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高校の入学式。
どんな人が隣になるのか、楽しみにしてた。僕に友達できるのかなあなんて、心配してた。そうしたら、話かけてくる人がいたんです。
「ねえ、君なんて言うの?」
『!ぼ、僕ですか?僕、ピヤノって言います』
「ん、ピヤノね。いい名前じゃん!」
『そういうあなたは、なんてお名前なんですか…?』
「あ、えっと、俺、Akira!これからよろしく!」
『はい、よろしくお願いします。』
僕には合わなそうな人だなって思いました。こんなに明るい人、僕なんかには似合わないって、このときは思ってました。
休み時間ごとに僕に話かけてくる変な人。その印象が最初の1カ月間続きました。
「ピヤノ〜この問題わかる?結構難しくない?俺マジで分かんないんだけど」
『この問題ですか?それだったら…』
「…あーなるほど?分かった分かった」
『いや、絶対嘘ですよね。』
「え、バレたw」
『バレますよ、そんな俺なんも分かんねーみたいな顔だったらw』
「…ま、とにかくありがと、ピヤノ」
『全然大丈夫ですよ』
段々と雑だけどいい人だなって思い始めました。
『すみません、Akiraさん。僕、昨日休んだのでノート写させてくれませんか?』
「ん、これ」
『ありがとうございます』
「昨日大丈夫だった?熱出してたって聞いたけど」
『はい、寝たら下がりました』
「…病院行った?」
『…行ってないです』
「いや、行きなよwwww」
『そんな笑いますか、普通?』
「いや、なんか面白くてwww」
『そうですか』
「待って、そんな拗ねた顔しないで!?ごめんって!!」
「え、ピヤノそれ、どうしたの?」
『あ、これは昨日の調理実習で指切っちゃって。』
「え、マジ?笑早く言ってくれたらよかったのに〜!はい、手出して」
『?こうですか』
「動かないでね、…はいオッケー」
『これ、絆創膏。僕のために?』
「もっちろん!じゃなかったらピヤノに使ってなくない?」
『…ふふ』
「え、なんか俺おかしいこと言った??」
『なんでもないですよ、Akiraさん。とにかくありがとうございます。』
「その言い方気になるやつじゃーん!ねぇ教えて何に笑ってたの!?」
…まだこのときは、友達として好きだったんですけどね。いつの間にかAkiraさんがかっこいい、僕の隣にずっといてほしい、そう思うようになりました。Akiraさんは、僕のこと、どう思ってるのかな…。
コメント
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読んできたよ、第1話🌙 入学式から始まる静かな距離感が、少しずつ縮まっていく感じがすごく好き。絆創膏のシーン、「僕のために?」って聞くピヤノくんの声が聞こえてきそうだった…。ふふ、って笑うところで、もう友達じゃ済まなくなってるの、こっちまでドキドキしたよ💦 Akiraさん、ピヤノくんのことどう思ってるんだろう。続きが気になる〜!