先生
「えー、話があります」
生徒1
「あ?なんだよクソジジィ」
生徒2
「先こうの話なんて聞きたくね〜んだけど〜ww」
先生
「田中が事件に巻き込まれました」
先生
「田中は亡くなったそうです」
私はその話を黙って聞く
隣の優しい女の子は、田中にいじめられていたにも関わらず、
女の子
「そんなぁ、…どうして…っ」
悲しんでいた
その女の子は私にも優しくしてくれる
学校の唯一の楽しみが
その子と話すことだった
ギャル1
「へ〜、アイツ死んだんだ」
ギャル2
「まじぴえ〜ん」
不良1
「まぁ、べつに俺達に関係なくねw」
ギャル1
「まじそれな〜」
おい、田中
見てるか??
悲しんでるの、お前が虐めていたやつだぞ
弟子1
「やった!、これで、自由だ!」
弟子2
「やったな!一緒に飯行こうぜ!」
弟子1
「おう!!」
弟子2人は、逆に喜んでるよ
一人にしか悲しんでもらえなくて寂しいねぇ
悲しいねぇ
「ふふっwwwww」
体の内側から笑いが溢れてくる
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「ただいま…」
姉
「おかえりっ!」
家に帰ると大好きな姉が返事を返してくれる
「…お母さんとお父さんは?」
姉
「…お父さんはパチンコ」
姉
「お母さんは仕事だよっ!」
姉もこの質問に答えるのは嫌だろう
でも、無理やり明るく返してくれる
「お姉ちゃ ん、傷増えてる…」
姉
「お母さんにね、つけられちゃったの」
「………殺そうか…?」
姉
「だめ!お姉ちゃんのために使っちゃだめって言ったでしょ?」
「ごめん…」
姉
「しかも、お母さんもやろうと思ってるわけではないし…」
姉
「お父さんへのストレスが、私たちに来ちゃうだけだよ」
でも、かんぺきなお姉ちゃんを傷つけるなんて許せない
あのクソ野郎2人から生まれた子なんて考えられないくらい優しいのに…
でもお姉ちゃんの言っていることは正しいと思う
母は、たまに私のお弁当を作ってくれる
夜ご飯も、毎日作ってくれる
私たちへの愛情があることは変わりないと思う
「ねぇ、お姉ちゃん」
「この才能を人のために使っちゃだめ?」
姉
「…わたし以外の人だったら良いよ」
「私、お母さんを助けたい」
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父
「おい!!早くしろ!!」
父
「飯はまだか!!」
父
「腹が減った!!!!」
母
「、、、お待たせしました…」
父
「遅いんだよノロマ!!」
ドコッ グキッ バキッ
母
「っっ〜〜w」
母はもう可笑しくなっている
母も殺し屋だ
でも、限度がある
もう限界をとっくに超えているのだろう
「おい」
父
「ぁ゙ぁ゙あ?…なんだ、一番見たくねぇ顔のガキが来たぞ」
「その手、離せ」
父
「お前が離してみろよ」
テク
テク
テク
父
「ぐぁ゙っ!!!!」
「私ね、一流の殺し屋になったんだよ」
「知らないでしょ」
「だって私から離れてたもんねぇww」
「お母さんね、お前のせいで子供に暴力振るうようになっちゃったんだよ?」
「でもね、お母さんは愛情を注いでくれた」
父
「うるせぇ!!!!!」
ヒュッ
殴りかかってきた
ははっwwwwwwwwwwww
田中よりも隙だらけ
今すぐ殺せそうなくらい隙だらけ
父
「……………」
死んだ?
死んだ?
死んだ?
あははははwwwwww
「お母さん、もう大丈夫だよ」
母
「つっ〜〜〜!!!」
母
「ありがとう……!ありがとう……!」
やっぱり、人助けって嬉しいなぁ
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ふと父の顔を見る
…
苦しそうな顔をしている
お母さんをいじめてきた罰だよ
地獄で反省してきな
コメント
1件
これを見ている人で田中さんがいるかもしれません。申し訳ございませんでした。