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*注意*
・私の妄想でしかありません
・オリジナル主様がいます
(まだ見つかっていない設定です)
・苦手な人は閉じて下さい
_ベリアン視点_
この日、私たちはいつものように天使狩りの任務に出ていた。
西の大地の森のずっと深く、私とミヤジさん、ラトくんの3人で任務にあたる。
主様が見つかっていない今、悪魔の力無しでの戦闘はかなり不利ではあるが、戦わないわけにもいかない。
今回はかなり心強い2人だが、天使もそれなりに強く苦戦していた。
そのとき
何処からか聞こえた音を合図に私たちの悪魔の力は解放された。
混乱する私たちだが天使がそれを待ってくれるわけもなく、とりあえず目の前の天使に集中する。
.
.
全ての天使を倒した後、先程のことについて話し合った。
べ「なぜ悪魔の力が解放されたのでしょう。」
ミ「こんなこと今まで一度もなかったね。」
ベ「はい…」
分からない。
私が生きてきた数千年間、悪魔の力が勝手に解放されることなんてなかった。
ラト「ふむ…誰かいますね。」
ミ「ラトくん、それは本当かい?」
ラト「はい、ですが不思議ですね……」
「場所が特定できません。」
彼は耳が良い。まして力が解放されている今はより良くなっている。
そんな彼でさえ「誰かいる」ということしか分からない。
新たな敵という可能性に緊張感が高まる。
_パキッ
その音に反応したラトくんがその場所を目掛けてナイフを投げた。
ナイフは何もない空間でガキンッと音をたて、その場に落ちた。
続いてその場所にラトくんが襲いかかる。
?「……おっと、見つかってしまったね」
何もなかったはずの場所から1人の女性らしき声が聞こえた。
すると、そこから1人の女性が現れた。
その女性はフードを深く被り顔が見えない。
しかし、ラトくんの攻撃を易々と受け流している。
ラト「おや、貴方いいですね。」
「壊しがいがあります。」
?「あら、それはどうも。」
なんて、呑気な声も聞こえる。
ミ「ラトくん、やめるんだ!」
ミヤジさんの言葉でラトくんは静止する。
?「まさか、いきなり殺されかけると思わなかったね。」
ベ「それは失礼いたしました。私はベリアンと申します。貴方の名前を伺っても?」
?「私はリラ・ロペス。リラで良いよ。」
ベ「リラさんですね。では、何故ここに?」
リラ「ただの散歩だよ。」
ラト「ですが貴方、普通の人ではなさそうですね。」
「私の攻撃を初見で受けれる人なんて見たことがありません。」
ラトくんの言葉に緊張が走る。
それもそのはず、彼の戦い方は次の動きがとても読みにくい。屋敷の執事でさえ苦戦するそれを彼女は簡単にさばいていたのだ。
ミ「失礼ですが、貴方のことを教えてくれないかい?」
リラ「うーん、あんまり自分のことを話すのは気が引けるんだけど…」
ベ「それなら私たちのこともお教えしましょう。私たちの屋敷に着いてきてくれますか?」
彼女と力の解放について何かしらの関係があると考えた私は、彼女を屋敷に招待した。
リラ「貴方たちのことは大体知っているよ。でも、そうだね、連れてってもらおうかな。」
ベ「ありがとうございます。それでは参りましょう。」
私は、彼女の「知っている」という発言が引っ掛かるものの、とりあえず私たちは彼女と屋敷へ向かった。