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白病み

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白病み

5 - 幸せな愛

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22

2025年06月21日

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irisパロ

白「行ってきます。」

誰もいない家に鳴り響く声。

両親は、うち不良の事故で他界した。

学校に行くのが憂鬱。

ただでさえ長い道のりなのに、足が重くなる。

白「…」

「行きたくないなぁ…」

そんな一言が誰にも聞こえない位の音量でこぼれる。

学校に行くのが怖い。虐められる。殴られる。そんなことを考えていくうちに、もっと足が重くなっていく感覚がある。

白「着いちゃった(笑)」

ここから、地獄の時間が始まる。

白「おはよ…」

バシャーン

白「ッ」


いつもの事だ。自分がとても惨めに見える。

水「アニキー!可哀想だよ(笑)

黄「汗流してやったんだ!逆に感謝くらいしてくれてもええやろ(笑)」

水「確かにぃ(笑)」

こうなったのは、いつからだろう…

あっ…

---数ヶ月前---

モブ「初兎くん!放課後屋上来てもらっていい?」

その時までは、みんな「告白か〜」とか冷やかして来てまだ今の状態ではなかった。

白「了解」

あの一言のせいで…了解なんて言わなければ

放課後になり、屋上に向かう。

モブ「本当に来てくれたんだ」

この一言で嫌な予感がした。今考えると、この時、引き戻せたかもしれない。


俺がそう考えているうちに、モブは、カッターを取り出して、自分の腕を傷つけ始めた。

モブ「きゃー」

何事かと思った。途端に、ばん!と扉が開いた。

黄「白嘘だろ…」

水「そういうことする人だったんだ。」

青「もう白は、信用出来ひん。」

桃「…」

ここから、俺の学校生活が、狂っていった。

モブ「コソコソ笑」

青「邪魔。」

黄「ドンッ」

でも、赤だけは違かった。

赤「今日家おいで!」

「大丈夫?」

「相談乗るよ!」

りうちゃんの言動で気持ちが楽になった。学校は、憂鬱だけど、行く希望が見えた。


赤「おはようニコ」

白「っ///」

心臓が一気に跳ね上がった。もしかして、赤のことが”好き”?

白「赤ちゃ…」

桃「赤!売店行こー!ニヤ」

俺は、この世にいらないんじゃないか。必要では無いんじゃないか。改めて感じた。

白「せめて最後は、赤と話したかったな(笑)」

俺は、屋上に向かう。正直、死ぬのが怖い。でも、これから人の視線に怯えながら生きる方が怖い。

フェンスを越える。後ちょっとのところで扉が開いた。


赤「白ちゃん!何してるの?」

白「見てわかるやろ。死のうとしとる。」

赤「じゃあ、____!」

白「へ?」

じゃあ、赤も死ぬ!

信じられなかった。

白「やめて!赤が死ぬ必要ない。」

赤「赤は、白ちゃんのことが好きだった。」

「白ちゃんが死んだら、毎日の楽しみ、生きがいが無くなる。だったら、一緒に死んで天国で付き合おニコ」

白「本当に、それでいいの?」

赤「うん!」

俺らは、手をつなぎながら屋上から飛び降りた。

ドンッ

鈍い音が鳴り響いた。

「〇〇高校の白さん。赤さんが自殺をして…」

桃「俺ら、酷いことした。ごめんで済むことじゃない。ポロ」

水「根拠もないのに…ポロ」

青「〜ポロ」

黄「ッッ」

白「付き合お!」

赤「うん!」


その後、2人は幸せに暮らしているとか…

〜メリーバットエンド〜

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