テラーノベル
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初めまして、ネコの退屈と申します。
今から、「君となら」は書きたいところだけを出させていただきます。
申し訳ございません。
よろしくお願いいたします。
⚠️ネタバレあり
OKな方のみ、お進み下さい。
誰かの好きは誰かの地雷。
よろしくお願いいたします。
今回は、「君となら」の導入部分のためおかしい所が沢山出てくると思いますを
申し訳ございません。
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俺と真夜の関係は、主人と下僕だ。
それ以上もそれ以下もない。
椿たちとの戦争が終わり、1年がたとうとしていた。俺は相も変わらず、リヒトについてまわり、ハリネズミ姿がテロップでわかる、動画配信を行っている。内容は、相談に乗るというものだ。
リスナーからの相談に俺がジャンジャン、答えていくものだ。
これは、彼女、城田真夜が提案してくれたものだった。その日、彼女は兄でもなく、にーさん(クロ)ではなく、俺に相談した。
俺は当たり障りのない、答えをしたはずなのに彼女は安心したように詰まっていた息をふぅとこぼして、俺を見て頬を少し赤らめながら微笑んだ。
「ハイドに相談して、よかった…」
彼女はたしかに笑ったのだ。
俺に選択肢をくれたのは真夜だ。
だから、近くにいたい。
リヒトに着いていくと言った日。
彼女は、一瞬寂しそうな顔をしたと思ったがすぐに優しく微笑んで送り出してくれた。
リヒトは何度も何度も、彼女に「一緒に行くか?」
「ピアノの動画?を送るか?」と聞いていた。
彼女は焦ったのか手を前に出して否定する。
「……ふたりが一緒にいるの、好きだから。」
そう照れくさそうに笑う彼女に俺とリヒト、クランツにギルデスターンも顔を見合せて笑った。
確かに、幸せだった。あの時は。
これがみんな死ぬまで一緒だと思っていたから。
ある時のことだった。
真夜が交通事故で意識不明だと言うのを真昼に連絡を貰ったのは……。
リヒトと俺は急いで日本に向かい、彼女の病室を訪れた。眠っている彼女にオフィーリアを重ねた。また、守れなかったのか。想像できたはずだったのに、想像できなかった。離れることでリヒトや俺が守れなくなることで彼女を守ることが難しくなったことも、たとえ、城田真昼でもにーさんでも常日頃一緒にいるのは難しいとなんでここまで想像できなかったのだろうか。
医者からは危険な状態だと聞かされた真昼とにーさんはベットで白雪姫の如く眠っている彼女の手を握り、謝っていた。
彼女が車に対して、特にトラックに恐怖心を抱いていたのはなんとなくわかっていたそうだ。
年を重ねるごとに慣れてきてやっとトラックになれたそうだ。
あの日、真夜は親子を庇った。
トラックは脇見運転していたようで、それに気づいた真夜は楽しそうに手を繋いで歩いている親子を自身と重ねたのか、本人にしか分からない。
だから、だろう。親子に向かって突っ込んでくるトラックから親子を庇ったのだ。
親子は、目の前にある残酷な仕打ちに目を見開くしか無かった。突き飛ばした真夜は怪我だらけで血だらけで、特に頭からの出血が多く、親子はすぐに駆けつけて真夜を必死にかいほうして、救急車と警察を呼んでくれた。幸い、母親は現役看護師であったため、処置が上手く行き、真夜は一命を取り留めた。子の方も必死に真夜の手を掴んで「起きて、おねぇちゃん!」と呼びかけてくれていたそうだ。
それもあってか、真夜は焦点の合わない目を自分を呼びかけた少年に笑いかけたそうだ。少年を安心させるために。
「……け……がは……な……い……?」
ポツポツと喋る真夜に少年と母親は何度も何度も頷いた。
真夜は安心したように笑っていたらしい。
「……よかっ……た……」
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「何が良かった……だよ……」
真昼はぽつりと本音を漏らしていた。
真昼と真夜は性格が全く違う。
真昼は明るく元気で優しい
対して真夜は少し暗くておっとりしていて優しい
対象的な2人だ、でもお互いが苦手なことを補い合うかのように1つ年下の真夜は真昼が大好きなようで同じ高校へ進学しようとしているぐらい真昼と一緒にいることを望んだ。
真夜は、家族を愛していた。
この世の誰よりも家族を愛していた。
長年合わなかった父親を受け入れ、父親が息子のように育てた義兄も受け入れ、父親と兄を和解させるために、父親と義兄を兄と2人で、にーさんと一緒に救って見せた。
真夜は友人もサーヴァンプの俺達も、主人(イブ)も救って見せたのだ。
例をあげれば、俺やリヒト、椿も、有栖院御国にも手を差し出した。
真夜の口癖は、叔父と兄と同じ“シンプルに考えて……”だったが、真夜にはもう1つの口癖があった。それが「好きだから」だった。
好きだから助ける、好きだから分かり合う
好きだから一緒にいる、好きだから理解したい
同じような言葉だが、俺は嬉しかったんだ。
救われたんだ。
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