TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

テラーノベル(Teller Novel)
シェアするシェアする
報告する

夏五前提

考えていたら何故か内容は似てるけど2つになってしまった。

途中 自分が何を書いているのか分からなくなりました。暖かい目で見守りいただけると幸いです。

2…

皆の前では健気に最強として振る舞う五条悟が、裏では精神面激弱な様子。実際そんな感じする。

可哀想な五の話

『最強』という言葉は彼らが親友である証だと思う。(ただの作者の考えです)語彙力ゴミなので苦手な方は静かにページを閉じてください。


1

何度も何度も夢を見た。

お前が隣にいてくれる夢を。

一緒にバカやって笑って…、そんな日々を頭の中で連想させる。

俺たち/私たちは      最強なんだ。

どこか懐かしい言葉の響き。 いつからだろう、共に笑い合って過ごした“青春”に、パキリパキリと罅が入っていったのは。人生で1番輝いていた あの楽しい瞬間が、いつまでも続くと思っていた。 あいつの無邪気な笑顔がまた脳内に浮かぶ。人が人を忘れる時は、最初は声、顔、最後に思い出と言われてるらしい。まぁ あいつは自分にとって決して忘れるような存在ではない…いや、忘れられない。 あいつは自分に駄目なことは駄目と良く叱ってきた。それが嬉しかった。家の奴らは叱る者もいなかったし、教えられたのは無下限呪術と六眼の使い方だけ。それ以外は本当に何も知らなかった。

自分が人として成長し、親友という関係を築き上げたのも全部「夏油傑」だった。

彼と出会った影響で、自分の人生は大きく左右された。

最初は眩しいほどにキラキラと光っていた瞳はいつしか光を失い、暗い表情を浮かべ、やがて自分の前から姿を消した。



2

最強という言葉の裏で蹲って、ただ親友との夢を、青春の思い出を鮮明に回顧する。どれほど月日が経とうとも、彼との日々を忘れることは無い。なぜあの時言ってくれなかったのか、相談してくれなかったのか。自分には何ができたのか、どうして気がついてあげられなかったのか…

どう足掻いても見つからない。

彼が自分から離れようとした理由も、呪詛師になろうと思った理由も、何一つ理解していなかった。あの時放たれた言葉を思い出す。

君は五条悟だから最強なのか、最強だから五条悟なのか…

そんなの知らねぇよ…何が言いてぇ…。何も言い返せなかった自分に腹が立つ。お前の理想ってなんだ?非術師がいない世界を作りたかったのか?俺だって最強になりたくてなったわけじゃない。六眼も無下限術式も、生まれつきであり望んで得たものじゃない。生まれた瞬間から当主にされ、今まで沢山のものを背負わされてきた。任務をして帰って、任務をして…また任務。内臓を潰され吐血して、術式と呪力のコントロールもままならない。それの繰り返し。年月が過ぎ、やがて無下限術式と六眼の使い方も把握していた頃には、十分強くなっていた。いつからだろう、自分をあの言葉(最強)1つで縛り上げたのは。自分が今五条悟として最強でいる限り、そうするしか無かった。

なぁ傑。俺の何が気に食わなかったんだ?俺が1人で最強になったから?ふざけんな、俺たちは2人で最強のはずだろ?高専時に見せた笑顔は全部嘘だったのか?教えてくれよ…

いくら問いかけても彼はもういない。

「もし私が君になれるのなら……」

お前は俺になりたかったってことなのか?それなら俺もお前になりたいと言ったらどう反応するのかな。


俺だって最初はそう思った。強くなれば全部手に入れられると思った。全部守れると思った。

でもそんなこと無なかったんだ。後から思い知った、俺だけ強くてもダメなんだって。だから進路を この呪術高専の教師になることを選んだ。聡い仲間を育て、絶望に陥った呪術界をリセットすると決めた。

でもなんでだ?一向に上手くいかない。

僕は宿儺の指を取り込んだ悠仁を処刑せず、そのまま生かした。まだ この先未来がある若人の青春を決して奪うことは許されなかったからだ。全ての責任は僕自身が持つ。 あの時こうすれば良かった、ああすれば良かった。人生において後悔がないように、僕は教師として生徒達を導く義務がある。

お前がもし離反していなかったら、この愛しい生徒達にも会えていなかったのだろうか。

なら離反していなければ、僕たちは一体何を目指すのか。

共に教師になり、「最強」の特級呪術師として呪霊を祓い続け、共に最期を遂げるのか。いや…、死ぬ時はそれぞれ1人かな。

年月を重ねるにつれ、お前が隣にいてくれていた温もりが少しづつ薄れてゆく。俺もお前も、結局お互い何も分かち合えていなかったんだ。元々 呪術界 御三家に生まれ、最初から術師として育てられ崇められてきた自分と、普通の家庭で生まれ、ごく一般な子供として高専時まで育てられてきたお前。 もっと話し合うべきだった。この世の有象無象に抗い続け、お前と出会って初めて普通を知って、神から人間になれた気がした。俺も、最初から術式を使いこなせたわけじゃない。馬鹿でも数やれば分かるだろう。俺も人間なんだよ。本当は最強なんてどうでもいい。1人の人間として認められ生きてゆけるのなら それでいい。

でも時々苦しくなる。お前から普通を教えられる度、自分が今まで普通から程遠い存在だったんだなと実感するのが。 家から出して貰えるまで高専自体のことすら知らなかった。世間の約半分以上の常識も身についていない自分に酷く嫌悪し、哀しくなって涙が出た。 お前らが羨ましい。


今まで生きてきた中で何にも囚われず、何にも縛られていないお前らが羨ましい。

本当は任務にも行きたくないし、怪我とも金輪際無縁でもいいくらい。死ぬのも嫌だし痛いのも嫌。ダメだ、これ以上は自分に対しての屈辱だ。

俺はお前の隣に帰りたかった。得たものがこれ以上、手の平から零れ落ちていくのはもう懲り懲りだ。

一緒に大人になりたかった。







見て下さりありがとうございました。

語彙力に関しては触れないでください(;;)

このコンビは本当に嫌いになれる気が全くしません。

呪術廻戦ほどエモい作品に出会ったこともありませんし、五条悟を初めて知り、ここまで好きになったキャラ初めてです。

続きません。

♡の数めっちゃ欲しいです






この作品はいかがでしたか?

98

コメント

3

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store