テラーノベル
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ピンポンピンポンピンポンピンポン、、インターホンうるさっ!絶対樹だわ!
「はーい。」
あ、お母さんが先に出ちゃった。
「あのー、夏菜ちゃんっていますか?」
「ああ、うん。どうしたの?」
今日は遊ぶ約束があるけど、まだ10分あるし、、ちょっと早くない?
「呼んできてもらっていいですか?」
「夏菜ー!お友達が呼んでるよ!」
「聞こえてるよ!そんな大きな声で呼ばないで!」
「はいはい。」
玄関にいたのは、島谷樹と柏原春奈
樹はボールを小指に乗せてぐるぐる回してる。春奈はおしゃれなバッグを肩にかけてる。私、全然おしゃれじゃない、、まあ、いっか!
「てか、なんでボール回してるの?今日はゲーセンでしょ?」
「そこにボールがあるから。」
「なんか聞いたことあるなあ、、」
そこに山があるから、じゃない!
「とりあえず、行きましょう。」
「そうだね(な)!」
「行ってきまーす!」
きちんと鍵は閉めて!出発!曇りだけど、、、まあ、雨なんて降らないよね!あ、フラグか、、?
「今日行くのは、ゲームセンターだっけ?」
「さっき言ってたのに、忘れたのかよ?」
「えー、別に〜?」
いつも遊んでるから、忘れちゃうよ〜、なんて言えないや〜。
「いつも遊んでるから、忘れたんじゃない?」
全部わかってるよ?みたいな感じで、こっち向いて笑ってきた。エスパーなの?怖いわあ、、、
そんなこと話してると、顔に冷たいのが当たった。嘘でしょ!?雨じゃん、、、
「ははは!雨女は誰だろーな!!」
「雨男かもしれないわよ?」
「というか、これじゃあゲームセンター行け
ないや、どうしよう?」
二人はちょっと悩んじゃってる。見事なフラグ回収のせいだよ、、、
先に樹が口を開いた。
「俺んちでめっちゃでかいてるてる坊主作って明日に備えようぜ。」
「結構帰るの時間かかるし、ずぶ濡れになっちゃうかもよ?」
樹は鞄から出したスマホに指差して、
「ここにコンビニあるから、ここで傘買おうぜ!」
「そうしましょ。」
私達は早歩きでコンビニ向かい始めた。雨が強くなる前に行かなくちゃ、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
「よし、ついた!」
ごく普通のコンビニ。どこにでもある。
「「いらっしゃいませー。」」
店員さんの声が重なった。慣れてるんだな、、、。
とりあえず、傘買わなきゃね!!すると春奈ちゃんが、
「そう言えば、一つ、折りたたみ傘を持ってきてたわ。」
ええ!
「春奈ちゃん!貸してくれる?」
「はあ!ずるいぞ夏菜!!」
「早いもん勝ちだよ!お菓子一つ分けてあげるから許してー!」
「お菓子一個だけかよ、、、」
「ええ?私貸すなんて一言言ってないけど?」
えっ、春奈ちゃんもしかして貸してくれないの!いや貸してくれる前提で話すのはアレかもしれないけど、、、
「まあ別に構わないけどね。お金はあるから。」
「なんか悪くなってきちゃったよ、、、」
「じゃあ俺が借り」
「それはなし。」
樹、はあ?って言いかけたけど、止まった。流石に弄りすぎたかも?
「というか、時間なくなるから、早く!」
「へいへーい。」
樹と春奈ちゃんはビニール傘買った。思ったより大きいみたい。
「じゃあ俺の家行くか!」
樹が元気に走り出した。転びそうだけど大丈夫なの?あれ。
「ちょっと待ってー!」
春奈ちゃんも走り始めた、私もこのノリに乗るしかないね!
水溜まりはちゃんと避けて、進む。意外と滑らない。それどころか、ちょっと楽しい。
「はあ、はあ、疲れたー、、、」
樹が疲れちゃった。手を膝に置いてる。
「なーんで後ちょっとなのに止まっちゃうのよ、こんぐらいいけるでしょ!」
「へーい、、、。」
樹、勘弁してくれよみたいな感じだけど、頑張って走ってる。私もラストスパート、頑張るぞ!!
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「よし!」
樹が鍵を取り出して「ただいま」という。すると奥から「おかえり」と返ってきた。
「「お邪魔しまーす!」」
私と春奈ちゃんは傘を丸めて、玄関に入っていく。樹のお母さんに案内されて、2階の広い部屋に入った。普通の家だけど、寝室が和室で、押し入れがある。
「この家いいねー。」
そのままの感想。
すると樹が「待たせたな!」といっぱいティッシュを持ってきた。え?本当にてるてる坊主作るの!
「私顔描きたい!」
春奈ちゃんが手を挙げた。
「てるてる坊主の顔ってだだのにこちゃんマークじゃないの?絵文字でいう😄←こんなやつ。」
紙に書くと、春奈ちゃんは
「わかってないわね、だからこそ、燃えるのよ。」
とペンを握る。まだできてないでしょーが、、、
「今が、13時6分だな、んじゃ、半までに作り終わるぞー!おおー!」
「「おーー!」」
と言ったものの、、、
「うわーなんだよこれ、地獄かよ、、、ティッシュぐちゃぐちゃじゃねーか!!」
「今思うとこのティッシュ箱すごい色してるなー。」
「黒、白、黄色、赤、青、紫、、、」
すごいみたことある色だ、、、なんだっけこれ、、、
「冠位十二階じゃないこれ。」
「あーっそれだ!」
「急に叫ばないでよ〜。びっくりするから。」
すると樹が悲しそうに呟く。
「紫、使いきっちまったぜ、、、。」
どうでもいいわ!ガチで!
樹、現実逃避するみたいにティッシュ箱から解体し始めてる、、、。
「樹大丈夫?」
「うっせー!何すればいいか分かんねーんだよ!」
「そんなまごまごしないで早くやって欲しいんだけど?」
「へへ、馬子だけに?」
「やるじゃない。」
いや、これやりたかっただけでしょ!何してんだが。
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「よし、形になってきたね!」
なんとかてるてる坊主に見えるところまできた、、、。結局半までには終わらせられなかったけど、、、。最後は顔を描くだけ!
「春奈ちゃん、頑張って!」
「任せて!」
春奈ちゃん、ペンをしっかり握って描き始めた。
「わーっ!可愛いねこれ!」
最初はどうでも良かったけど、こんなに苦労して作ったんじゃあ、愛着が湧いてきたよ、、、。
「完成だな!これを窓にかければいい。」
気づいたらかなり雨強くなってた!全然気づかなかったけど、、、。
明日は晴れますように!
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