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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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アテンション

・水さん女体化+少しロリ化

・青水

・微タヒネタ🈶

『』←青  「」←水

それでは、どぞ!

✂ーーーーーーーーーーーーーーーー✂

『はぁ…ついてなさすぎん?』

今日俺は、明日提出の課題を学校に置いてきてしまった。

ほんと俺のばか。

『置き勉するじゃなかったわ…』

今日は荷物がいつもより多かったため 置き勉をしていたのだ。

その時に課題も一緒に忘れてしまった。

『よいしょ…』

がらっ__。

『…!』

「!」

なんだか、教室のドアを開けると、初めて見た人なのに、どこか懐かしく感じるような人と出会った。

「君、こんな時間にどうしたの?」

『いや、課題忘れただけや』

「ふーん…」

あっちから聞いたのになんだか腹立つ態度。

ほんとに腹立ってきた。

でも、1つ気になったことがある。

『…君は、帰らないの?』

これが気になった。なぜ教卓に、窓の外の方に体を向けて、座っていたのかと。

「…」

さっきまで少し驚いた顔だったのに、少し笑ったような…微笑んだような顔になった。

「僕の家はここだからさ…笑」

『家が、ここ…?』

意味は分からなかったが、とりあえずスルーした。

「…まぁ、なーんもないけどねここ」

『へ?』

「嫌な思い出しかないしさ」

なんだか、この女の子は、寂しそうな瞳を窓の外に向けた。

『…そっか』

なんだか、何も言えなかった、喉から声が

出なくて、やっと出た言葉はこれだった。

「そろそろ帰った方がいいんじゃない?」

「家族のみんなが心配するんじゃないの?」

俺の親は仕事が忙しくて帰ってこれないことが多いし、俺は一人っ子だから家帰っても今日は誰もいない。

なんて言えないから、俺は思っていることと反対の言葉をだす。

『…あぁ』

「じゃあ早く帰れば?」

「でも、明日も来てよね、絶対だよ?」

思っていたより可愛いことを口に出す女の子。

意外にもきゅんときた。

『…約束、するか?笑』

「!」

「うん…約束…!」

さっきまで真顔だったのが、驚いた表情になって、それから微笑んでいた。

表情筋が豊からしい。

『…ん、じゃ、また明日』

「うん、また明日」

〝また明日〟なんて、高校1生生以来していない気がする。

高校1年生でも、1人の女の子しかやっていないのに。

なんだか、不思議な感じがした。

                                                

1日目   君と俺が初めてあった日。

                                                   

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

『…失礼しまーす』

少し小さめの声で失礼しますと言う。

何だかこれが癖になっている。

「あ、昨日の人」

「来てくれたんだ」

約束しちゃったしな、やっぱ来るやろ。

約束は守らんとな。

『俺は約束を守るタイプなのでね〜』

「へぇ〜意外」

それどういう意味だこら。

『どういう意味や?』

「さぁ?」

とぼけやがって…。

…そういえば、こいつの名前聞いとらんかったな。

『そういやお前、名前は?』

「僕の名前は…」

「ほとけ、いむちゃんって呼んでね…!」

ほとけ、こいつの名前はほとけらしい。

いむちゃんって呼んで欲しいらしいが、俺は

ほとけと呼ぶ

『おっけ、ほとけな』

「なんで!?」

ほんとにこいつは表情豊かだ。

「まぁ、いいや…」

良くないやろ絶対。

「君の名前は?」

『俺は、いふ』

『呼び方はなんでもええよ』

「じゃあ、いふくんで」

なんだか、懐かしい感じがした。

『…あぁ、いふくんな』

『分かったわ』

でも、なんか呼んで欲しくない気もしている。

こんな俺、我儘だな。

2日目  君の名前を知った日。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

こうやって、ほとけと雑談して、別れて、雑談して、別れてを繰り返して、もう君と出会って、 4日目になった。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

『ほとけってさ、なんでそんなに透けてる感じするん?』

ずっと気になっていたことを君に伝える。

なんだか、今じゃないと聞ける機会はもうないと思ったから。

「…気になる?」

『え?あ、まぁ…』

気にならなかったら聞いとらんし。

「やっぱ明日にしよーかな!」

『は?』

いや教えろ言うとるやん教えろや??

「んは、明日答えがわかるよ笑」

『…?』

『明日も来ればええんよな?』

「うん!絶対来てね?」

『…あぁ』

「約束!」

『…約束、だな』

今日は、2度目の約束をした。

4日目  君と2度目の約束をした。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

『失礼します』

「あ、いらっしゃい!」

今日は教卓に座らず、普通に立っている。

『なんで今日は立っとるん?』

「んー?…気分かな笑」

『そうなんや』

なんだかスッキリしない答え。

『で、今日は教えてくれるんやろ?』

「…あ、そうそう」

少し忘れとったなこいつ。

「…僕の体、触ってみて?」

『…は?』

それただの変態になるやん俺。

「じゃあ僕が触るねー?」

『おう…』

_____

『は…?』

『な、んで?』

『なんで、俺の体、突き抜けとるんや?』

「んふ、今のでわかったと思うけど、僕は…」

「幽霊なんだ〜」

『そう、なんや…』

なんで、残念そうにしとるんやろう。

こいつに、ほとけに、特別な感情なんて抱いていないはずなのに。

なんで、心臓部分がぎゅっとなるんだろう。

「うん!」

「だから、だからさ?」

お願いごとだろう。

「1回だけ、ぎゅって、してほしい」

ぎゅって…透けるやん…笑

「透けるけど、透けちゃうけど、ぎゅって、してほしい」

『分かったわ』

俺はほとけに手を伸ばし、ほとけを俺の腕で包み込んだ。

『ほんとに、透けちゃうやん…笑』

「さっき言ったじゃん、透けちゃうけどって…笑」

確かに、言っとったな…笑

「いふくん」

『ん?』

「大好きだったよ」

「愛してたよ」

今更、こんなん言われたら、我慢出来んやん。

『俺も、大好き』

『愛しとるよ』

『だから、だから…っ』

「うん…」

俺も、最後に一つの願い事を言う。

『消えんといてや…っ』

少しづつ、ほとけの身体がなくなっていく。

「ごめん、ごめんね…」

「無理なんだ…っ」

そんなの、分かってる、分かっているのに。

頭がそれを拒否しているんだ。

「…最後に、約束」

『…?』

「来世はまた、一緒に居ようねって」

『はは…っ笑』

ほとけらしい願い事で、少し笑ってしまった。

「む、なんで笑ってんのさ」

『いや、なんもないわ笑』

「それじゃあ、また来世は一緒に居ようね」

ほとけは満面な笑みでそう言葉を放った。

『…あぁ』

俺も負けないような、満面な笑みで返す。

「『約束_』」

5日目  君と最後の約束を交わした。

君と一緒にいる5日間  𝑒𝑛𝑑

✂ーーーーーーーーーーーーーーー✂

感動系…のはず((

コンテスト用の作品となっております!

感動していただければ幸いです🍀𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎

それでは、おつあいでした!

この作品はいかがでしたか?

230

コメント

8

ユーザー

感動系書くのめちゃうまくないですか、、、思わず涙出る小説なんて中々見つけられなかったんですけどほんとに泣けちゃいます🥲🥲 ブクマ失礼しますっ💨

ユーザー

遅くなったぁぁぁぁぁぁぁ…、 はっ…尊い…。そして泣けてくる…、 これはそういう事で解釈してもいいやつですね!?!?(分かるかい) なんだろう…、色々読み取れるなぁ、青さんが水さんの記憶が薄い所と、水さんが幽霊なっちゃってる部分で解釈すると…、なるほど()

ユーザー

アバッ ほんとに泣かせに来てるッッ(感動なんやから当たり前では) 青水尊い(◜¬◝ )

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