テラーノベル
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人間が人を忘れてゆく時
声から忘れ、
それから顔
最後に思い出を忘れる。
僕が覚えているあの子の記憶は
確かにもう
思い出しか残っていない
どんな声だったのか
どんな顔だったのか
もう名前も覚えていない
でも
それでもまた
僕はあの子に会いたい
僕に大好きと言ったあの子に
僕が愛した唯一のあの子に
それでも世界は残酷で
もう諦めるしかないのか、
その考えが頭をよぎる
それでもまだ
希望を捨ててはいけないと
本能が僕を呼び覚ます。
またきっと会える日まで
この想いは大切に戻しておこう。
コメント
1件
うわ、詩的な文体で一気に引き込まれた…。段階的に記憶を失っていく描写が切なくて、でも「それでもまた会いたい」って願う強さが胸に刺さるわ。名前も声も顔も忘れても、思い出だけは残ってるっていうのがリアルで、読んでてじんわりきた。最後の「戻しておこう」って締めくくり、続きが気になる…!