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彼女が隣で寝ている。
頬に沿って流れている冷たい液体を
僕は指で拭った。
僕にはどうしようも出来ない。
いや
どうしようも出来なかった。
カーテンの隙間から太陽の光が差し込む。
「…洗わないと」
あれから三十分が経った、
洗い物をすると部屋全体輝いてるように感じた。
最後の洗い物だ
体が重い彼女を引きずって、
風呂場まで連れてった。
「どんな君でも綺麗だよ」
そう言って頭から流れてる血を洗い流した。
洗い流し終わった後、
僕はネクタイを首に縛った。
「 来世もまた会えるといいな。」