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リョーイチ視点
「 はぁ俺なんでこんな嫌われてんだ……??」
とコーさんにルイさんについての不満をぶつけていると……
「 あれルイくん!いらっしゃい!」
とルイさんが入店してきた。
うわ……今かよ。とか思いつつまぁ好きは好きなのでそのまま座ってたら殺気すごくて俺の事嫌いすぎじゃね、?!!と思いつつ気まずいのでヘルプにでも行こうとしたらコーさんがまぁまぁと言いながら席に戻るように合図してきた。コーさんが言うなら……と思いそのままコーさんとルイさんの会話を流し聞きしていたらコーさんがルイさんに
「 ルイくんってリョーイチ君のことどう思ってるの?」と聞いていた。
そんなの聞き捨てならねぇ……と思い聞いてないフリをしながら聞き耳を立てていた。
答えなんか分かってるくせに。
「 リョーですか…… 。 」
ごくり……息を呑み答えを待つ。
酒を永遠に飲みながらだったので急に酔いが廻り始めてしまっていた。
答えを待つどころか俺は本能に従いルイさんに「俺の事どう思ってんすかぁ……、!」
と答えを急かしてしまっていた。
でもここまで言ってしまったらしょうがない。
聞けるとこまで聞いてやる!!!
ルイ視点
「俺の事どう思ってんすかぁ……、!」
と問い詰められていた。
多分酔いが回っていたのかは不明だがコーさんも居るしな…と悩んでいると
「 俺…ルイさんになんて思われてんすかぁ、? 」
と涙目で聞いてくるリョーに俺は不覚にも意識してしまっていた。こんなに余裕の無さそうなリョーは見た事なんか無かったからだ。いや、見ようとしていないだけだったのかもしれない。
そんなことより返事を考えているとコーさんが
ヘルプ行ってくるねと行ってしまった。
どうすべきか……とりあえず酔いを覚まそうと水を貰おうとするとリョーが
「 ねぇ、どう思ってるかだけでもダメですか、?」とうるうるとした目で聞いてくる。
俺も男だぞ、?
と思いつつ返事を待っているリョーを見ると心がえぐられていく。
「 元同僚とか、か? 。 」と濁しながら答えるとリョーはなんで濁すんですかぁ、ともっとうるうるし始めている。
正直言って俺はリョーの事は好きではある。
だがいつも濁してしまいリョーからも嫌われているだろう。と思っていた頃だ。
言ってしまったらもっと距離が離れると思った。
それは嫌なので俺は濁す返事をずっと返しているととうとうリョーが涙をぽろぽろと流してしまった。
「 なんで、 そんな濁すんすか、っ、?そんなに俺の事嫌いっすか、っ …… ? 」
とずっと泣かれてしまって俺は
「 はぁ、??誰がそんなことを、俺はお前が好きだぞ。 」とついに本音を漏らしてしまった。
するとリョーはパァっと明るい顔になり俺は不本意にもドキドキが収まらないのであった。
リョーイチ視点
気付くと誰かの家のベットで寝ていた。
誰の家かも分からずに困惑していると
「 おい。 」という俺の好きな人にそっくりか声が聞こえた。
まさかな……??と思い振り返るとそこには
ルイさんがいた。俺はビビり散らかして
「 へ、 ぁ、 る、る、ルイさん、?!! 」
と腑抜けた声を出してしまっていた。
俺は一体何を……??と困惑して
「 あのすいません……俺なんか昨日変なこととか言ってません?、昨日酔ってて覚えてなくて」
いつもなら知らねぇとか自分で考えろ。とか言われるのに対して今日は
「 だろうな。 」
という返事をして会話のラリーが久しぶりにできて俺は嬉しくてほへぇ……となりながらなにがあったのか聞いてみると
「 ルイさぁん 、 俺の事好きなんですか ぁ? 」
「 んふふ、 俺も好きですよぉ、? /// 」
「 ルイさん大好きっ !! 」
「 はぁ、 ぁばば、 ごめんなさいいい 、 」
とルイさんに謝ってて俺はふとおかしな点に気付いた。
「 ルイさぁん 、 俺の事好きなんですか ぁ? 」
というとこだ。
え、なに、は?ルイさんが俺の事好き、??
気になって聞いてみると俺の事が好きだったらしい。
え、夢じゃないよなぁ?!とか思いつつ内心ほんとは嬉しくて嬉しくて堪らない思いが頭の中をループしていた。