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目黒side
『ねえ、誕生日何がほしい?』「えー…何が良いかな」
彼女からストレートにそう聞かれた。難しいな、誕生日プレゼントをねだるなんて子どもの頃にもした覚えがあまり無い。もういっそのこと、用意できないようなものを頼んだ方が良いんだろうか。その方がお金も気も使わせなくて済むしなあ。それが俺なりの遠慮というか、断り文句だと思ってこう言った
『…思い付かない?』
「…いや、1個だけなら」
『お。教えて?』
「ランジェリー」
『…?ら、…ん、?え、ごめん聞き間違えたかm』
「ランジェリーがいいかな」
『ランジェ…?!』
なんとも変態くさい回答だけど、仕方があるまい。俺はそんなもの着ないし、彼に着てと言っても恥ずかしがるだろうし。結構似合うと思うんだけどなあ…じゃなくて。値段的に手は届くけど、倫理的に買うわけにはいかないであろうこの代物。さあこのとんでもないお願いをどうやって回避する?
『…わぁ、、目黒ってこういう…こういう趣味なんだ、』
とかなんとか言いながら彼は自室に戻っていった。…ちょっと、引かれたかも。まあでも言ってしまったものは仕方がない。それに、俺は当日一緒に過ごして、おめでとうって言って貰えるのが一番嬉しいから。結果的にそこに繋がるなら経緯はどうだっていい。とかなんとか思っていたのに
「…嘘でしょ」
『…ほんとですけど』
誕生日当日、彼は派手に仕掛けてきた
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『「かんぱーい」』
彼の作ってくれた夕飯を二人で食べて、ケーキまでいただいて。その日の夕飯はどんな高級店の料理よりも美味しいと思った。とても幸せだった。彼はご飯に合うワインも用意してくれて、それを飲んでいるうちに少し酔ってしまって。冗談で聞いた、つもりだった
「そういえばアレ、買ってくれた?」
『…プレゼントは買ったけど』
「えっ、買ってくれたの?」
『そりゃ買うでしょ。年に1回しかない誕生日、形に残るものほしくない?』
そんな言葉と共に渡された小さな箱。手のひらに収まるサイズのそれを見て、イヤフォンかな、とかわんちゃん指輪?とか色々考えた。物はいらない、と思っていたけれどやっぱり貰えると凄く嬉しい。わくわくしながら開けると、そこに見えたのは1枚のタグだった
「…ん、?紙?」
『見てみて』
見たことの無いブランド名に、馴染みのないサイズ表記。まさかと思い彼の方を見ると、悪戯な笑みを浮かべて此方を見ていた。その彼は徐に手を首元へ持っていって、ぐい、と着ている服の襟元を引っ張る
「…嘘でしょ」
『…ほんとですけど』
「なんてことしてくれてんの…」
『だって、これが見たかったんでしょ?』
チラリと覗いたのはおそらく女性ものの下着の紐の部分。レースがあしらわれた黒い肩紐が見えている。若干痩せ型の自分と比べるとふくよかな彼の肩には、その下着は少し小さいようで窮屈そうに肌に食い込んでいた
『でもこれちょっとキツいんだよね』
「それが良いんじゃん」
『こら、まだごちそうさま言ってないでしょ』
「言ったら喰っていいの?」
『…どうでしょう』
欲望に打ち負かされて彼の方へ手を伸ばすと軽くはたかれた。確かに全部食べ終わってはいるけれど、挨拶してないから食事中になっちゃうのか。流石に食べてる途中だったらそんなことはしないけど、俺の目の前には空っぽの器ばかり。すぐさま手を合わせた
「ごちそうさまでした。すごく美味しかった」
『お粗末様でした。それは良かった』
「…いい?」
『寝室、連れてってくれるならね』
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寝室に移動して、何時ものように彼の服を脱がそうとすると止められた。
自分で脱ぎたいらしい。
彼の意向に沿って手を離すと、すぐに彼の柔らかい肌が露になる。
が、いつもとは少し違って、フリルがヒラヒラとそこで揺らめいていた。
黒基調の、所々ポイントで赤が散りばめられているランジェリーは写真で見るよりも数倍妖艶だった。
いや多分着ている人がその効果を加速させているんだろうけど。
『…そんな見られると恥ずかしいんですけど』
「いや見るでしょ、見ないと損ですよこれは」
『その顔で平然と変態発言しないで?』
「これを自主的に買って着た人に変態とか言われたくないんだけど」
『それは違うじゃん』
何か言いたげな顔に気付かないフリをしながら彼のズボンの縁に手をかけると、また『ちょっと変態、こらやめなさい』なんて怒られた。
大して抵抗もしてないくせにやめろなんて、口ばっかりの人だなあ。
そんなことを思いつつ勝手に脱がすと、上と同じ材質の下着を履いていた。
恥ずかしそうに足を閉じる仕草が可愛らしい
「やっぱ女性ものは舘さんには小さいね」
『一番大きいサイズの筈なのに…恥ずかしい限りですよ』
「大丈夫だよ、似合ってるから」
レース素材の薄い下着を押し上げる彼のものの先端を軽く指先で叩くと、それだけで甘い声が上がった。
指先に付着した少し粘り気のある液体を舐めとって、そのままその指にローションをたっぷりとつける。
十分滑りがよくなったのを確認してから、下着をズラして孔に指を差し入れた。
「…あれ。柔いね、自分でした?」
『ん、?…ぁ、、まあ…風呂で、ちょっとだけ、』
「ふーん…ちょっとだけ、で2本も入るんだ」
『…違うし』
「じゃあ何、俺とえっちしすぎて普段からこんなゆるゆるになっちゃってるの?」
『それも違う、』
真相は本人にしか分からないけど、こうなることを予想して用意していてくれたのはほんとなんだろうな。
可愛いなんて口に出したら多分ひっぱたかれるから、代わりに不敵な笑みを浮かべて指を奥へと進めていく。
柔らかい肉壁が俺の手で開かれて、卑猥な音を立てていた。
「まあ何でもいいんだけどさ。直ぐ入りそうだね」
『入れればいいじゃん』
「んーでもまだ解しきれてないし」
『いいから』
「よくない」
『風呂でしたって言ったじゃん、!』
「でもちょっとだけでしょ?」
どうしても強請らせたくて、にやつきながらそう問いかけると悔しそうに唇を少し噛んでいた。
言い訳を考えている子供みたいで可愛い。
結局何も思い付かなかったみたいで、観念したように口を開いた。
ちょっとだけ声が震えている。
『…ちゃんと、解したから。入れて、』
「ふは、可愛い。今日は何の気分?」
『んー…俺が上乗る。主導権握りたい』
「ん、一人で出来る?」
『流石に出来ますー、じゃあ失礼しますよと』
くるりと反転して今度は俺が下、彼が上。
俺のズボンを脱がせて下着もその辺に放って、既に立ち上がったそれを躊躇なく彼自身の孔に近付けた。
慣らすように先端だけが軽く抜き差しされて、焦らされているみたいで。
まあでもたまにはやりたいようにやらせてあげようかと手を出すのはやめた。
『っ…いけるかな、』
「無理そうなら手伝うけど」
『んや、頑張る、から。…ふぅ、…っ、ぅ…♡』
ランジェリーの裾のせいで結合部がどうなってんだかさっぱりわからない。
舘さんの腰が落ちていってるのと、ものが段々暖かい何かに包まれていってる感覚があるから多分入ってるんだろうけど。
俺の上で快楽やら恥じらいやらに負けじと奮闘する彼を眺めながら緩く口角を上げた。
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全部入ってから体感5分。舘さんは早くも音を上げていた。
『も、もぉ無理…♡』
「ねぇまだ俺イッてないんだけど笑」
『でも…』
「今日はもうやめとく?」
いつもと違うセックスに興奮したのか、スパンがめちゃくちゃ早かった。
見てる俺じゃなくて着てる相手の方が昂るなんて思ってもなかったな。
もう元気がなくなった彼のそれを片手で優しく撫でるとびくりと肩を震わせて、止めようと手を伸ばしてきた。
『出るもんないから多分勃たないよ、』
「かなぁと思った。無理させたくないし今日は終わろ、ね?」
『…ごめん』
しょぼくれた顔をしたままものを抜いて、俺の上から退いた彼は何を思ったのか俺を起き上がらせた。
一緒に風呂入ろう、とかかなあなんて思いつつ彼を見つめているとベッドに座れと言われた。
椅子みたいに座ったら俺の膝の間に舘さんがペタンと座り込む。
なんかこの位置取りって…
『口でしてもいい?』
「…だめ」
『なんでよ』
「いや綺麗なもんじゃないし、舘さん苦しいの嫌いじゃん」
『…どっちも目黒だからいいの。だからさ、やらせて』
引き下がる気なんかさらさらないようで、俺のものが彼の手に包み込まれる。
そのまま否応なしに上下に動かし始めると、勝手に透明な液体がじわじわ溢れてくる。
チラリと彼の顔を見るとだいぶやる気になってるみたいで、目が合った瞬間微笑まれた。くそー、可愛いな。
「…ほんとに咥えるの?」
『もちろん、初めてだから上手く出来る保証はないけどね』
「苦しかったらすぐ辞めていいからね」
『ん、まあとりあえずやってみる』
暫く無言になったかと思うと、意を決したように口を開いた。
彼の舌を伝って唾液が俺の屹立の先端に落ちて、それを追うように彼の口がそれを咥える。
先端が暖かくて柔らかいものに包み込まれた直後、ぎこちなく舌が動き始めた。
『ん、…っん、ふ…♡っ、ん…』
「…っふは、かわいー、♡」
『ん”、?ん~……ぅうあぃ、』
「可愛いって言われるの嫌なの、笑」
『ん…っはぁ、年下に言われるのはね、』
「…でも俺、可愛いなんて好きな人にしか言わないよ」
『…それ先に言ってよ』
また口に含んだかと思うとさっきよりかなり奥の方まで咥え込んだ。
謎にコツを掴むのが早くてもう歯が当たる気配はないし、ちょっとずつ気持ちいい気もしてきてる。
何より時折苦しそうに声を漏らしながら、涙目で此方を見てくるのが堪らない。
物凄い加虐心を煽られてる気がして、これに耐える方が難しいかも。
「…っやば、ぁ、」
『こぇ…、?』
「そ、れ…やめて、」
『ぁんえ、』
「すぐイきそうだから、口ん中出しちゃまずいでしょ」
『ふーん…』
喋ることで振動が来る上に、予測不能な舌の動きに翻弄される。
口の中からの快楽でぐちゃぐちゃにしてやりたい気持ちと大事にしたい気持ちがせめぎあって、自分自身がどうしたいのかさえよくわからない。
早く出せと言わんばかりに先端を吸われると勝手に腰は浮きそうになるし。
「…ぅ”、だてさ、」
『いーよ、らひへ』
「い…や、だめでしょ、」
『んー…』
「ちょ、ほんとに離して…っ、ぁ、」
『ぉあ、っ、?!』
全く離す気のない彼と、口の中では出したくない俺。
格闘した結果、引き抜くことには成功したものの、半分くらい彼の顔にかけてしまった。大失態。
口の中で出すよりやばいことしちゃったんじゃないかこれ。
俺がモタモタしている間に、頬についたねばい液体を親指で拭ったかと思うと見せつけるように舐めてきた。
このやろう、こっちの気も知らないで…
『…にが、笑』
「舐めるからじゃん…てかごめん、めっちゃ顔に、」
『ほんとだよ、でもまあ…これはこれで。どう?』
何がどう?なのかと思って彼に視線をやると、今しがた舐め取った精液がまだ舌の上に残っていた。
べ、と舌を出して上目遣いで俺を見上げてる。
『”そういうやつ”でしか見ないような光景、恋人で見れて良かったでしょ』
「…確かに、それはそう。」
『次はもうちょっと上手く出来るといいな』
「次があるの?!」