もう言っときますが、年齢操作あります
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デナリー「…皆揃ったな。」
デナリー「初対面の者も多いと思うが、すまんが時間がない。」
デナリー「早速だが、表にチャーターしているマイクロバスに移動してくれ。」
デナリー「自己紹介やブリーフィングは船に向かう移動中に行う。」
デナリー「…ほら早く、いったいった。」
長い金髪に切れ目の気の強そうな白人女性…
この登山隊の発起人であるデナリー・ウォシュバーンが、そう促す。
挨拶もそぞろに空港から出ると、止めてあったバスに各々が荷物を積み込んでは乗っていく。
彼らの表情はそれぞれが異なる色をしていて、しかし、『世界最高峰』への旅路に胸を高鳴らせている、と言った様子の者は少数に思えた。
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バスが出発すると同時に、再びデナリーが口を開く。
デナリー「慌ただしくて申し訳ないな…さてでは自己紹介をしようか。」
デナリー「登山隊の発起人、デナリー・ウォシュバーンだ。アウトドアメーカー”ネオステリウス”社を経営している。」
デナリー「私自身も、それなりに山に登ってはいる。」
デナリー「あの新たなる世界最高峰に挑む権利を持つくらいには、な。」
デナリー「…では、皆も順番に自己紹介してくれ。」
デナリー「そうだな…最初はサビタ、君から頼む。」
デナリーの左隣に座っていた若い女性が頷く。
容姿は整ってるものの、その褐色の肌は一見して、長年日に焼け続け、肌の手入れも殆どしていないであろう事が見て取れる。
サビタと呼ばれた彼女は、ややカタコト混じりの英語で自己紹介を始めた。
サビタ「サビタです。ネパールから来ました。シェルパ族で、サガルマタの麓でガイド、しています。」
サビタ「デナリーさんから声掛けてもらって、参加、します。」
サビタ「ヒマラヤ以外の山に来るのは初めてですから、ご迷惑おかけすると思います」
その言葉に続くように、デナリーが補足する。
デナリー「謙遜する必要は無い、サビタ」
デナリー「君の実力は、世話になっている私が一番よく知ってる事だ。」
デナリー「彼女は確かにエクスペディション登山の経験は少ないが、登山客を率いてもう何十回もエベレストに登頂している。」
デナリー「並の実力ではないのは確かだ。足りない経験はパーティで補えばいい…」
デナリー「そうだろう?」
デナリー「さて、では次は…」
玲亜「やっほ〜〜!!」
玲亜「望月 玲亜で〜す!!」
玲亜「今日は〜!!なんか山に登れるって聞いてぇ〜!!来てまーす!!」
玲亜「よろしく〜!!」
デナリー「元気がいいな…」
デナリー「その有り触れてる元気で、山に登れそうで心強いよ。」
玲亜「うんよろしくね!!それにしても、その金髪綺麗だね〜!!」
デナリー「あ、あぁ…ありがとうな…」
デナリーは苦笑いする。
玲亜(苦笑いされた…)
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れあさん、りりちよさん、しらすさん出ます(玲亜についての説明)
れあ「まぁ!今回は”望月 玲亜(モチヅキ レア)“というキャラで、」
れあ「現在は真剣にスポーツクライミングをしていて日本代表です!!」
れあ「そして過去にアジア大会で優勝しています!!」
れあ「最近は世界大会にも出ていたのですか、惜しくもメダルには届きませんでした…」
れあ「趣味は壁キャンで、SNSではギャルでの日常生活を発信してます!!」
れあ「それと過去にポカリスエットのCMに出演した経歴があるのをずっと誇りに思っているというのもあります。」
りりちよ「えっと、それと今回は各自にハンドアウトも配ってるので、そちらもお願いします」
れあ「りょうかーい!!」
れあ「ハンドアウトは『真実の追跡者』」
れあ「私は第二次登山隊に非常に注目してるんですけど、その隊に同行した記者は、顛末を伝える役目を果たすことはありませんでした。」
れあ「このままだと、登山史に新たなる”マロリーの謎”が取り残されてしまう為、その真実を確かめるために、この登山隊に志願しました!!」
しらす「”マロリーの謎”は、その人の遺体が山頂付近で見つかったんだけど、エベレストの山頂まで登ってる途中だったのか、」
しらす「下山してる途中だったのかが未だに議論されてる問題だね。」
れあ「そうそう、その”マロリーの謎”だよ!!」
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次は直生。
直生「よ、よよよ…よろしくお願いします…!!」
直生「ど、どうも…!直生(ナオ)…です、」
直生「足手まといになるかもしれないですけど…よ、よろしくお願いします…、!」
玲亜「全然大丈夫だよぉ〜!!」
デナリー「ああ、よろしく頼むよ。」
デナリー「まぁ比べるのはあれだが玲亜くんとは、正反対でおどおどしているかもしれないが。」
デナリー「その緊張感も、この登山では必要ではあるからな。」
デナリー「共に頑張ろう、よろしく。」
直生「は、はい…」
直生「…あ、…あの…」
デナリー「なんだどうした…?」
直生「き、…緊張するので…タ、タバコを…吸っても良いでしょうか…」
デナリー「ああ、構わないぞ。ただ勿論だが、山での喫煙はやめておけよ。」
直生「は、はい…勿論です…」
煙草を取り出して吸い始める。
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なおさん、りりちよさん、しらすさん、れあさん出ます(直生について)
Nao「前回の狂気山脈を登った、”相宮 直央(アイミヤ ナオ)“の弟である”相宮 直生(アイミヤ ナオ)“です。」
Nao「生まれた環境とかは兄と一緒何ですが、一応山に対しての考え方とかは兄とは違い、そこら辺の感性は普通って感じですね。」
Nao「ただストーカー気質があって、今現在アイドルのおっかけをしていて、裁判所から接近禁止命令が出されてます。」
Nao「そしてストーカーの際に、マンションの壁を登ることで登攀などの技能を身につけてます。」
Nao「まぁそこから嵩じて、登山家への道を志しましたね。」
Nao「ちなみにストーカーをするのは好きだが、ストーカーをされるのは嫌いです。」P
しらす「何言ってんだこの人…」
Nao「兄と違って基本気弱だが、心の中では己が世界で一番強いと考えてる部分があり、」PL
Nao「兄のサポーターとして山登りをしていたため、山岳医としての技能は一流です。」
Nao「ただし。社会的協調性は皆無。」
Nao「兄に憧れてタバコを吸ってたが、いつの間にかどハマりし、吸うタバコの銘柄はわかばになります。」
Nao「それと最後に兄は競馬にどハマりしてたが、弟は主に”パチンコを主戦場”としているのが特徴です。」
しらす「兄と一緒で、弟も中々やばすぎだろ…」
れあ「www」
Nao「えーっと、俺のハンドアウトは”生命への意志”になります。」
Nao「俺は山岳救助に携わる者ということで、山岳医という形だね。」
れあ「医療系熱い」
Nao「ということで、今回俺は誰もメンバーを欠けさせること無く!生還させるのが目標…!!」
れあ「うーん…」
しらす「胡散臭いハンドアウト…」
Nao「ほんとに俺はこの手で皆を助けるから!!!!(パッション)」
りりちよ「www」
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最後は白栖。
白栖「えー、小雨 白栖です…」
白栖「割と女性の割合が高くて…居心地がいいとは言いきれませんが…頑張りたいと思います…。」
デナリー「そうだな…確かに女性が多くて、少し居づらいかもしれないが、よくこの登山隊に志願してくれた。」
デナリー「君の昨今の活躍は、よくメディアなどで見てるよ。」
白栖「あぁ…ありがとうございます。」
玲亜「あら…ちょっとクールでかっこいい感じね…」
小雨 白栖(何で褒められてんの…?)
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しらすさん、なおさん、れあさん出ます(白栖について)
しらす「えっと、キャラ紹介ですが…”小雨 白栖(コサメ シラス)“って言います。」
しらす「父である”小雨 晃”は有名な登山家であり、母もまた有名な登山家で”清水 歩美”と言います。」
しらす「そんな両親の元に生まれ、物心がついた頃には山が遊びの場になっていた”白栖”。」
しらす「業界では、”登山家の卵”などと注目され、いずれは父母のように有名になる。と、そう思われていた。」
しらす「しかし、当時小学生だった白栖。恥ずかしがり屋で、人前に立つのも得意ではなかった。」
しらす「そんな中で『日本百名山』と『日本百高山』を制覇し、一部メディアにも取り上げられ、学校で表彰もされた。」
しらす「そして誰かが白栖にダジャレのような、バカにするような発言をした。」
しらす「その発言を聞いて、白栖は登山を辞めてしまった。」
しらす「誰がどのような意図で言ったかは分からない。それでも、白栖にはバカにされたように聞こえたのだ。」
しらす「こういう風にに性格は負けず嫌いで、頑固と言った感じ。」
しらす「その後やりたいことも見つからないまま、勉学に励みいい大学に進学します。」
しらす「大学入学後、山岳サークルの勧誘に引っかかる。」
しらす「サークルに入る気は無かったが、上回生が持っているプラカードに貼り付けられていた、1枚の写真に目が行きます。」
しらす「その写真とは、とあるブログから勝手に引っ張って来たらしく、ブログには様々な旅行先の風景が載っている。」
しらす「『”緑井 凜々蝶”の旅行ブログ』。」
しらす「今まで押さえつけていた、山に対する思いが溢れてくる。」
しらす「自分は何故、山から離れてしまったのか。」
しらす「思い返せば、あの”くだらない一言”に腹を立てていた、ただそれだけ。」
しらす「そんな事で好きなことに蓋をし続けてたのか。白栖は、バカバカしくなって笑った。」
しらす「そうして、白栖はまた山を登り始めた。」
しらす「期待の大型新人の復活を、業界も放ってはおかないだろう。」
しらす「”緑井 凜々蝶”のブログに感銘を受け、緑井に近づくため自身もブログを始める。」
しらす「父母の影響などもあり、業界ではある程度名が知れていたため、ブログは順調に成長。」
しらす「そしてついに、メディアにて”緑井凜々蝶”と共演を果たした。」
しらす「それ以来、凜々蝶とは意気投合し、よく2人で山登りをしている。」
しらす「白栖は『1度登山から離れた』ということを気にしており、登山の実力では凜々蝶に叶わないと思ってるので、」
しらす「自分の方が年上であるが、凜々蝶の事は先輩と呼んでいる。」
しらす「なお、実力は当に凜々蝶を超えているが、本人は気づいていない。」
しらす「現在は、自らの登山経験を活かし、講演や山岳小説、山で撮った写真など売って生計を立てています。」
しらす「1番登山家してるね」
れあ「凄い登山家してる」
Nao「確実に登山家」
しらす「ハンドアウト”遺された者”」
しらす「君には大切な人がいた…世界最高のクライマー出会った彼は、”第二次狂気山脈登山隊”に参加した。」
しらす「『必ず生きて帰る』と君に約束して。」
しらす「しかし彼は還らなかった。」
しらす「約束を違えた彼を、そして彼を喰らった山を、君は許せなかった。」
しらす「第三次登山隊が発足した時、君が参加したのは必然だった。」
れあ「なるほど」
Nao「なるほどね…」
れあ「溢れ出る主人公感…」
りりちよ「皆さんが持ってるハンドアウトですが、”裏面を公開”することが出来ます。」
りりちよ「それぞれに応じた何かがあるのは皆さん承知の上でしょうけど、基本好きに公開しても構いません。」
りりちよ「ただし、シナリオ上”公開タイミング”が重要な事があるかもしれないので、思い当たる節がある方はご注意ください。」
れあ「はーい、!」
Nao「了解…!」
しらす「分かった〜」
Nao「今回は絶対に皆さんを帰します!!」
れあ「うーん…」
しらす「www」
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