逆行した糸師凛
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W杯試合終了後
凛「はぁ…はぁ…(やった…勝てた…これで兄ちゃんに認めてもらえる…)…兄…ちゃん…」
潔「冴、やったな!」
冴「あぁ、よくやった潔世一ナデナデ」
凛「え…(なんで…俺だって頑張ったんだよ?なんで褒めてくれないの?……そっか…やっぱり…欠陥品は…完成品には適わないんだ…もう…サッカーはいいや…1人になりたい…)トコ…トコ…トコ…」
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凛「(これからどうしよう…サッカー以外何もしてこなかったからな…)」
トラック「キキーッ」
凛「え…」
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ドンッ
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凛「……(あれ?体が動かない…そっか…トラックに轢かれたんだ……何も聞こえない…あーぁ…まだやりたい事たくさんあったんだけどな…)」
?「凛!」
凛「(誰だ?)」
冴「凛!凛!」
凛「(あ…兄ちゃんだ…なんで…来たんだろ…欠陥品に…用はないはずなのに…)」
冴「凛!死ぬな!凛!」
凛「(そうだ…兄ちゃんに…これだけは…伝えないと…)…にい…ちゃん…」
冴「!凛!」
凛「ごめ…んね……(これで…いいんだ…)」
冴「凛?凛!凛!」
凛「(ばいばい…兄ちゃん…)」
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?「り…りん…凛!」
凛「!」
冴「凛、大丈夫か?」
凛「え…兄…貴…?」
冴「は?おい、いつも兄ちゃんって呼んでくれただろ」
凛「え…(どうなってる…俺は死んだはずだぞ…)」
冴「凛、どこか悪いのか?」
凛「大…丈夫…」
冴「?そうか、ならサッカーしに行くぞ」
凛「あ…今日は…いいや…」
冴「?本当に大丈夫か?いつもなら一緒にやるのに…」
凛「兄ちゃんだけで行ってきなよ…」
冴「…でも…」
凛「世界一のストライカーになるんだろ?」
冴「…何かあったら母さんに言えよ?」
凛「分かった」
冴「トコトコトコ」
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凛「(どうなってる…俺はトラックに轢かれて死んだはず…なのに生きてる…?手が小せぇ…まさか…逆行…したのか?…嫌…でも…そんな事あるはずねぇ…でも…ガキの頃の兄ちゃんだったし…まだ世界一のストライカーになるって言ってるのは変わってない…本当に逆行しちまったのか…となると…今は6歳くらいだろうから…10年後ブルーロックに招待されるはずだ…でも…ブルーロックに行っても、俺は世界一のストライカーにはなれない…だったら…俺があいつらを…世界一に導いてやる…)」
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コメント
2件
めっちゃ感動しました🥲🥲