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「…舞?どうかした?」
「あ、まんじろー…」
「なんでもない。じゃあいこ」
「ウン」
もし三途さんがタイムリープに何かしらと関与していた場合、「助けたい」と思っている相手は恐らく万次郎。
そして、今までの時間系列からまた考えていく。
・2003 真一郎くんの事件
…の前に万次郎になにか起こると憶測している。
でも詳しくは分からないので防ぐ方法が思いつかない……
どうしたものか。
「なぁ、舞?行かねぇの?」
「あ、ごめんごめん!」
「…なんか、隠してることあんの?」
「隠してること?」
突然何を言うのだろうか。
「隠し事はなしだろ?言えよ」
そして何でこんなに不機嫌になっているのだろうか…。
「いや、何も隠してないよ?天気のこと考えてただけ」
何も隠してない、というのは嘘になるが。
「天気…?まぁいいや。俺に隠し事は絶対すんなよ?」
圧をかけられた。
「ハイ。」
そうして機嫌がなおった万次郎と一緒にその辺を適当に散歩し、そのまま帰宅した。
そういえば今日で月が変わったんだ。お金置いてるかな?
あった。テーブルの上に今日も15万円置いていた。今月の分だ。
前にも言ったが私の今世の親はネグレクトでこうして月の最初にお金だけを置いている。
お金をくれるだけ有難いが。そして、電気代などは払ってくれているので15万円はかなり多い額だ。食費もそんなにかからないし。
「よし…」
前世ではしっかり17歳まで生きてバイトもしていたのでお金管理はできる。
なので急に電気代などを払って貰えなくなったときの為にも貯金をして、15万円あっても全ては使い切らないようにしている。
時計を見ればもう20時になっていた。今日は万次郎が家まで送ってくれたので迷子になること家に着けたので昨日よりもかなり早い。
「ん〜…ダンスの練習でもしとくかぁ」
といってもまだ投稿されていない曲ばかりなので音源は無い。日本語版で初のVOCALOIDであるMEIKOさんの発売日は2004年。あと4年…
自分では歌うしか…。
自分の前世での歌は可もなく不可もなく、普通の歌声だったが今世ではどうだろうか。とりあえず
「ラブアンドジョイかえていく〜♪」
歌ってみた。それを録音して聞いてみると、
…なんということでしょう。中の中が上の上になっていた。
すげ…。改めて今世に転生できて良かったと思う。
よし、これに合わせて踊ってみよう。
♪
よし、前世で得たダンスのおどり方などの知識は抜けていない。前世と変わらず上手く踊れた。
「よし…がんばろ。」
今世でもばっちりダンスはするつもりだ。そして、今世は「最初から推していたかった」と思った人を最初から推してやる。古参になれる…。
あれ、というか。
私が前世で見た作品やVOCALOID、曲とかって今世でもでるのか?
少なくとも、東京リベンジャーズという作品はない。
不安になってきた。どうか、私が好きなものが今世でも存在しますように。
そうして同じようにしダンスを練習し、気づけば12時を回っていた。
「ヤバい…体は小3なのに」
勢いでオールしちゃうか?とも考えたがやめておいた。明日から月曜日で学校あるんだし。
そういえば、学校って誰と同じなんだろう。
…あ、万次郎と同じとこかな、七小。
多分そうだよね、家近いし。てことは三途くんと場地さんも同じなのか…?原作では書いてないけど幼馴染だから同じ学校なのでは。
私の学校での立ち位置はどこなんだろう。
ド緊張で寝れない…
その1分後には爆睡していた。
「登校時間何時なんだろ…今は10時かぁ。」
あれ、大体の小学校は10時にはもう始まっているような。
まあいいよね1日くらい。このまま遅刻は確定してるから吹っ切れてのんびり行くか、休むか、どこかのヒロインのように食パンを咥えて急いて走るか。
…いや1番最後は違うだろ…。
結局私は急いで顔を洗い着替え、そのまま食パンを咥えて走りながら登校した。
「遅刻遅刻〜!」
とか言いながら。ノリノリじゃん。
というかまた迷子になってるっぽい。逆に行ったことない学校につける訳がないよねって今になって気づいたけど。
するとバッ、と誰かにぶつかった。
え、何?少女漫画だったの?少年漫画じゃなくて少女漫画だったの??
「ごめんなさい!」
「おう…」
すると目に入ったのはあの六本木のカリスマ、灰谷竜胆。髪型は最初のお団子だ。
多分まだ捕まってないよね。
というか何故こんなにも原作キャラと出会うんだろう…。ある意味豪運だよね。
それにこの人も私見た瞬間固まったし。なんなんだろう?
「あ、あのごめんなさい。怪我とかありませんか…?」
「かわ…す…あい…すき…」
途切れ途切れ声が小さくて聞こえなかったがすきという単語は聞き取れた。
「え、だ…?え?」
「だいじょぶ…ですか?」
「心配してくれてんの…?♡」
あれ、何かヤバい気がする…。