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#学園
要 九十九
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月白
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第5話 〜配信者 赤(𝓡𝓮𝓭 𝓒𝓞𝓛𝓞𝓡)〜
「あ、はい。こちらです…」
と少しだけ緊張しながら体調診断の結果を渡す。
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ありがとうございます。と結果を見た試験官は言葉を飲んだ。
そしてすぐに口を開くと
「あ…水ノ川さんは研究対象になったのですね…。はい。承知致しました。」
と、紫怜には、ほんの少しだけ興奮が見えたように思えた。
常日頃から人の顔色ばかり見ているせいなのか。
とても希少なのだろうと紫怜は少しだけ考え、気づけば質問をしていた。
「あの…。研究対象ってそんなに珍しいものなんですか…?」
誰も分からないような質問を投げかけられた試験官は戸惑うしかない。
「あぁ…、えぇとかなり珍しいですよ。私も最初から担当してますが……、今日で2人目です。」
「来月まで開催しているので…。結構多くても5人くらい…いるんじゃないですかね。」
(あ、そんなに…)
と少しだけ関心した紫怜はもうひとつ質問を投げかけた。
「あ、じゃあ…他の人の名前が分かれば…教えてください。」
「あ…それも…原則で出来ないんですよ…。すいません」
少し空気が気まずくなる。が、この後もオーディションは続く。
特目の色も、念の為表示とあっているか試験官が再度確認してもらった。
他にも、なるための理由や特目について等の質問を終えた。
「えー、本日はオーディションを受けてくださりありがとうございます。結果は後日送られるのでしばらくお待ちください。」
「あ、ありがとうございました……」
オーディションを無事完了し、部屋を出る。
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「あぁ…めっちゃ疲れる……やっぱり人と話さない方がいいな……」
そう呟くと、オーディション完了を知らせようと受付に近いた時。
「すいませーん.ᐟ」と、高い声が通る。
「あの〜♩私の前職配信者なんですけどー、そっちを副業って出来ますかね?それとも引退する感じ〜?」
担当している受付の男性は完全に「?」の顔で固まっている。
それを見た、紫怜もあんなぶりっ子には少し引いた。
少し様子を眺めていると、奥からベテランらしき人女性と入れ変わった。
「えー、副業はOKですが…、受かった場合、ライブと会議は必ず参加してくださいね。お願いします。」
と普通に返され、そのぶりっ子も少し表情がギラついた。
紫怜は
「そりゃあんなぶりっ子に騙されないよな…。」
と誰にも聞こえない声で呟いた。
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そのまま、ぶりっ子を無視してその隣の受付に行き、オーディション完了の知らせをだそうとした時。
「あ〜♩目紫の子だ〜.ᐟあの子あれでしょ?研究対象になったんでしょ〜笑?」
(…!!!)
「ちょっと、蝶野(ちょうの)さん…。それは言ってはならないんですよ?わかってますか?蝶野さ…、花夏(かな)さん!」
受付の人も焦りと怒りが混ざりながら注意はしてくれた、でも蝶野花夏(ちょうの かな)に指を指されてかなり焦りを隠せなかった。
(え…は?いやいやいや。なんで知ってるの!?)(原則で言えないんでしょ!?じゃあ…)
「なんで知ってるの💢」
気づいたら声に出していた。だが蝶野はケロッとして
「え〜?笑 だって紫ちゃんが『研究対象です』って言われてる時私後ろで座ってたもん〜🥺 聞こえるもの聞いちゃダメ〜?」
そんな風に返して来た。でも、他のオーディションを受けた人も後ろに来ており迷惑している。
紫怜は諦めて他の人に受付を譲った。
「ん〜?もう言っちゃうのか〜。私の配信と合格の応援よろね〜♪」
(誰がするんだか……)
とその場からスルリと出ていった。
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オーディション会場から出ると、どっしりと何か重いものを感じた。
「…疲れたぁ……」
そう呟くと上を向き、少し日が傾いてきた明るい空をカラスが横切って行った。
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後日、オーディションの開催期間が終了し、集計の発表がされる。
コメント
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第5話読み終わったよ〜!!🌸✨ オーディション会場の緊張感とか、紫怜ちゃんの「人と話さない方がいいな…」って呟きにめっちゃ共感しちゃった😭💕 研究対象って言われてるのを後ろで聞いてた蝶野花夏さんのぶりっ子キャラ、めっちゃムカつくけどリアルだね…!「なんで知ってるの💢」って声に出しちゃう紫怜ちゃんの心情、すごく伝わってきたよ🔥 次回、合格発表どうなるのか気になりすぎる〜!!