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父親の話

3 - JR福知山線脱線事故と父親と叔父

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2025年01月29日

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これは私の父親が母親と結婚して何十年もたった2005年4月25日の事です。父親は仕事電車に乗って取引先の会社まで行こうとして朝早くから尼崎駅から取引先の会社の近くまで行ったそうです。

取引先と話が終わり父親が「本日はお忙しい中すみません実は〜。」と言いっている時でした。「ガッシャーン」と大きな音ととてつもなく大きい振動が伝わってきました。2005年4月25日9時18分JR福知山脱線事故の日です。父親がのった電車は7分前の電車でした。

父親はその時の事をこう語っています。

「あの日は仕事が少ないから午前中に取引を終わらせて、少し尼崎(父親の実家)を散歩でもしようかなと、思いながら取引先と交渉を始めようとしたら、急に地震のような強い揺れが来てびっくりして、外を見ると人の悲鳴や救急車の音で街があふれかえって。もう自分が知る街ではなくなっていて、事故現場まで行ってみると、電車がマンションにぶつかっていて、もうグチャグチャに折りたたまれていて…」と当時が悲惨だったことがわかります。父親のいるところは事故現場から二キロぐらい離れているところでしたが、叔父と叔母の家は3、400mくらいしか離れておらず、その時の事を叔父はこう語っています。「あのときは嫁さんと一緒におったがな、大きな振動が来たとき、家の前を大きなトラックが通っていたから、「あのトラックが大きな振動をだしたんか。」と嫁さんと話しておったら、ヘリや救急車が何台も来るもんだから、店をやってる暇なんかなくてその日は店を閉めて事故現場まで歩いて見に行ったんじゃ。あのマンションは、嫁さんの弟が住んでおって、まぁ最上階だから、大丈夫やったんがな。ものすごく悲惨じゃた。電車があんなとこになるとは思わんかった。その後一件落着とはいかんくて、事故現場も元通りになった後、毎日泣き崩れたおじさんが「〇〇(叔父は聞き取れんかった)〜帰ってきておくれ~」と言ってる人がおるんじゃ。でも最近見なくなったがな。 」と話を聞いてる時も私は心が裂けそうなぐらい怖かったです。お祓いなんかを事故後にしたらしいですが、JR福知山線脱線事故の電車の車掌さんは事件の原因だとして、お祓いされるとき、車掌さんの名前だけ呼ばれなかったそうです。

※この話はノンフィクションです。

※実際の人物、事故は関係あります。


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