irisパロ
白「うぅ〜もうこんな時間か…」
どうせこの後怒鳴られる。
桃「白”早く来い!」
ほら(笑)
いつもの事だ。朝起きたら怒鳴られて、どこにいても、何をしてても怒られて、おそらく、誰からも必要とされていないんだろう。
桃「おい” 早くこいつってんだろ!」
白「はぁ」
いつもの事だ。
俺は、階段をおりて、リビングに向かう。
黄「もうちょっと早く降りてこれるでしょ。だって”お兄ちゃん”だから。」
白「お兄ちゃん。か…」
ドカッ
白「いッ」
桃「お前邪魔。」
毎日のことだから、もう慣れた。
ピコン
白「ん?」
〜〜スマホ〜〜
白「どうした?」
青「ちょっと上来て!」
白「うん」
どうせまた、叱られるんだ(笑)
そう思うと足に足枷が着いたように重くなった。
ガチャ
白「ごめんなさい」
青「え?」
「なんで謝るん?」
白「怒るんじゃ…」
青「ごめん!」
白「へ…」
青「今までお兄ちゃん、お兄ちゃんって白を雑に扱ってもうた。」
「改めて思うと、最低だよな(笑)許してとは言わない。」
白「いいよ。」
青「こんな最低なのにいいの?」
白「うんポロ」
「謝ってくれて嬉しかったポロ」
ギュ
大きくて、暖かい体が俺を包み込んでくれた。
今までにない、安心感がした。
青「俺も、白がこの家にいて、幸せだと思えるように協力する!」
白「ありがとうポロ」
青「笑った顔見せてや!」
白「うんニコ」
ガチャ
赤「りうらもギューしたい!」
白「おいで!」
青「ほら!」
ギュ
今までで一番幸せだった。
青「お兄ちゃんたち、大切な人話しなきゃいけないから、部屋にいてくれる?」
赤「後で遊んでね!白にいも!」
白「いいよニコ」
赤「やったー!いい子にしてる!」
ガチャ
少し沈黙の後、
青「桃は、難しそうだから 、黄からやなぁ」
「呼んでもいい?」
白「うん…」
青「強くなったな!」
久しぶりに褒められてとても嬉しかった。
ガチャ
黄「青?どうしたん?」
青「白のことについて…」
「白から言える?」
白「うん」
「あの、俺…」
「お兄ちゃん、お兄ちゃん言われて、赤と3歳違いしかないのに、俺も、黄にいたちの弟なのに、ポロ」
黄「…!」
白「俺に、構ってくれなくて、ほっとかれて、必要な時だけ怒鳴ってお兄ちゃんだからって…ポロポロ」
「悲しかった。ポロ」
黄「ごめんなさい。俺も、赤と水ばっかに目がいっちゃって構ってやれなかった。ごめん!」
「白だって、俺の大事な弟や、ホンマにごめん!」
青「…ポロ」
黄「許してくれないのは、わかってる。ホンマにごめんさないポロ」
白「いいよ、ポロ」
「黄にぃポロ」
ギュ
体が勝手に動いた。
自分から、抱きついたことがなかったのに。
なでなで
大きな手が俺の頭を包み込んだ。
視界が一気に明るくなった気がした。
俺は、知ってる。水が、かまって欲しいからって仮病を演じているのを。
けど言えない。何をされるのか、分からない。
桃「青!黄!水が、体調悪いって!」
「白”お兄ちゃんでしょ!来て!」
幸せな時間が終わってしまう。とても、悲しいから。でも俺は”お兄ちゃん”だから。
青「あんま、自分を責めんなよ!」
どうやら、声に出てたらしい。
青黄「ほら。」
手を差し出してくれた。
俺は、その手を笑顔でとった。
いつか、ないにぃ友達仲良く出来たらな。
白「お待たせしました。」
桃「お兄ちゃんなんだから、もうちょっと早く来て!」
「で、冷えピタ持って来て!」
白「はい、」
「急がなきゃ」その一心で、急いでいたら、階段を踏み外してしまった。
ドン
鈍い音が部屋中に響いた。
だんだん意識がとうのいていく。
ドン
青「白!」
ドタバタ
青「白!」
青の視界の先には、頭から、血を流している白の姿があった。
青「黄!急げ!」
黄「どうした!って、」
「桃!救急車!」
「早く!」
桃「水が!」
青「いいから!」
桃「てか、何があったの?」
黄「あー!もういい!俺が連絡する!」
「〜〜〜!」
「後、10分で作って。」
青「頑張れ!白。」
桃「水が、めっちゃ咳してる!水を!」
「黄!お粥作って!」
「早く…って、白?」
青「救急車来たで!」
桃「なんで?」
青「事情は、後で!とりあえず乗るで!」
桃「うん」
—–病院着——
医師「最善を尽くし、命は助かったのですが…」
「記憶喪失になっています。1部だけですが…」
青「病室は!」
医師「3号室です!」
黄「ありがとうございます。」
ガラガラ
白「ん?」
黄「白!」
青「大丈夫?」
白「大丈夫!」
ないにぃまで来てくれてる。
ちょっと嬉しくなった。
白「ちょっと甘えていい?」
青黄「もちろん!」
ニコ!
〜〜数分後〜〜
白「ないにぃ?」
恐る恐る声をかけてみた。
桃「ごめんなさいポロ本当にごめんなさい。」
「今まで、あんなに怒鳴ったりして、兄失格だよねポロ」
ギュ
桃「へ…?」
白「謝ってくれただけで嬉しい!これから、ないにぃの弟して、扱ってくれる?」
桃「もちろん!今までの分散々可愛がってあげる!ポロ」
白「涙!拭いてニコ」
桃「うん!」
—-数分後—-
白「やっと、退院だ!」
桃「やっとだね!」
黄「デパートでも、よってくか?」
青「ええやん!」
白「行きたーい!」
デパート着
白「みんなでお揃いにしよ!」
青「買ってあげる!」
白「いいの?」
そういえば、俺の家族って、俺と、桃にぃと青にぃと、黄にぃと、赤と…
後一人いた気がするのに思い出せない…
黄「!」
「し!」
「白!」
白「どうした!」
黄「ずっと呼んでたで!」
白「気づかなかった!」
青「ずっとぼーっとして、どうした?」
白「ん?なんでもない!」
---家---
水「桃にぃ!」
この子誰だ?こんな子いたっけ?
思い出せない…
なんか、思い出そうとしたら、頭が痛い…
バタ
桃「白!」
青「俺、救急車呼ぶ!」
黄「俺は、赤を!」
水「え…白にぃ?」
--病院--
医師「最善を尽くしましたが、2度目となると…すみません」
青「すみませんポロ」
黄「ありがとうございますポロ」
桃「…」
赤「白にぃポロ遊んでくれるって言ったのにポロポロポロ」
水「…ポロ」
白「みんな!大好きやで!」
赤水桃青黄「俺も!大好き!」
まじ駄作。
すみません。