こちら創作BLとなっております!
後々出てきますがこちら人間というものがいません!!詳しく言うと凛➩インキュバス 瀬凪,龍夜➩天使 などといった「人間」と区別される種族はいません! なぜこの設定にしたかは作者もわかりません笑
〜登場人物〜
凛2年 瀬凪3年 龍夜3年 モブたち3年
〜本編〜
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なんで俺の人生ってこうなのかなぁ…
なんで俺は襲われてるんだっけ、
生まれてすぐ両親には捨てられ施設入り。施設でも種族が珍しいからかキモがられ話し相手はメンタルケアとして飼われていた猫と園長だけ。やっと高校生になって『俺の人生』って言えるような生活が出来るかなって、思ってたんだけどなぁ。人生なんて初めからないも同然だ。
〜数分前〜
『放課後』「今日久しぶりに竹上通り行かね?」「わり!今日彼女と予定あるからパスで!また今度イ行こーぜ!」「おーけー。また今度な」って言ったわいいけど、どーせ帰っても1人だしやることないから一人行ってみるか。
平日の19時っていってもやっぱ人多いな。
来たのはいいけど買いたいもんとかねーしどーすっかなぁ。
うわ、あいつら確か3年の学年問わずヤリまくってなかには妊娠させたやつもいるって噂のヤツらじゃん。
鉢合わせたらだるそうだし、気づかれる前に帰るか。
「おうおうこんなとこで後輩で雑魚の分際が何してんの??」
はぁ、めんどくさい。
「別に、ちょっとした買い物しに来ただけです。」
「んだその舐めた態度。ノリ悪くない笑?」
「…」
「ま、いいや。俺らさぁ女目当てでここいるんだけど今日なかなかいい女いなくてさぁ」
何が言いたいのかわからない。
「お前男のくせに顔女っぽいし?ぶっちゃけヤれりゃあなんでもいいわけ」
「何が言いたいんですか」
「物分り悪ぃなぁ。ヤらせろっつってんだよ」
逃げる体制に入る余地よなく路地裏に連れていかれ、俺は数人に襲われる羽目となった
〜時は戻り〜
俺の存在意義は何…はぁ、今日も死にたい。
「何してんの?」
身体中痛い、声もまともに出ないし動けない。おまけに服は脱がされ半裸状態。あぁ、きっとこいつにも同じように俺を──
「だせぇことやってんじゃねぇよ」
予想外の言葉に戸惑いつつも目線を顔に移すとそこには同じ高校の頭張ってるヤンキー達、瀬凪と龍夜だった。うちの学校では誰しもが知ってる名だ。
襲ってきた奴らの1人を殴っているのを見て、身体の限界でそのまま意識を失ってしまった。気づいた時にはその場におらず、近くのホテルだった。テーブルには置き手紙があり、あの見た目の割にきれいな字で「一応病院行っとけよ」と書かれていた。
もう学校に行きたくなかったが、こんな自分を助けてくれたのだからお礼をしたい。その気持ちだけを頼りに病院で検査をし、そのまま学校に行った。うちの学校は不良が多い。あの後近くにいた人が通報したらしいが当然出席停止、退学処分にはならなかった。偏差値が低いとそんなもんだ。
〜昼休み〜
助けてくれた2人は確か3-E組お礼を言いに行こう。
E組に行くとドアの入口にE組の女子がいたため2人がどこにいるか聞くと屋上にいると言われた。屋上に行くと2人でサッカーをしていた。
屋上でサッカーをするのは果たして楽しいのかと思ったが気にしないようにした。「あの!」そう声をかけると2人は同時にこちらを向き「あぁ昨日の」と瀬凪の方が言った。
「病院行った?色んな意味でだいぶ酷かったからさ、心配だったんだよね」
心配?俺のことが?
瀬凪先輩が何を言っているのか理解できなかった。俺なんかを心配して何になる。
「大丈夫でした!助けていただきありがとうございました。ホテル代いくらでしたか?返します」
「いいよそんなの。今度から同高の奴らには気おつけてね」
笑顔でそう言ってくれた。
それだけで、それだけなのに、「あぁこの人なら」と思った自分がいたんだ。
これが「恋」というやつなのか俺には愛を教えてくれる人はいなかったからわからない。でも…
あーあ、生きる理由ができちゃった、笑
つづく…
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