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Nera🍀︎❄🐈⬛
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をふ。
224
#らだぺん
月夢
211
[人外×人間][らだぺん][ビター]
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👨🏻⚕️[]
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🧣視点
妖の住処は、年々少なくなっていた、人に追いやられいつ誰が消えるかも分からないような状態だった
🧣[、、、]
🍤[らだ?どうしたの?]
🧣[ぺんちゃん、寝てなくて良いの?]
そんな妖…鬼である俺に優しくしているぺいんと、ぺんちゃん
🍤[流石に一日寝てるだけってのはつまらないんだもん]
🧣[でも寝てなきゃダメでしょ?]
ぺんちゃんは病気を患っており、この自然豊かな場所にポツンと建つだだっ広い屋敷で使用人と共に暮らしている
俺がここにいたのも、この屋敷の近くで力尽きたから、本人曰く「寂しいから」とここに置いてくれたのだ
🍤[えぇ〜、心配しすぎじゃない?]
🍤[別に今は元気だし]
🧣[俺は心配なの〜]
使用人がいるとはいえほとんどが既にやめ残ったのは俺だけ、先月くらいまではぺんちゃんに幼い頃から就いていた使用人が3人くらいだったか……
ぺんちゃんも一応家事は出来るが病人である、町へ行くのも大変であるため大体は俺が行っている
🍤[らっだぁ、らっだぁって本当に鬼?]
🧣[え?そうだよ?証明につのでも出そうか?]
🍤[いや良いよ、別に、今の姿に戻すの大変って言ってたし]
無邪気で愛らしい笑顔を向けてくれる、その顔とここにいれる安心感、この一時に…心打たれていた
🍤視点
俺はらっだぁが好きだ、めっちゃ広いお屋敷で一人眠るのはとても寂しい…が、らっだぁは傍にいてくれる
そして一緒に喋ってくれる、とっても嬉しい
🍤[らっだぁ、今日お医者さん来るよね?]
🧣[そのはず、お医者さん来たあと俺ちょっと買い物してくるから、ちゃんと休んでてね]
🍤[ちぇ〜、はいはーい]
あ〜あ、つまんない
👨🏻⚕️[最近は冷えますので…]
🍤[はい、先生もお気を付けて]
スススッ
🧣[、、、]
🍤[らだ?]
🧣[この薬、本当に効くの?]
🍤[え?…そりゃ勿論、あのお医者さん、名医だよ?めっちゃ苦いけど効いてる]
🧣[そっか]
少しだけ、早めに冷えてきた秋の日で、庭にはイチョウと楓が風に乗せられて散っていた
🍤[ねぇらっだぁ]
🧣[何?ぺんちゃん]
🍤[俺が逝くまで、どこにも行かないでね?]
🧣[……うん、絶対どこにも行かない]
妖は、意外と暖かかった
🧣視点
それは、とても寒い日だった、外の木々は葉を脱ぎ捨て、その細い枝に雪を少量乗せていた
🧣[ね、ぺんちゃん]
🍤[ん?]
🧣[俺買い物行ってくるね?暖かくしててよ?外には出ちゃダメだからね]
🍤[うん、行ってらっしゃい]
それは肺まで凍てついてしまいそうな寒さで、町の方に行ってもあまり人はいなかった
🧣[おじさん、これください]
👤[はいはい…君…山の屋敷の使用人かい?]
🧣[え?、はい]
👤[、すまないが、もうこのお店には来るな]
🧣[は?なんで?]
👤[え、]
🧣[言え]
🧣(早く…ッ早く!)
ぺんちゃんからは詳しい病名などは聞いていなかった、ぺんちゃんが言わなかったから
🧣[ただいま!]
🍤[おかえり、どうしたの?そんなに急いで…]
🍤[ぐふっ:( ;´ཫ`;):]
🧣[…!]
ぺんちゃんは、結核だった、新撰組の剣士さえ蝕んだ病気だ
俺の前で今までこんな辛そうな顔は見たことがない、多分取り繕っていたんだ
🧣[ぺんちゃん…]
🍤[、、、]
少しだけ時間が経った、まだ桜はつぼみが多かったが、それでも綺麗に咲いていた
🧣[ぺんちゃん、桜、綺麗だよ]
🍤[、、、うん]
薬が少しは効いていたのか、何とか春までぺんちゃんは生きている
🧣[…良い香りがするね]
🍤[うん…]
でももう、ぺんちゃんは…これ以上もたない
🧣[、、、]
人間は脆い、それはもう、本当に、すぐしわくちゃになって、床に伏せってコロッと逝ってしまう
🧣[ねぇ、ぺんちゃん]
🍤[…]
🍶
サクッ ポタッポタ…
🍤[!?]
🧣[今すぐこれを飲んで]
🧣[そうすればぺいんとはこんな苦しい思いしなくれ済むし、いっぱい生きれる]
🍤[、、、]
🧣[お願い…俺、もう置いていかれたくない…、 ]
🍤[らだ、俺は、らっだの…記憶にいるよ]
🧣[、]
掠れた声で彼は言う
🍤[生まれ変わる事も出来る…それまで、待ってて……]
🧣[…うん、分かった]
最後の方はほとんど聞こえないくらいだった、俺の返事を聞いて、ぺんちゃんは満足そうな顔をした、体温は、冷たくなっていく…
コメント
5件
読み終わりました……。すごく切ないお話ですね。 鬼のらっだぁと、病に苛まれるぺんちゃん。一見穏やかな日常の裏に、ぺんちゃんがずっと病と向き合ってきたこと、そしてらっだぁがその苦しみに気づきながらも見守っていたことがひしひしと伝わってきました。 特に「人間は脆い…すぐコロッと逝ってしまう」というらっだぁの内心が印象的でした。長く生きる鬼から見た人間の儚さ、そしてそれでも「置いていかれたくない」と願う切実さが胸に刺さります。妖と人、それぞれの「大好き」が、ビターな余韻を残してくれました。良いお話をありがとうございます。