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書きたいところ 1
ハーツラビュル寮について。
⚠️ 私の解釈で進んでいきますので、おかしい所が沢山あります。
修正することがありますのでご了承ください。
嗚呼、最初のリドルくんのセリフが怪しすぎて怖い。
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「君はどんなふうに育てられたんだ!!!」
リドル・ローズハートがオーバーブロットしそうになった時、そう監督生に聞いた。
監督生より監督生の肩に乗るハイドの何かを感じて、俺とデュース、ケイト先輩、トレイ先輩も息を吸っていいのか、分からなかった。
監督生はそんなハイドの小さな顎を撫でて、リドル先輩の方を見ることなく、答えた。
「私の両親は、私と兄たちを守るために死にました。」
「は、?」
「母は交通事故で私と兄を庇って死にました。
父は義兄と私を守るために代わりに死にました。」
そう言ってリドル先輩を見つめて、監督生は困ったような顔で言った。
「だから、まともじゃないのかも、」
その顔は、いつも優しく笑って許してくれる監督生から見ることの無い、とても悲しそうで泣きそうで悔しそうな顔だった。
エースが、リドルを殴ったのは通りだった。
エースはおかしいから殴ったのだろうけど、監督生からしたら、監督生の親を否定したリドルの親を否定するために殴ったと感じても不思議ではなかった。
監督生は、リドルの言葉をそのまま受け入れようとした。受け入れようとしたが、それをエースが否定したのだ。
リドルのオーバーブロットが起こり、エースに向かい、薔薇の木々がエースに向かって振り注ごうとした時、誰よりも早く行動したのは監督生だった。エースの頭を抱えるように守る監督生にデュースは「エース!!!監督生!!!」と叫んだ。
その瞬間、ハイドが監督生の出ていた細い首筋に噛み付いた。
「いっ……!」
監督生の痛がる声が聞こえたと思ったら、ハイドが薄い黄色の煙に包まれたと思うと、髪色が金髪で毛先が黒、逆プリン頭になっている青年が真夜を横抱きに、エースを方に担いで黒い影なようなもので薔薇の木々を受け止めていた。
青年の首筋からは痛々しく、硬そうなリードが出ており、繋げるために必要な金具の部分から鎖が伸びていた。その鎖の先には監督生の細腕がさらに強調されるように大きな持ち手が細腕に通されるようにかけられていた。
「たく、俺の主人はすぐに無理するんスから。」
監督生に声をかける、赤い眼鏡が特徴的な青年は監督生の頬をまるで恋人のように触る。
そんな青年の手を受け入れていた。
青年は肩に担いでいたエースを放り出すように地面に落とす。幸い、地面に叩きつけられる前に着地したおかげか、エースは怪我することなかったが。
「あぶね、オイ!助けるならちゃんと助けろよ!!!」
エースの言葉に青年は薔薇の木々をリドルの方へ投げ返した。
そう言われた青年はエースを睨み返しながら、答えた。
「は?なんスか?」
エースはその答えに納得が行かなかったのか、噛み付くように青年を睨む。
「だから、」
そう続けようとした時、青年は監督生の白くて儚い頬を優しく撫でてながら、エースの言葉を遮った。
「俺は、あんたなんか助けたくなかったんスけどね。」
そういった青年は、さも当たり前かのようにエースに言った。
エースは思わず、「はぁ!?」と声を荒らげた。
「ハイド、」
今まで黙っていた監督生が、青年に『ハイド』と呼びかけて横抱きから抜け出した。
「ハイド!?今、ハイドって言ったのか!?」
グリムの声に、エースとデュースは逆プリン頭の青年(ハイド)を凝視し、トレイとケイトは驚きの声をあげる。
「待って待って!!!
ハリネズミが『変身魔法』使うなんておかしいでしょ!!??」
ケイトは、目を白黒させる。
「嗚呼、ケイトの言う通りだ!!!
『禁術魔法』の1つだぞ!!??」
トレイもケイトと同じように目を白黒させる。
「学園長でも出来るか怪しい『魔法』だぞ!?
あのマレウス・ドラコニアと同じぐらいの『魔法』だぞ!!??」
監督生は静かにリドルを見つめていた。
周りの音を気にせずに、ただ、どうやってリドルと『向き合う』のかを考えていた。
「ハイド」
そう隣にいるハイドに声をかけるとハイドはレイピアをマフラーから具現化させ、リドルに構える。
監督生の手には真っ黒なカナズチのようなものが出てくる。持ち手が長く、カナズチの部分は少し大きめになっている。俗に言う「戦鎚」をイメージできる。
リドルは、今、オーバーブロットしている。
これ以上、放置すれば、魔力の欠乏により死ぬ。
だったら、やることは1つ。
「ハイド、サポート、お願いしてもいい?」
監督生がそう聞くと、ハイドは「はっ」と鼻で笑ってから答える。
「なにいってんスか」
当たり前ッス!と元気よく言ったかと思うと、ハイドはリドルの化身の方へレイピアを突く。
リドルは、ウギィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!と怒り始めていた。
「か、監督せ、」
監督生を呼び止めたのは、トレイだった。
トレイは監督生の細腕を掴んでリドルの方へ行こうとする監督生を止めようとして必死だった。
「トレイ先輩、怒りってなんだと思いますか?」
予想外の質問に、トレイはもちろん、近くに避難していたエースやデュース、トレイの隣にいるケイト、そして、グリムも監督生の言葉に目を見開いた。
「え、?」
トレイは気の抜けたような声が出るほど、驚いたのだ。監督生は、トレイの手を優しく解いた。
「<怒り>は、暗闇なんです。
怖いこととか嫌なこととか、全部隠すんです。
<怒り>って自分の怖いこととか嫌なこととか隠すのが上手なんです。
そして、不安なことも隠すのが上手でもあるんです。
だから、私がやるべきことは、リドル先輩と一緒に<怒り>と向き合うことです。
リドル先輩は、<怒り>から抜け出せないだけなんです。」
監督生はそう言って、5人に背を向ける。
ハイドはレイピアを使ってリドルを翻弄していた。