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まるで葬列のようだ。その登山隊を、誰かがそう評した。
南極に発見された新たなる世界最高峰は、2度にわたり、世界最高の登山家達を飲み込んだ。
人々はかつてのように、山に対する畏れを取り戻しつつあった。
そう、誰が呼んだか狂気山脈。
かの大陸が暗い冬に閉ざされる極夜を目前として、 これが最後のチャンスと、三たび無謀なる登山家たちが、邪神の山嶺へ挑むこととなった。
それぞれの胸の内に、逃れられぬ因縁を秘めながら。
凜々蝶「狂気山脈を…全員で登りたかった…。」