テラーノベル
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高校の入学式。
どんなやつが隣に来るんだろうなって思ってたら、めっちゃ美人なやつが来た。え、男…?美人すぎてどっちか分かんね。とりあえず、仲良くなっておかないと!
「ねえ、君なんて言うの?」
『!ぼ、僕ですか?僕、ピヤノって言います』
「ん、ピヤノね。いい名前じゃん!」
『そういうあなたは、なんてお名前なんですか…?』
「あ、えっと、俺、Akira!これからよろしく!」
『はい、よろしくお願いします。』
話した感じ、やっぱ男だ。でも、性別と関係なしに、俺、ピヤノのこと好きだ。初めてなったけど、一目ぼれってこんな感じなんだ。
それからというもの、ひたすらピヤノに話しかけた。少しでも仲良くなりたかったから。
「ねぇピヤノ」
『どうしました?』
「俺、昨日のノート寝てて取ってないから、ノート貸してくんない?」
『仕方ないですね。はい、どうぞ』
「ありがと~」
字が綺麗だなって、勝手に何考えてんだ、俺。貸してもらってるんだからさっさと返さないと。
「ピヤノ〜」
『あ、書き終えましたか?』
「うん、ありがと」
『全然大丈夫ですよ』
ピヤノが休んだ日、自分でもびっくりするくらい落ち込んでたな。
『Akiraさん』
「!ピヤノ、風邪は」
キーンコーンカーンコーン
(って、俺が寝てただけか…笑あーあ、早くピヤノの風邪、治ってくんないかな~。)
結局、その日の授業大体寝てたんだっけ。俺がこんなんだとピヤノに呆れられるな。ピヤノ、俺のこと、嫌いになるかも。せっかく仲良くなれてきたんだから、もっとしっかりしないと…!
『すみません、Akiraさん。僕、昨日休んだのでノート写させてくれませんか?』
「ん、これ」
『ありがとうございます』
「昨日大丈夫だった?熱出してたって聞いたけど」
『はい、寝たら下がりました』
「…病院行った?」
『…行ってないです』
「いや、行きなよwwww」
『そんな笑いますか、普通?』
「いや、なんか面白くてwww」
『そうですか』
「待って、そんな拗ねた顔しないで!?ごめんって!!」
ピヤノのために寝ないでノート取ったんだよ、とか拗ねた顔も可愛いねとかはさすがに言えなかった。俺がこんなこと考えてたら、ピヤノ、嫌かな…。でも、諦めたくはない。
…そうだ、日曜日夏祭りだっけ。
「ねぇピヤノ」
『なんですか、Akiraさん』
「日曜日の夏祭り、一緒に行かない?」
コメント
1件
ピヤノとAkiraの距離感が自然に縮まっていく感じ、すごくいいですね!最初の出会いで「一目ぼれ」って心の中で認めてるところ、青春だなあ〜ってニヤニヤしちゃいました。ピヤノが休んだ日はノート取るために頑張ってたAkira、不器用だけど優しいんだなって伝わってきます。夏祭りの誘い、どうなるんだろう…続きが気になりすぎます!