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ゆきりん
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サメ🦈
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物心付いた頃には両親はもう居いなくて、紛争の続くスラム街で育ってきた。それで、5歳の時に、その時が来た。来てしまった。
知らない大人が近付いてきて、抵抗する間もなく攫われた。 何かの呪文と御国の為だという言葉を最後に、訳も分からず私の意識は途絶えた。
それからは地獄だった。御国のために戦え。戦うために訓練しろ。弱音を吐くな。そんな言葉が鼓膜に浸透していっては上官を睨む日々。時々、「こんなのおかしい!」とか、「なんでこんな事するの! 」とか。そんな事を言う奴が見せしめに殺される日々。幼いながらに死んだあとじゃなくとも地獄があることを知った。
「…おやすみなさい。」
誰も、聞いてくれない。返してくれない。そんな言葉を呟いて、訓練後の痛む心身を少しの休息に浸らせる日々。
「 ぁ゙あ゙あ゙あ゙!! ごめんなさぃ゙ぃっ!」
朝一番に聞こえるのは少女の叫び声。日常なんだ。この汚く助けを求める叫び声も、それを冷たく罰する奴等も、罰が行き過ぎてできた死体も。あぁ、なんて。なんて、
「最高な地獄なんだろうね。」
今私はまだほんの6歳の少女とは思えないような酷い笑顔なんだろう。鏡を見なくても分かる。だっていつも同じような表情を作っているから。この地獄の中で、諦めたような希望を求めるような、泣いているような、怒っているような、自分を嘲笑うような。よく分からない感情の笑顔。
少年少女が何十人か押し込まれた部屋の、冷たく硬い床の上から立ち上がる。そして誰かの悲鳴で起きた子供達と共にまだ起きていない子供達を起こす。
全体の集合時間は4時半。今は4時だ。ほら、起きて。と、優しく周りに眠っている子を起こす。 ある者は申し訳ありません! と言いながら。ある者は軽く過呼吸になって。皆勢いよく飛び起きる。地獄のような起床の仕方だ。まぁ無理もない。集合時間を1秒でも遅れれば鞭を打たれ、暴言を吐かれ。見せしめに殺されることもあれば、訓練だと言い私達に殺させる事もある。
そうして全員が起きて、制服に着替え、武器を持って集合場所に向かった。
コメント
6件
このキャラはだれなんだぁああい?