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「お昼なのに花火が上がってる!」
「文化祭本番だからね。宣伝は大きくやらないと。」
「皆、衣装は着たー?もうすぐお客さん入るよ。」
「結愛ちゃん、これで合ってる?」
「うん、大丈夫だよ。あとは笑顔だね。今日1日を楽しもう!」
「男性陣も悪くないんじゃないー?そこそこカッコいい執事って感じ。」
「おい、それは褒められてるのか…?」
「いらっしゃいませ。何名様ですか…?」
「2人ー。ねえねえ、アナタが噂の人間ちゃん?」
「あの…えっと……。」
「うちらね、この前引っ越してきて、来年この学校に入る予定なんだー。今年入ってきた人間の子がいるって聞いたんだけど、もしかしてそうかなーって思って。」
私は人間です。っていうべきなのかな……?でも、この人たちも吸血鬼だよね……。迂闊なこと言うと危ない気もするし……
「…花月、俺が案内する。」
「あ、ありがとう、聖さ……」
「お兄さんめっちゃカッコいい!名前教えてください!」
「彼女とかいるんですか!?」
「…彼女は…いないけど……。」
「今度一緒に遊びに行きませんか!?」
「…と、とりあえず席に……。」
女の子たちに迫られていて聖さんも大変そうだな……。あんなに素直に言葉にできる彼女たちは羨ましいけど……。
あれ…?なんで、私羨ましいって思っているんだろう……
「もやもやする?」
「うん……胸やけかな…?」
「…注文が決まったら呼んで……」
「お兄さんのおすすめはー?」
「おすすめ……ブラウニー…かな。」
「じゃあブラウニー2つとミルクティー2つください。」
「…ごゆっくり、どうぞ……。」