通に接してくれて安心した。吸血鬼と人間って分かり合えないものだと思っていたし、花月を傷つけなければいいなって…ずっと思っていたから。」

 

「種族の違いは簡単には越えられない。でも…皆が花月を慕うのは、花月の人間性に惹かれるからだと思うよ。あの子が本当に緑川くんと結ばれて国のトップになったら…この世界もきっと変わるかもしれない。」


「吸血鬼も人間も階級も身分の差も…何もない共存の世界になるかもしれないね。」

 

「ということなんで、くれぐれもよろしくね、緑川くん。」

「………ああ。」

 

 



「ねー、白梨さん、明日の買い出し一緒に行こうよ。食器とかグラスも見てもらいたい!」


「あ、私はいいけど……その…。」

 

 

「楽しんでおいで、花月。」

「うん!」

 

買い出しをして、準備をして……初めての文化祭まで毎日が楽しみになってきた。

 

早く文化祭にならないかな……。

生贄の花嫁~Lost girl~

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