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雪花病という奇病の表現が出てきます。
注意 あまり調べられなかったので、
私の思い違い等があるかもしれません。
💙💛表現あり
それではどうぞお楽しみください。
♯2 雪花病
r. 「ちょ、待ってよ。」
滉斗はその言葉を無視して
ドアを勢いよく閉めて出て行ってしまった
r. 「そんなに怒らなくてもいいのにッ」(泣)
僕は少し悪戯程度のつもりでやったのに
結局、別れることになっちゃうなんて
いわゆる喧嘩別れだ。
r. 「あっ、これ可愛い!ねぇ滉斗…」
r. 「そっか、別れたんだった。」
r. 「ん~、あんな奴ほっとこ…」
僕が悪いのに意地になって、
ごめんなさいが言えない。
それが、僕の悪いとこ
いつもいた人が居ないとこんなにも
寂しいもの なのかと初めて実感する
r. 「ふ~、」
r. 「あれ?なんか、寒い」
r. 「秋だから?まあいいや」
秋と言っても、9月の初め。
地球環境壊れてるもんなぁ。
そんなことを思いながら、
1枚、カーディガンを羽織る
少しはマシになったかな?
r. 「いやいや、寒すぎない?」
r. 「今気温、23℃だよ?」
r. 「おかしくない?」
僕がどうかしてしまったのではないかと、
心配になるレベルの寒気に驚きが隠せない
r. 「はぁ、滉斗に会いたい。」
そう思うと、より一層寒さが増した
m. 「涼ちゃん?」
メンバーの元貴が心配そうに
僕の顔を 覗いてくる
r. 「ん?どうしたの…」
m. 「いや、めっちゃ振るえてるけど、
大丈夫?」
r. 「あ、 」
そういえば、寒気が止まらない
r. 「全然大丈夫、気にしないで」
m. 「そう?でも、無理はしないでね?」
r. 「わかってますよ~」
心配されなように冗談ぽく返してみる。
でも、元貴の言葉で、
少し温かくなったような気がした。
r. 「やばい、」
震えが止まらない。
メンバーには少し休むと伝えて
暖房器具を付け、布団に包まる。
それでも、寒気は止まらない
寒さで手が悴む
そんな時に、インターホンがなった
r. 「誰だろう?」
ここから、一歩も動きたくなかったが、
それを我慢して、ドアの方へ向かう
r. 「え、」
インターホンを鳴らしたのは、滉斗だった
滉斗は、合鍵を使って入ってきた
h. 「あれ、いるじゃん」
r. 「なんで、」
h. 「風邪かなと思ってお見舞いに来たけど」
僕の姿を見て、何かを察したのか
ギュッと抱きしめてきた
r. 「わっ」
h. 「やっぱり」
やっぱり?
やっぱりって何だ?
h. 「涼ちゃん俺と別れたって思ってた? 」
r. 「は?…」
何を言っているんだ?
出ていったのはそっちじゃん。
2人ともしばらく無言になる
すると滉斗が
h. 「ごめんね、涼ちゃん」
r. 「…」
h. 「寂しい思いさせたよな。ほんとごめん」
その言葉に涙が出る
r. 「僕の方こそッごめんなさい…」
r. 「僕が、悪戯しなければ…」
そんな僕を強く、優しく抱きしめてくれる滉斗
h. 「涼ちゃん。愛してる」
r. 「ッ…!?」
僕、愛されてたんだ。嫌われてなかった
そう思うと、僕の身体が段々と
温かくなっていく
h. 「ふふ、体温戻った」
何か、知っていそうな事を言う滉斗。
r. 「え?なになに?どういう事!?」
動揺を隠せない僕。
h. 「どういう事だろうね?」(笑)
曖昧な返し
r. 「もぉ~教えてよ!」
なんだか、付き合っていた頃に
戻ったみたいで嬉しいさが勝って
つい、口角が上がってしまう
h. 「なんだか嬉しそうですね」
r. 「からかってないで、教えてよぉ」
僕のいつもの日常が戻ってきたのであった。
最後までお読み頂きありがとうございました!
若井さんの話によると、涼ちゃんの勘違いっていうオチですねぇ??
勘違いで、病気にかかっちゃう涼ちゃん笑
それじゃ またね