テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ーイッテツSideー
ある日の夜、リトくんのこの一言から始まった。
『なぁテツ。ポリネシアンセックスって知ってる?』
「…え?なにそれ知らない。」
これから寝ようって時に何を唐突に言い出すんだ彼は。
『5日かけてゆっくりするセックスのことなんだけどさ。』
『テツとやってみたいなって思うんだけど、どう?』
そんな優しい眼差しでこっち見られましても。
「ど、どうとは…?」
「そ、そもそも5日連続でするの?」
『いや、連続でするっていうよりは5日かけて初めてセックスが完結するって感じだな。』
「な…る…ほど?」
いや、全然わからん。
どこからそんな情報集めてきたんだよリトくん。
『じゃあまずポリネシアンセックスの説明するから、それ聞いてから決めてよ。』
動揺している俺を全く気にせず話を進める彼。
「う、うん。」
と、とりあえずまずは説明聞くところからだよね?
動揺を隠せないままとりあえず話を聞いてみることにした。
『まず、1日目はお互い裸になって見つめ合ったり、好きなところ言い合ったりする。』
『この日はボディタッチは無しな。』
『んで、2日目に軽いキスとスキンシップを楽しむ。』
『3日目はディープキスとお互い感じるところを触り合う。』
『4日目は前戯みたいな感じ、お互いのモノとか乳首とかを撫でたりイかない程度に刺激したりする。』
『この日はまだちんこは入れないからな。』
うん。なんか下品な言い方。
『最後5日目にこの4日間を踏まえて、セックスをする。』
『どう?興味湧いた?』
一仕事終えましたみたいな満足そうな顔で聞いてくるじゃん?
何を淡々と説明されたんだろう俺は。
まぁ、興味が湧かないと言ったら嘘になる。
「ちょっと…だけ?」
『じゃあやる?』
あのさぁ、決定権こっちに委ねるのずるくない?
そんな嬉しそうな顔で聞かれたら、断れないよ。
…コクリ//
あまりに真っ直ぐ見つめられるもんだから恥ずかしくなってうなずくことしか出来なかった。
『よっしゃあ、じゃあ明日からな。』
そう言って彼は眠りについた。
…え?そんなすぐ寝れる?
そんな話されて俺は全然寝れないけど。
チラっと彼を見るときれいな寝顔。
ちくしょう、気持ち良さそうに寝やがって。
NEXT→1日目。