テラーノベル
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バンッ!!! と扉が開いた。
『元貴!!!!』
あぁ…若井、、、?涼ちゃん、、?
その日。俺はずっと眠り続けていた。次の0時まで、ずっと。
ゴーンゴーン。
鐘が鳴り響く音で目を覚ました。
「っ…、、」
h『元貴、、?起きた?』
「うん。おはよう。ラウンジに向かおうか…」
ベッドから体を起こし、ふたりでBlack Loungeに向かった。
「涼ちゃん…」
机にワインと思われる液体が注がれているグラスと、食べ物が並べられている。
「今日は、、客はいないよ…。」
r『うん…そうだね。』
とりあえず座ってと、涼ちゃんが椅子を引いて俺と滉斗を座らせた。
乾杯。そう言ってグラスをからんっと鳴らしあった。
「初めはこんなんじゃなかったんだ。ごめん。」
そう。最初は単なる更生プログラムの一種にすぎなかった。
最初に考えたのは3年前、The White Loungeができたところから始まった。
全ての始まりだったThe White Lounge。The White Loungeは内面的な葛藤や孤独に寄り添って欲しい人のために俺たちの音楽にのせて、作った。
その裏で静かに動いていたプロジェクトがThe Black Loungeだった。なんで、、こうなったんだろう…
この場所で人間の負の感情を薄めるため、黒い石として飾ることにした。
若井side
「最初はそうだったな…。」
ふたりは静かに頷く。分からなかった。
黒い石にして、磨いて、輝きを持たせる。それは分かったんだ。だけど、、
#BL
3,041
俺は見ちゃったんだ。削って磨いた石を飾るカウンター裏の棚。そこに座っていた元貴。
深夜だった。元貴が、石を口に入れたんだ。
飲み込んでた。
それから元貴は一睡もしなくなった。何も食べずにずっと音楽に酔っているようだった。
あからさまな異変が起きたのは2週間前だった。客が死んだんだ。元貴の前で、石を出しながら絶命した。
その日、俺と涼ちゃんは元貴に詰め寄った。
「おい…元貴、、?死んだって、、、どういうことだよ!!」
「救うんじゃねぇのかよ、!!」
r『ねぇ、、元貴、?説明して。』
元貴は怒られた子供のように、拗ねたような顔をして、
m『仕方の無いことだった。』
情報屋を使ってThe Black Loungeに招き入れて、待つように。
もう、、、これは更生プログラムでもなんでもない…もうすぐ、わがままは終わる?
フロリジナルのメロディが流れ始めた。
m『始めようか、、、最後の演奏を。』
そう言って3人で手を繋いで、ステージへと上がって行った。
最後の演奏。皆様、お楽しみになりますか、、?今見ているこれも、俺が情報を集めるための一種だった。皆様の中からThe Black Loungeに集める人を決めたことも、
全滅か…。
もう扉も壊れ始めてしまった。
それではまた。
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コメント
2件
黒い石の正体はなんだ…? 続き楽しみ