テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
4件
なんかハッピーエンドって書いてあったけど…まぁ…まさかね()あと私もノゾミに膝枕して欲しい!!!!!!!!()
???「ノゾミは私の母親なってくれ」るかもしれなかった女性だ!」 乙女で母親なノゾミを見れて嬉しいです。 そんなことより最後の文って......。
私は惚れている
絶対に惚れている…それは自分でも疑いようが無い程に…
相手は先生、信じられない程にお人好しで自分よりも他人を優先する優しい人…
その行動が私にだけなら良いのに…
ノゾミ「え、プレゼント?ありがと!」
今日は私の誕生日、先生がプレゼントを持ってきてくれたのだ
ヒカリ「ありがと~先生~」
先生「どういたしまして」
ヒカリもプレゼントを貰っている…当然だ、私とヒカリは双子…勿論、誕生日は同じだから先生は二人ともにプレゼントを渡してくれた。
それは嬉しい、私は姉であるヒカリが大好きだからヒカリが喜んでいると私も嬉しくなる
でも何でだろう…嬉しいと同時に嫉妬にも似た感情が溢れてくる、何故だろうヒカリの事は大好きな筈なのに…
ノゾミ「てかさ、先生私の事好きすぎ~」
ヒカリ「好き好き~」
先生「好きだとしても先生だから駄目だけどね」
ノゾミ「パヒャッヒャ、もしかしてそれって私の事が好きって事~?」
それは先生の気を引こうとした冗談交じりのイジリだった…
先生「あはは、そうかもね?」
ノゾミ「え!?」
私の顔は一瞬で赤く染まった…
ヒカリ「ノゾミ赤くなってる~」
ヒカリ「もしかしてノゾミってs」
ノゾミ「ちょ、ちょっとヒカリ黙ってて!」
ヒカリ「わー、逃げろ~」
ノゾミ「待て~!」
私はヒカリを追いかける。そうすることで恥ずかしさを減らそうとしているだけだ…そうしてる内にヒカリは疲れて寝てしまった。相変わらず先生は大量の仕事をこなしながら私たちを見守っている…
ノゾミ「先生ってさ、な~んか私達を子供を見る様な目で見るよね?」
先生「そりゃあ私からしたらまだまだお子様だしね」
やっぱり先生は私を子供として見ている…私としては一人の”女性”として見て欲しい…このままじゃ候補にすら挙がれない
ノゾミ「いやいや?私だって15歳、高校一年だよ?お子様とはもう呼ばないで欲しい…かな?」
そうだ、私は15歳…私だって恋する乙女だ。だけど先生は私の気持ちに気付いてはくれない…私も大胆に行けば気付いて貰えるかも知れない…
だけど…私にそんな度胸は無い、有ったらもうしている。出来ないのは必死すぎて先生に引かれるのが怖いからだ…
先生「そうだね、ノゾミももう立派な少女だったね」
ノゾミ「なんなら少女どころか女性として見ても良いんだよ?」
先生「女性は未だ早いんじゃないかなぁ?」
ノゾミ「早くないよ!私だって恋してるんだから!」
私は頭が真っ白になる。再び顔が赤くなった。
勢いと共に出てしまった言葉、とんだやらかしだ。
先生「え!?誰々?誰だろうと私は応援するよ!」
どうやら先生はこういう恋愛話が好きなようだ…これを気に先生の特徴を言ってみるのも良いかもしれない
ノゾミ「え、えっと…優しくて、お人好しな人なんだよね…?」
先生「へぇ~素敵な人なんだね、きっとノゾミを幸せにしてくれるよ!」
ノゾミ「そ、そうだね…その人が気付いてくれてたら良かったんだけどね…」
先生「その人は鈍感なんだね、こんな可愛い子が好意を向けてるのに気付かないとか勿体ないね…」
ノゾミ「可愛い子…」
その言葉に私はドキッとした…だがその鈍感な人は先生だ、そんなことを言うなら気付いて欲しい
先生「その人と付き合えると良いね!鈍感な人はなかなか気付いてくれないだろうから気にせずアタックすることが大切だと思うよ!他にも…」
先生は仕事そっちのけで語っている。そんなに恋愛に詳しいので有ればなんで私の気持ちに気付かないの?
先生「あ、仕事しなきゃ…徹夜コースかな?これは」
ノゾミ「しょうがないなぁ…手伝ってあげるよ…」
先生「ありがとぉ~ノゾミ~!」
そう言う先生は私に泣きながら抱きついてきた…
ノゾミ「よしよし、しょうがない先生だなぁ…」
私の心臓から鼓動を感じる…それはもう急速に速度が上がっている
先生「…私の母さんを思い出したや」
ノゾミ「え、お母さん?」
先生「うん、泣きついたらこうやって頭を撫でてくれてたのを思い出すや、ノゾミのよしよしってなんか落ち着くなぁ」
ノゾミ「そっか、なら良かった…」
本当はお母さんじゃなくて「彼女みたい」とか言って欲しかった。
先生「まぁでも…ノゾミってなんか母さんみたいな安心感が有るんだよね」
ノゾミ「そ、そう?」
そう言うと先生はそのままずり落ちて来て私の脚に顔を埋めてきた
ノゾミ「!?」
先生「あーやっぱ家の母さんと同じ安心感が有る、昔は母さんの脚で寝てたりしてたなぁ…いやぁ懐かしい」
ノゾミ「先生?それは良いんだけど…ちょっと…ね?」
先生「ん?…あ、うわぁぁぁぁぁ!」
先生は叫び声と共に勢い良く起き上がった
先生「ごめんごめんごめんごめん!!」
ノゾミ「いやぁ…まぁ良いんだけどね?」
先生「なら…もうちょっとさっきのままで良い?」
ノゾミ「え?うん、良いけど…」
そう言うと先生は直ぐにさっきの体制へと戻った
先生「ごめんねぇこんなことしちゃって…あー落ち着く~」
私の心臓は今までで、一番速くなっているだろう。何故ならあの先生が私のももの上に頭を乗せていて、それはもはや膝枕と言って良いだろう。
先生「先生としてやってはいけないんだろうけどね、あーノゾミが惚れてる人が羨ましいよ…ノゾミが良いよって言えばして貰えるんでしょ?良いな良いな~」
先生は無自覚でこんなことを言う、だから天然女誑しなのだろう。こんなことをポンポン言ってたら生徒から惚れられるのも当たり前だ…
ノゾミ「せ、先生ならやってあげても良いけど…」
先生「え!?その気持ちは嬉しいし、なんならやって貰いたいけど…それはノゾミが惚れた人の特権だからね…今回限りでやめにするよ」
全然気付いてくれない先生にそろそろムカついて来た
ノゾミ「だ~か~らぁ!私が好きなのは先生なの!全然気付いてくれないじゃん!先生鈍感過ぎ、私ずっとアピールしたりしてきてたんだよ?なのに先生と来たら全っ然気付いてくれないんだから」
さっきの「恋してる」はセーフだったが今度こそ流石に鈍感な先生でも気付いてしまう。どうしよう、これで振られたら?距離を置かれたら?私は絶望で目眩がしてきた
先生「え、私なの!?それは気付かなくてごめんね?そっか、鈍感なのは私だったのかぁ…え!?他にも気付いてあげられてないこととか沢山有ったって事?」
先生は返答はせずに御託を並べている…それより返答だ私は先生の言葉次第で初恋が初めての失恋に変わってしまう
ノゾミ「で?どうなの!?先生!」
私は神を信じないタイプだがこの時ばかりは神でも何でも信じるから先生の返答が肯定の意味で有ることを祈るばかりだ…
先生「そうだねぇ…私は先生で有り、君は私の生徒だからなぁ…」
焦れったい、それがわざとなのか本当に悩んで言っているだけなのか…
ノゾミ「先生の生徒でも良いじゃん!私は先生が好きなの!この事実だけはどうやっても覆らないの!」
先生「ふふ、そっかぁじゃあノゾミが良ければ毎日膝枕して貰えるってことか!」
ノゾミ「へ?それってつまり…オッケーってこと?それとも膝枕だけの話?」
先生「ふふ、オッケーってこと!私はこんなに可愛い彼女とその可愛い彼女に膝枕をして貰えると言う特権が手に入ったらしいね!」
先生「と、言うことで本当に私で良いの?今なら変えることも出来るけど…もし良かったら肯定的な言葉を貰えると嬉しいな…」
変えるはずもない、先生しか考えられない、だってそれが私のノゾミなのだから…
ノゾミ「うん!だから、末永く宜しく…先生!」
先生「こちらこそ、末永く宜しくね?」
こうして私達は付き合った…でもこの話は秘密、だって先生の立場が危なくなっちゃうから…本当はこれでもかって位自慢したい、でも大切な人の為なら我慢出来る。明かすのは18歳、ちゃんとした年齢になってから…その時は先生と一緒に報告したい。
1,HAPPYEnd 私が望んだ結末